梅雨入り前の晴れ間の土曜日(6/1)に小山田の里山を巡って来ました。
久し振りにトバ谷戸から入りました。
南多摩斎場奥の道からトバ谷戸に下ります。昨年の9月以来です。立看に倒木があるので車両の通り抜けは不可と書かれています。
細い道を進み、里山ワールドが開ける直前にその倒木がありました。太さは50~60cmで多分、ナラ枯れのクヌギだと思います。これだけ太い倒木に遭遇したのは初めてですが、処理も大型車両などが入れない所なので大変ですね。
里山ワールドです。
下ってきて小さな田圃に来ました。今年はもう稲作は止めたのかと思いましたが、傍に苗がありました。
トバ谷戸を抜けます。
「上小山田みつやせせらぎ公園」の調整池の上流部分にある池です。少し見難いですがカルガモが見えます。
ノカンゾウが咲いていました。
賑やかな声がしたので寄ってみましたが、小山田小学校で運動会が行われていました。もう少し先に小山田南小学校に統合される各学年1クラス程度の学校で、少し寂しい運動会かと思ったのですが、校庭がコンパクトなのと父兄が大勢いたので賑やかな運動会で少し感動しました。
熱中症対策か児童たちはテントの下が席になっているようです。
小学校の全景です。画面左に子供たちのテントが見えます。
クリの花があちこちで咲いていました。
大泉寺バス停傍の架け替えられた橋にも久し振りに来ましたが雰囲気が変わっていました。
傍の会社が広がり、ウッドデッキの従業員用休憩スペース?などが出来ていました。
大泉寺に来ました。
ここも久し振りなので入ってみました。
山門です。やはり大泉寺には変化がないようです。
アサザ池方面に向かいます。昨年、アジサイと一緒に咲いていたリョウビですが、まだ少し早かったです。
ベニガクアジサイが咲き始めていました。
アサザ池手前の田圃での田植えをしていました。
同じくです。
こちらは田植えが終わっています。
アサザ池に来ました。
まだアサザは咲いていないようです。
奥への道です。
アサザ池の奥、梅木窪の泉近くの木道です。やなぎ谷という場所のようです。
木道の奥にあるハンゲショウ。まだ花穂が少し出ただけで当然、葉も白くなっていません。
その奥のゴルフ場です。
アサザ池方面に戻ります。
こちらはトンボ池です。水生生物の調査が行われていました。数年前にも見たことがあります。
ここの木道沿いのクワの実です。
トンボ池から上に上がった所にあるアジサイの仲間のノリウツギも開花はまだまだです。
ノリウツギの傍にこんなものがありました。
調べたら、小山田緑地のHPのお知らせに雑木林セルフウォーキングと出ていました。キーワードを集めると記念品をもらえるようです。
ここは、「⓹的場(大久保分園)」です。
前の写真の立て札から50mほど離れた所にある石碑。ツバキの木の下にありますが、「小山田城主的場」と書かれています。
気持ちよさそうにゴルフをしていました。
ガスタンクそばの山中分園の見晴らし台でも倒木処理がされていました。
見晴らし台からの眺めですが、今の時期は富士山は望めません。
小田急唐木田車庫南側の交差点改良工事ですが、漸く「よこやまの道」から迂回せずに交差点へ出られるようになっていました。
小山田側の下で工事をしているようで片側通行でした。
それ以外は交差点改良工事は大体終わりに近づいたようです。
ガクアジサイは咲いていました。
大妻女子大南側の遊歩道?です。
そこのガクアジサイです。
「せせらぎ緑道」の水の流れです。ノムラモミジかの赤い若葉が水に映っていました。
梅雨入り前の一巡りですが、暫く行かないと色々変わっています。
トレイルF
秀麗富嶽十二景の奈良倉山(1349m)に富士山を見に行きました。
鶴峠~奈良倉山~鶴寝山~小菅の湯というルートです。このコースは逆回りになりますが、私も2回参加したことがある多摩川源流トレイルラン大会のコースと重なります。トレイルラン大会では鶴峠から更に三頭山の中腹まで登り返し、左折して下って小菅の湯に戻るコース(約24km、制限時間4時間半)です。
ガーミンのログです。奈良倉山は右下の角の部分になります。
上野原駅です。目的地の鶴峠に向かうバスは土、休日のみのバスで、9:15発です。
鶴峠に着きました。長いですね、1時間10分掛かりました。画面奥に上って行きます。
鶴峠を9:30に出発しました。始めは杉林です。
程なく新緑の広葉樹の森になりました。
1時間ほどで奈良倉山に着きました。大菩薩嶺と同じく山頂感はありません。
秀麗富嶽十二景 五番山頂の奈良倉山(1349m)の山頂標識です。トレイルラン大会ではこの山頂標識の記憶がないのでその際は少し巻いていたのかもしれません。
山頂標識の所では眺望はありませんが、直ぐ近くに富士山方面が見えるように伐採された場所があります。
富士山が見えて「よし!」という感じです。(マイルールで秀麗富嶽十二景の山は原則として富士山が見えないと登頂としない)
雲一つなく風もない快晴で富士山の美しい姿が眺められました。充分満足です。
奈良倉山から鶴寝山方面は林道とトレイル両方ありますが、林道の方が木々の間から富士山が見えるので、こちらを選びました。2人程トレイルランナーにも出会いました。
途中にあるトラックの廃車です。トレイル脇にあるかと思ったのですが、少し丘を上った所にありました。踏み跡らしきものがあったので迷わず行けました。
時間が経ったせいか、何となく周囲に馴染んでいます。
明るい林道を進みます。
爽やかな風も吹いて新緑が気持ち良いです。
松姫峠です。
松姫峠からの富士山です。
カラマツ越しの富士山です。
ハッキリした鶴寝山への分岐。気が付かないで直進して巻き道に行ってしまいました。緑内障の影響かもしれません。
鶴寝山です。人が見えて山頂であることが分かりましたが、ここも山頂感はありません。
11:50に鶴寝山(1368m)山頂に到着です。
2018年9月の多摩川源流トレイルラン大会時に鶴寝山を通過した際の写真です。
ここは「関東の富士見百景」(大月市北部からの富士山)となっています。
意外でしたが、奈良倉山よりこちらの方が開けています。
少しアップしました。
更に拡大しました。昼になっても今日は富士山に雲はありません。富士山が山の向こうでスッと立ち上がる姿が良いですね。
ただ、奈良倉山からの方が手前の山々が重なっているので雰囲気は良いと思います。
この辺は平坦に近く、トレイルがよく分かりません。
鶴寝山からは早く小菅の湯に行きたいと、トチノキの巨木コースを下りました。また、この辺からは入浴とビールの時間を稼ぎたいと少し走りました。
トチノキの巨木です。大きさを比較できるものがないですが、直径3m位ありそうです。右奥にトレイルが伸びています。
巨木を見上げたところです。
多摩川源流トレランコースの案内があちこちにありました。
よくわからない写真ですが、左上から右下に伸びる大マテイ山から下るトレイルに、画面やや左下から私が来たトレイルが合流する点です。
渓流沿いの新緑の中を下って行きます。
渓流に架かる橋です。
流れをスローシャッターで撮りました。
小菅村文化財 村指定「天然記念物」だそうです。
この二つの図がよく分からなかった(この鳥は小菅村のシンボルマーク?)のですが、80m先の近くなので渓流に下りて行ってみました。現物を見てこの図は理解できました。
これが村指定「天然記念物」の巨木です。
樹皮からトリモチが取れるヤマグルマ(モチノキ)です。
しかし、びっくりしたのはこの近くでヘビに遭遇したことです。お互いにびっくりしましたが、ウネウネと直径3cm位で黒っぽくて赤い筋が入っていたヘビで直ぐに隠れました。あとで調べてみましたがよく分かりませんでした。
少し走ったせいもあって13時半前(鶴寝山から1時間半弱)に小菅の湯に到着しました。バスの時刻には2時間程あるので、久々に温泉とビールにありつけます。
風呂上がりのビールは最高です。
絶好の天気の中で新緑に映える美しい富士山の姿を眺めることが出来ました。
トレイルF
昨日(5/3)、大平公園で行ったBBQのもようです。爽やかな風が吹く5月の空の下、参加者は9名でした。
ビールを上手くするために巡るコースは、今年は南大沢駅方面に向かい、駅を過ぎて都立大構内を少し散策して南大沢駅前へ戻り飲食材購入というルートにしました。
10時過ぎ、大平公園を「ひねもす亭」経由で出発しました。
駅前の中郷公園に入ります。
南大沢駅周辺では飲食ブースなどが出ていました。
都立大キャンパスの中の富士山が見えるポイントです。
教室棟前の池ですが、この冬には水が抜かれて整備されていました。このためスイレンはかなり減っていました。
5月らしい緑尽くしの光景です。
帰りは遊歩道を通り駅に戻りました。
12時過ぎに大平公園に着いたところで、ちょっとハプニングが発生しましたが、14時半頃には解決しました。いい運動になりました。
お疲れさまでした!
生憎、炭が燃えてしまったのでBBQはお預けとなりましたが、結構食べ物はありました。
五月晴れの良い天気でした。
今後はハプニングの経験をJC活動に生かしてゆきましょう。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
トレイルF
桜が終わり、新緑の季節になったので、毎年のように訪れている神明谷戸など新緑の里山を巡ってみました。
家の近くで信号待ちしている時、見かけた白いツツジ。数日で満開でしょう。
見上げた空に赤いハナミズキの花が一つ。
新しい葉が展開した新緑のクスノキ。
ヒトツバタゴの花が咲いていました。
少しアップした写真です。
里山までの時間を節約するため、始めは歩道が広くなった尾根幹線を進みます。
尾根幹線で、最近話題になっているデータセンター(以下DC)を建設していました。現在、唐木田地区の尾根幹沿いはちょっとしたDC銀座です。DCはセキュリティの関係か正確な場所は公表していませんが、ここのすぐ近くで2018年に完成間近の火災で5名の方が亡くなられた建物(2020年?完成)もDCとのことです。
そもそも何故ここに集中するかですが、基本的な地盤が強い、比較的安価で広い土地がある、電力の幹線があるといった条件に当てはまる土地は他にもあります。ここは鉄道の駅から歩けるのも特長ですが関係ないでしょう。この地区には開発当初から証券や銀行のDCがあったので「類は友を呼ぶ」ということではないかと言われています。ただ、もう適地はあまり残っていないと思います。
多摩丘陵病院の前を通ります。
今日は東谷戸から入りましたが、その入口でタケノコを売っていました。
東谷戸に入りました。
少し進むと見える1本の木。ヤマザクラの木です。
奥に進むとトレイルはダブルからシングルトラックに変わります。
トレイルを上って行くと突然目の前に伸びたタケノコが現れました。
谷戸の奥を上りきると耕作地です。
突き当りが奈良ばい谷戸の入口から来る道です。
小野路城跡の所に来ました。
傍にある小町井戸です。前日が雨降りだったせいか水の流れは多かったです。
案内表示です。
小野路城跡です。
ここから尾根伝いに神明谷戸に下りて行きます。
お目当ての神明谷戸に下りてきました。
溜池など相変わらず雰囲気の良い所です。
別の角度から。
溜池の奥を見ています。ここの田圃はもう使っていないです。
新緑に包まれています。ここで昨年に引き続き幼稚園の遠足に出会いました。この時期に何度か遭遇しています。確か自宅近くの園だったような。
尾根を越えて隣の五反田谷戸に出て来ました。田んぼの畔を修復していました。
もう少し先に進んだ所から谷戸の入口側を見ています。
溜池と傍のヤマザクラ。今年は開花時には来ませんでした。
五反田谷戸と白山谷戸の間の長尾根を下ります。
前日が雨で長尾根の登り口がぬかるんでいる可能性が高かったので、途中で白山谷戸に下りました。
下りた所から谷戸の入口方面を見たところです。
こちらはこれから向かう谷戸の奥側を見たところです。
谷戸の奥へ向かって進みます。
谷戸の奥にあるエノキです。しっかり張った根と大きな樹冠を作っている枝がこの木の存在感を高めています。
一部をアップしました。
長尾根に戻り、上がって行きます。
トレイル沿いにある「こうせん塚」の表示です。
「こうせん塚」です。小さな祠があります。
長尾根をまた行きます。
ヤマツツジです。
小野路城跡に戻ってきました。
ヤマツツジです。
奈良ばい谷戸を下って行きます。
小山田緑地サービスセンターにあった鯉のぼりです。
分園のトンボ池です。
新緑の中の木道です。
シャクナゲです。
新緑の中で咲くシャクナゲです。
麦畑がきれいでした。
長池公園のキンランです。
同じく花を拡大しました。
長池公園のトレイル脇で咲くヤマツツジです。
こちらは、鶴見川の「源流の泉」ですが全く変わりません。パイプで囲まれたまま10年間くらい経つのでは?何とかして欲しいですね。
道路を越えて、田中谷戸の南の谷(芦田谷戸)へ向かいます。
奥に向かいます。但し、現在この谷戸は行き止まりです。
かつて「小山田三つ葉」の栽培で使った室を再利用でしょうか?手前のカゴには里芋が入っていました。
谷戸の奥から振り返っています。
同じくですが、青空だったらもっと新緑が美しかったでしょう。
「源流の泉」の方に戻ってきました。「やまつつじの里」です。まだ最盛期ではありません。
ツツジの上側にキンランがいくつか咲いていました。
ちょっとした群生です。
ヤマツツジと小さな溜池です。
山の中にあうヤマツツジです。
スミレですが種類は分かりません。
「よこやまの道」の自動車学校南側の見晴らし台から下りて来る道ですが、ここでもDCセンターの工事が始まりました。
今は虫などもまだあまりいませんし、里山が一番美しい時期ですので楽しいですね。
トレイルF
今年は桜(ソメイヨシノ)の開花が大分遅れましたが、遅咲き桜はそうでもなく、ソメイヨシノの後程なく咲いてしまいました。
既に季節はハナミズキに移ってきてますので、遅くならない内に、ここで遅咲き桜のようすをまとめておきます。
4/17と4/20撮影の2日分だけなので、例年より回った所は少ないです。また同じ桜が何度も出てきますし、例によって桜以外の写真もいくつか出てきます。
ウコンですが、咲いて間もない花なので全体が淡黄色に見えます。
こちらは開花して少し時間が経った花なので、中心部が赤くなっています。
コウカです。カーネーションのようです。
キンランが咲いていました。
ウワミズザクラです。これから開花という感じですが、今はもう咲いていると思います。
ヤマブキがきれいに咲いていました。
長池公園の長池も新緑に包まれ始めました。
エビネですが、一部ほころび始めていました。
モミジの若葉です。
フデリンドウも咲いていました。
カスミザクラだと思います。
花のアップです。
カンザンです。
ショウゲツです。
その花のアップです。
開花から時間が経ち赤くなったウコンです。
ギョイコウです。ウコンに似ていますが、こちらは開花から時間が経つと赤い筋が目立ってきます。
フゲンゾウです。
箸休めの赤いツツジの画像です。
これもフゲンゾウです。
ここから4/20撮影分です。
長池公園の築池ですが新緑に囲まれてきました。
園路も新緑になってきました。
尾根緑道の種入の入口付近です。カンザン、フゲンゾウ、スルガダイニオイがありますが、全て満開に近かったです。
遅咲き桜では少数派の一重咲きのスルガダイニオイです。オオシマザクラより匂いが強いですね。甘い香りではなくヒノキや石鹸(笑)のような清涼感のある香りです。
カンザンとスルガダイニオイです。
エド(江戸)です。何本かありますが、今までヨウキヒだと思っていましたが、名札が新しくなり、エドと表示されていました。
こちらがヨウキヒで、先程のエドの傍にありますが、区別が付きません。
新しく植栽されたギョイコウです。
花のアップです。
こちらも新しく植栽された、開花から時間が経って赤くなったウコンです。
元々黄色いウコンであることが分かる花のアップです。
ショウゲツです。
少し拡大した花です。
毎年、見に行っている小山田緑地そばのカンザン。
今年も見事な花付きです。畑仕事をしていた方が樹齢75年とか言われてました。
「裏にも回って見てください。」とのことで裏側から見ました。光線は逆光気味ですが、大きい桜でした。
新緑の風景になったトンボ池です。
KDDI データセンター裏の白梅林そばでブルーベリーの花が咲いていました。
花を少し拡大しました。
タケノコです。食べるには少し伸びすぎでしょうか?
遅咲き桜と共にいろいろな花が咲き出しました。もう少しゆっくりでも良いのですが。
トレイルF
4/18の月例会のもようです。
東京百名山は日本ハイキング倶楽部が創立90周年を迎えた2023年に、その記念事業として選定したもので、今回はその内で東京23区内にある3座(愛宕山、箱根山、飛鳥山)を縦走しようとするものです。
天気は曇りでしたが、参加者は仕事などで都合が悪いメンバーが多く3名と寂しい状況でした。
コース図です。虎ノ門ヒルズ駅をスタートし、愛宕山~箱根山~飛鳥山(都電で学習院下~飛鳥山まで)と南から北へ向かうコースを取りました。
虎ノ門ヒルズ駅を9:30に出発しました。これは虎ノ門ヒルズステーションタワーから森タワー方向を見ているところです。
ヤッ君が空中を指していますが、ここに割合と有名な同じように空中を指している像があります。画面左の白いシャツを着た男性の左側の黒い像で、右上を指しています。
森タワーからステーションタワーを見ています。
5分程で最初の愛宕神社(愛宕山)に来ました。
徳川家光時代に曲垣平九郎が馬で駆け上がった有名な「出世の階段」です。
2013年にJC月例会で来た際には、私はランナーだからだと頑張って駆け上がりましたが、今回は歩いて登っても大変でした。
今はこんな表示がされています。
上から見ても急なことが分かります。
境内は結構整備され立派になっていました。殆ど石畳にされていました。
目的の愛宕山の三角点です。天然の山としては23区内の最高峰(25.7m)です。江戸時代は江戸の町が一望できる名所でした。この三角点は石畳にはめ込まれたようになっていて気が付かず、神社の方に場所を訪ねました。
曲垣平九郎が将軍家光に手折って献上した梅(子孫?)です。
地続きに放送博物館があり、覗いてみようと思いましたが、開館前でした。
女坂を下りましたが、こちらも結構急でした。
愛宕神社からは日枝神社、ホテルニューオータニ、赤坂御所などの前を通り、四ツ谷駅前を左折して新宿通りに入りました。
四ツ谷3丁目辺りで車が多く騒々しい大通りから細い道に入り北上しました。
地下鉄の曙橋駅からは都道302号線を北西に進みました。ここは、途中にあった厳島神社抜弁天です。
11:45頃、千鳥足さんが箱根山に着いたと連絡がありました。こちらも多分12時には着けそうです。
地下鉄大江戸線に突き当たってからは一方通行の抜け道のような細い道路を北上し、突き当たると戸山公園の箱根山南口となりました。ここまで7km程あって特に前半は長く感じられました。
戸山公園は意外にアップダウンがありました。また、案内図などが少なく少しまごつきましたが箱根山が分かりました。左上です。
12時に箱根山に登頂しました。
しかし、山頂には千鳥足さんは見当たりません。連絡をして別の場所にも行ってみましたが会えず、再度連絡をするも辻褄が合わず、漸く全く別な場所にいることが判明しました。
漸く落ち合えて昼食となりました。
13時過ぎ、そろって箱根山に登頂しました。
標高44.6mの築山で、山手線内の最高峰です。
山頂は展望台になっていますが、周囲の桜が大きくて、新宿西口の高層ビル街も見えませんでした。
画面の中央ベンチの左に前の写真の標柱が見えます。
公園のサービスセンターで自己申告により登頂証明書を発行(無料)すると書かれています。
箱根山を下山します。ツツジがきれいでした。
陸軍戸山学校跡記念碑です。
サービスセンターで発行してもらった登頂証明書です。証明書自体は小さいですが、パンフレットと共にきれいな袋に入れていただきました。
学習院下からは都電に乗車しました。予想以上に運転本数が多く(6~7分間隔)、利用者も多かったです。
飛鳥山公園に来ました。公園の北西端近くにある山頂モニュメント(標高25.4m)の前で記念撮影です。3座登頂しました。
公共基準点だそうです。
この後、ヤッ君は用事があるということで別れ、15時過ぎから千鳥足さんと王子駅前で焼き肉を食べながら一杯やりました。
個人的には3座共に標高が低く、かつ都電乗車で楽をしてしまったせいか、残念ながらあまり達成感は感じなかったですね。
もっと大人数で皆喜んでくれたらなら話は別ですが。
トレイルF
前回の導水路巡りの続きということで、八ツ沢発電所導水路巡りに行ってきました。
八ツ沢発電所は駒橋発電所の5年後の明治45年に完成した日本で初めての大規模な電力需要に応じて水量を調整する調整池式発電所(最大出力42,000kw)で、建設当時は水力発電所として東洋一の規模を誇り、1世紀以上たった現在でも稼働しています。
また、この発電所関連施設では取水口~発電所水槽までが2005年に国の重要文化財に指定されています。
東京電力のニュースリリースでは
「今回、重要文化財に指定されたものは、取水口施設、隧道、水路橋(谷間などに水路を渡すための橋)、調整池をはじめとする合計20箇所の発電所関連施設と土地で、約14kmの範囲におよび、わが国の重要文化財の中で最大規模となります。
重要文化財の指定にあたっては、明治後期の水力発電所建設の黎明期における大規模な水力発電所関連施設が水系全体として残っていることに加え、当時の鉄筋コンクリート構造の水路橋としては国内最大級の径間(橋脚の間隔)を実現した第1号水路橋や、ダムの高さとしては国内最大であった大野調整池堰堤など、複数の構造物に高度な土木建設技術が発揮されていることなどが評価されました。」
八ツ沢発電所の導水路は今までの導水路より長い(2個分以上)のはなぜだろうか?調整池を作るためか?と思いましたが、地形図を見ると桂川が大月から中央本線沿いに向きを変えると傾斜が緩やかになり、そもそも100m程度の落差を得るには四方津辺りより先(東京寄り)にする必要があることが分かりました。また、桂川の右岸で取水したのになぜ猿橋の水路橋で左岸に渡るのかは左岸の方が調整池を設けるのに適した土地があったからではないか?など思いました。
今回の導水路巡りは元々、国道20号線を通る等あまり乗り気ではなったのですが、八ツ沢発電所導水路巡りは長そうだが、どの位の距離なのか、どの位の時間がかかるか/一日で回れるのかと結構詳しく検討をしてしまい、前回と同程度で回れるだろうという結論だったので検討内容を忘れない内に出かけたという感じです。季節的には桜が終了しかけて葉が展開を始め、森の見通しがギリギリという条件でした。天気もやはり曇りの日を選びました。
ここも中央道から見えた記憶がありますが、JRの中央本線が発電所の水槽の真下を通るので、甲府方面に向かって上野原駅を出て直ぐ右手に水圧鉄管が一瞬ですが大きく見えます。
中央道からの眺めで、グーグルのストリートビューから借用した写真です。駒橋発電所のときより遠いので見難いですが、中央奥に見える4本線がそうです。(2024年1月の画像)
これが今回のガーミンのGPSウォッチのログです。JR中央本線の猿橋駅をスタートし、上野原駅がゴールのコースです。
国道20号線沿いをメインに進み、鳥沢駅と梁川駅の中間辺りで山に向かい、大野調整池に寄って発電所近くまで再び国道20号線を進むルートです。実際の距離と時間はガーミンで30.5km、時間は8時間39分、YAMAPでは距離26.6kmでした。まあ、大体想定内といったところでした。
予定より早く着けたので猿橋駅を8時にスタートしました。
まずは前回行った駒橋発電所の放水口を見たくて、上流の発電所の方に向かいました。
この地図で、猿橋駅は右側、駒橋発電所の放水口は左側で「駒橋発電所」の「所」の位置です。放水口は桂川の対岸から見ることになります。(地理院地図)
駅を出て少し高い所から上流の駒橋発電所方向を見たところです。見える多くのものが八ツ沢発電所の取水設備で、結構大規模です。発電量が多く、大量の水が必要なせいでしょうか?
少しアップして撮影しました。中央やや左上のクリーム色の建物が駒橋発電所です。中央で大きく弓状に曲がって伸びているのが桂川の堤防で、この右側が桂川、この中を中央を左から右に伸びる白っぽいものが重要文化財「取水堰堤」です。このおかげで桂川にあまり水は見られません。一方堤防の左側が駒橋発電所からの放水路です。
駒橋発電所を過ぎて画面奥から対岸に渡る橋に来ましたが、滝が見られました。中央本線の下から出ていますが、どうも駒橋発電所の余水路の流れのようです。前回来た時は気が付かなかったので流れていなかった?
本題からはそれますが、少し戻って上ってみました。これが余水路です。足元の水路トンネル出口から流れています。余水路は右に曲がって防災倉庫を越え、今度は青く見える金網部分で左にS字状に曲がり、中央本線の線路を潜っています。
さて本題に戻り、対岸からの駒橋発電所放水口ですが、事前にストリートビューでも色々確認していましたが、やはり難しいです。今回、何ヶ所かで撮影してこれが最高の見えでした。画面中央付近で放水口が横に並んでいるのがどうにか分かります。もう少し早い時期なら多少ましかもしれませんが。ちなみに、ここは河原に下りても間に堤防があるので見ることが出来ません。
先程の橋を渡って再びこちら側に戻り、駒橋発電所からの放水路を下って来ると、重要文化財「取水口制水門」があります。取水堰堤でせき止められた桂川の水が向こう側から入ってきます。入ってきた所からは重要文化財「取水口沈砂池」となります。
制水門をアップしてみました。100年以上前の現役施設で、中々風格があります。
制水門を過ぎて上流側を振り返って見ています。左奥に見える桜辺りが駒橋発電所の放水口になります。
人道橋があって分かり難いですが、画面右上2/3が駒橋発電所からの放水路及び沈砂池で、左下1/3が八ツ沢発電所取水口に向かう水路です。沈砂池から低い堰を越水して流れて来ています。
ほぼ同じ位置から反対方向(下流)を見ています。左に見える人道橋が前の画面で中央を横に走る人道橋です。
左側の水路が沈砂池、右側が八ツ沢発電所取水口に向かう水路です。
更に下流に来ました。暫く沈砂池と取水口に向かう水路が並んでいます。両者の水面の高さの違いが分かります。
水路の末端ですが、ここでも沈砂池からの水を受け入れています。
八ツ沢発電所取水口です。ここから水路トンネル重要文化財「第1号隧道」に入ります。
まだ導水路の始まりですが、ここまで1時間ほどかかってしまいました。
猿橋から始まる、水路橋などが多い、今回のハイライト部分を示す地図です。(地理院地図)
約1kmの第1号隧道が終わって街中に現れた重要文化財「第1号開渠」です。前の地図で左端近くにある短い水路です。
近づくと金網越しに水の流れを確認できます。水は画面奥に流れています。
途中に水路の幅が広がっている所がありましたが、用途は?
反対側の重要文化財「第2号隧道」に入る所から見ています。
第1号開渠の隣にある猿橋公園です。
桜(特に枝垂れ系)が多くありました。
大月市郷土資料館横のベニシダレです。
名勝猿橋に向かう遊歩道からの桂川の眺めです。奥に見える橋は中央道です。
名勝猿橋です。
猿橋から見た重要文化財「第1号水路橋」です。ここを通って導水路は桂川の左岸に渡ります。やはり緑があると雰囲気が良いですね。
前回来た際には見忘れた水路橋の上からの眺めです。水は画面奥に流れています。
重要文化財「第3号隧道」入口です。なかなか立派です。
きちんとした表示もありました。
ここからは街中を抜けて国道20号線に沿った導水路を見てゆきます。メインは重要文化財「第2号水路橋」、「第3号水路橋」、「第4号水路橋」です。
前掲した地図です。(地理院地図)
「第2号水路橋」は多分、画面中央やや上で水路が小さな流れを越える部分(白抜きになってないが)の緑色リング部分
「第3号水路橋」は画面右上の国道20号線(赤線)の近くの緑色リング部分
「第4号水路橋」は「第3号水路橋」の右下で水路が小さな流れを越える部分の緑色リング部分
地図をみると簡単そうですが、木々や藪に隠れていたり、そこまでの道がない、立入禁止で近づけないなどの問題があります。特に2号と4号が難しいようです。
まず、「第1号水路橋」から4~500m程の距離にある「第2号水路橋」です。
細い道を通って開渠の導水路に下りて来て「第2号水路橋」のある方向(上流側)に向かいますが、金網のかかった開渠の水路が山に向かっているだけでそれらしい橋が見当たりません。しかし、よく見ると金網の両側の地面の色が違っている所があります。
ひょっとしてと思い、そばに近づくとやはり水道橋でした。しかし、水道橋への巡視路はありましたが、立ち入り禁止でした。
もっとよく見える場所はないかと国道20号にも戻ったりしましたが、結局、導水路反対側の擁壁とフェンスの間を進める所まで行き撮った写真がこれになります。
水路橋と反対方向(下流)を向いて撮った写真です。ここは「第2号開渠」のはずですが、重要文化財には指定されていないようです。
国道20号線に上がり、少し進むと何かが見えました。
重要文化財「第3号水路橋」です。ここはすぐ分かり、また見やすい所です。写真では水は画面奥から流れて来ていることになります。
少しアップして撮影したものです。重要文化財「第4号隧道」の出口になります。
横から見た状態ですが大分草が生えていますね。水は右から左へです。
少し拡大してみました。
再び、国道20号線に上がり、少し進むと右側に水路が見え始めました。「第3号開渠」が始まる所です(水は手前から奥へ)。しかし、これも重要文化財には指定されていないようです。左端に見えているのは国道20号線です。
少し先で国道20号線から導水路に下りて行く道には春の花々が咲いていました。
重要文化財「第4号水路橋」です。ここも見難い場所にありましたが、「第2号水路橋」の経験で近づけました。水の流れは右上から左下です。
下流に向かって見ていますが「第4号水路橋」に続く「第4号開渠」です。ここも重要文化財には指定されていないようです。しかし、中々感じの良い所です。桜も咲いています。
同じく「第4号開渠」です。導水路に沿って歩けます。
「第4号開渠」が終わり、大野調整池まで長い水路トンネル(5.5km)となります。
「第6号隧道」と読み取れます。どう区分されているか不明ですが、大野調整池までの水路トンネルは重要文化財「第6,7,8,9,10号及び11号隧道」となっています。
国道20号線に上がる際、振り返ったらきれいに桜が咲いていました。
水路トンネルになってしまったので、ここで導水路は暫くお休みとなり(画面左端)、ここから国道20号線を約4km進みます。(地理院地図)
大型トラックが通る国道20号線は集落が無くなると歩道がない所が多く歩きにくいですが、今回は所々で桜の花が癒してくれました。
11:30頃、鳥沢駅前を通過しました。
花の季節です。
梁川駅手前で国道20号線から離れ、大野調整池まで行く道を示す地図です。ちょっとした峠越えです。
左下から右上に向かっている青い破線が水路トンネルです。(地理院地図)
ここから左へ入り、国道20号線にお別れです。
少し中央本線に沿って行きます。電車が通りましたが、あわてて撮った写真で少し前ピンです。
12時過ぎですが、この辺が中間地点だと思います。
ここから右へトレイルに入ります。「大田➡」という小さな道標がありました。
20分もかからず、大田峠に着きました。
大田峠からダラダラ下って行くと集落が見えてきました。なかなか立派な家が多かったです。
まだ桜が良く咲いていました。
13:15頃、大田調整池に着きました。重要文化財「第11号隧道」の出口です。水が流れる音がしていましたが、直ぐ隣に流れ込む渓流の音でした。画面中央部で白く泡立っている所です。
11号トンネルという表示がありました。
竹林越しに見た水路トンネル(第11号隧道)出口です。
大野調整池周辺地図です。(地理院地図)
先程の「第11号隧道」の出口が左の緑色リング、重要文化財「大野調整池取水口制水門」が上部の緑色リング、重要文化財「大野調整池堰堤」が調整池右端の直線部、重要文化財「大野調整池余水路」が右下の緑色リングです。
重要文化財「大野調整池取水口制水門」に当たる部分です。制水門は調整池に面した部分だと思いますが良く分かりません。また、調整池なので取水口は水面下のはずで、重要文化財「第12,13,14,15,16,17号及び18号隧道」は分かりませんが、ここから発電所水槽まで5kmです。
「東京電力八ツ沢発電所 大野調整池」という看板が掲げられていました。
調整池という名前ですが大きな湖です。こんなものもありました。
重要文化財「大野調整池堰堤」です。ため池などと同様なアースダムで、調整池側は石垣にモルタルを塗り込めたような感じでした。
調整池への流入口(第11号隧道出口)方向を望遠レンズで撮りましたが、かなり遠いです。
堰堤上部です。
堰堤を先へ進み、振り返って見ました。まだ見頃の桜が一杯咲いていました。
重要文化財「大野調整池余水路」に向かいます。
中々良い道です。
画面左から進み右に回り手前に来て撮っていますが、ここが余水路があると思われた入江の奥です。撮影位置近くに「大野調整池余水路」という表示がありました。
ここが一番奥で古い石垣があり、直径30cm程度の開口(画面上から1/3位の位置)がありました。しかし、調整池のサイズからすると明らかに小さすぎます。著作権のためリンクの引用としますが、文化遺産オンライン「八ツ沢発電所施設 大野調整池余水路」の写真とも感じが違います。
そこで「大野調整池余水路」という表示があった辺りの下を探しましたが、笹などがあって良く分かりませんが無さそうです。巡視路の道は続いていたのですが、入江の奥は回ったし、その先は調整池周囲を巡る遊歩道だろうと思い、時刻は14時近くなのにまだ行程の1/3位が残っている状況なので若干心残りはありましたが、所在不明で導水路巡りを先に進むことにしました。
帰宅してからネットで大野調整池余水路を調べたところ、ここを訪ねた方がいました。
その方のブログに寄れば、余水路は今回行った少し先に存在していました。しかも意外な形でした。形状は湖岸に沿って堤防を築いて水路を形成しその奥の開口に流すというものでした。しかし、ブログによれば巡視路は途中で立入禁止となっていて開口部は見ることが出来なかったそうです。
私は「余水路は入江の奥にあり、山に開いた開口である」という先入観で、かすりもしませんでした。心に余裕がありもう少し先に行っていれば(多分数分の距離)確認はできたのですが。また、その方は対岸から望遠レンズで撮影していて開口部は分からないものの水路は認められました。実は私も対岸から望遠レンズで撮影していたのですが、入江の奥ばかりで撮影範囲外でしたし、もし写っていたとしても先入観でそれを余水路とは思わなかったでしょう。
さて、大田調整池から下ってきて、再び国道20号線を2.5km程歩きます。
上野原までの終盤の地図です。(地理院地図)
地図の左端付近を黄線で下がってきて、赤線の国道20号線を右端の八ツ沢発電所へ向かうことになります。水路トンネルは主として地図中央付近を通っています。
14時半頃、四方津駅前を通過しました。だんだん晴れて日差しが出てきました。
上野原周辺の地図です。(地理院地図)
中央左に八ツ沢発電所、右端に上野原駅があります。またやや右下に八ツ沢発電所の放流水を利用した松留発電所があります。
発電所水槽に向け、画面左端246.0の表示の左から国道を離れ上ります。
登り始めのポイントです。カラーコーン、土嚢などがあり通行止めかと思ったのですが、直ぐ右から上がれる道がありました。雨での土砂流出防止のための措置でしょうか?
上がってきました。上野原の市街が見えます。
15:15頃、重要文化財「水槽」及び同「水槽余水路」に着きましたが、フェンスが水槽から離れていて水が見えません。駒橋発電所の場合とかなり違います。また、水槽は幾つかに分かれているようです。
水槽の反対側に回っても状況は同じでした。ただ、この水槽は山の上にありますが本当の山頂は水槽裏の20m程度高い所で、そこに向かうトレイルがあったので山頂に登ると、うまい具合に水槽側が開けており、良く見えました。
水槽は3つに分かれ、右側の三角部分が隣と壁が低いので余水路と思われます。中央部分だけ水面が見えました。ここに手前側から重要文化財「第18号隧道」で導水されるようです。一方、左側の部分は良く分かりません。
水圧鉄管の上部です。
結構高いです。
水圧鉄管に沿って下りて来ると電車が通過しました。慌てて撮ったのでひどい写真ですが。
水圧鉄管の下部と発電所建屋です。水圧鉄管は現在、再塗装の最中のようです。
4条の水圧鉄管の全体です。西日が眩しいです。
下りて来ると、あちこちで桜が咲いていました。
松留発電所に来ました。八ツ沢発電所の16年後にできた、その放流水を利用した有効落差4.24mの小さな発電所(最大出力1,440kw)です。表示がなければ倉庫ですね。
取水側から見ています。画面手前が八ツ沢発電所の放水路トンネルの出口で、2つのアーチ状の開口部から取水されています。右側の流れは余水路です。なお、ここはフェンスの金網の穴が小さく、またフェンスの高さも3m程度あるため仕方なくその小さい穴から撮っています。
放水路側からの撮影です。長旅を終え使い切った水を解放しています。建物の下から流出していますが、開口は水面下のようです。中央左の2つの穴は昔の写真では水が出ていて余水路だと思いますが、今はその左の余水路から流しているようです。
16時半過ぎ、漸く上野原駅に着きました。長い旅が終了です!
殆ど休憩なしで進み、足が棒のようになりました。
大野調整池の余水路を見逃したのは残念でしたが、八ツ沢発電所の取水から放水までの全域に渡って、省略なしにほぼ導水路に沿った長いコースを辿れ、充実感はあります。
やはり国道20号線は歩くのは辛いですね。集落が無くなると歩道がない所が多く、路肩が片方しかない所もあり、そのそばを大型トラックが通ります。ただ、今回は時期的に所々で桜が咲いていて癒されました。
ここまで来たら、残りの桂川水系の発電所導水路巡りもやらざるを得ないと思います。後2回程度ですが今秋以降になります。
トレイルF
先日、満開の桜を見に行き、カメラの電池切れで途中で止めてしまったので、再度、快晴の中を桜を見に行きました。ただ、若干
日にちが経ったので、必ずしも満開ではありません。
近所のソメイヨシノですが、大分花びらが散っています。
こちらもヤマザクラだと思いますが、花びらが一杯です。
まずは長池公園、桜と見附橋です。
朝ドラはよく見ていますが、4月からの「虎に翼」では初日から何と見附橋が出て来てビックリしました。背景の結婚式場やマンションはCGで別なものが合成されていますが、その後も何回か出てきたので今後も出ると思います。昨秋にロケしたようですが、全く知りませんでした。
葉が展開し始めた築池です。ヤマザクラが少し見えます。
長池です。手前左上にヤマザクラの花が咲いていますが、右奥のヤマザクラの花は散っています。
南口の「やまざとひろば」です。オオシマザクラが沢山ある所ですが、花が散って木全体の白味が少し薄くなりました。
こちらはまだきれいです。
青空にオオシマザクラです。
小山田に咲くオオシマザクラです。
こちらは箸休めの画像で、ツバキとミツバツツジです。
小山田小学校です。個人的には小学校といえば桜(ソメイヨシノ)なので、懐かしくなりつい撮ってしまいます。
前景ですが、後ろにも桜があります。
小山田南小学校への統合は少し伸びたのでしょうか?少子化で今は1学年で1~2学級のようです。
民家のベニシダレとソメイヨシノです。
大泉寺に来ました。ここはやや開花が遅いこともあり、ほぼ満開状態でした。
老木が多く桜も少ないですが、きれいでした。
小山田緑地の「みはらし広場」から富士山が良く見えました。
やはり予想通り、オオヤマザクラが丁度見頃でした。
運動広場です。右にオオシマザクラも見えます。
これは3/31のJC月例会の際に撮ったほぼ同じ場所の写真です。花がありません。
画面左は普通のヤマザクラ、遠方はオオヤマザクラです。
オオシマザクラの下からグランド向こう側のオオヤマザクラを撮りました。
春爛漫の光景です。
オオヤマザクラの木です。
オオシマザクラを背景にして撮ったオオヤマザクラの花のアップです。
ソメイヨシノよりやや遅く開花し、花は通常のヤマザクラより一回り大きく、赤みがあり美しい桜です。
まだあまり大きくないですが、オオヤマザクラの横に何本かあった桜。ソメイヨシノよりやや遅く開花する一重白色の桜です。タイハクではないかと思うのですが。
まだ5分咲き程度です。
花のアップです。
アサザ池近くの道です。
ゴルフ場傍の上り坂です。
ゴルフ場にもあちこち桜が咲いていました。
トンボ池への下り坂です。
奥はトンボ池上側の桜です。手前右側はベニシダレ、左はほぼ散っていますが不明です。手前の畑に菜の花がある年もあります。
トンボ池近くで、道が分岐する位置にあるソメイヨシノ。まだまだ見頃です。
トンボ池です。
トンボ池の上側にあるソメイヨシノです。散り始めていますが、まだ見頃です。
トンボ池の上から撮ってみた写真です。
トンボ池上側の農地です。
これは打って変わって、定点観測として撮っている小田急唐木田車庫南側の交差点改良工事の状況です。片側通行で右側車線の舗装工事中でした。
交差点の上側から交差点付近を撮っています。前の写真は交差点を右に下った所からです。
大妻女子大南側の遊歩道です。ここは大分散っています。
せせらぎ緑道の流れの中です。
快晴の下、特に小山田緑地のオオヤマザクラが見事でした。
トレイルF
当地では、今年は最終的に桜(ソメイヨシノ)の開花が遅れましたが、昨日(4/7)辺りで他の桜も含めて一斉に満開になった感じがあり、こんなに桜があったのかと思うくらいの花盛りでした。そこで南大沢駅周辺や尾根緑道を巡って来ました。
まずは、「別所やまざくら公園」です。ここは写真のように左からヤマザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノが並んでいて違いが分かる面白い場所です。ぱっと見で色が違いますが、これは花びらではなく一緒に展開する葉の色(ソメイヨシノは花のみ)が違うためです。
拡大しているのはヤマザクラです。ヤマザクラの葉の色は個体差が大きいですが、ここのは茶色です。
ヤマザクラ単独でのアップです。
ヤマザクラ全体の写真です。今年も葉が見えない程見事に花が付きました。まるでソメイヨシノのようです。(画面右下に邪魔なものが写っていますが、街灯です。こげ茶色などの塗装にしてくれたら良いのですが)
なおここは「別所やまざくら公園」という名ですが、由来はこの木ではありません。ニュータウン開発時にあった立派な大きなヤマザクラを手間を掛けてここに移植し、その名を付けた公園にしたのですが、残念ながらその木は枯れてしまい、今はそのヒコバエが少し伸びているという状況です。
こちらはオオシマザクラ。葉の緑と純白な花の対比が美しいです。特に青空の下で見ると格別で、私も好きな桜です。
こちらはお馴染みのソメイヨシノです。
これもソメイヨシノのアップです。
ヤエベニシダレです。
そのアップです。
これもそうです。
これは別の木で少し色合いが違います。
大田川沿いの柚木緑道の入口で道祖神の傍にあるソメイヨシノ。ここを通るたびに桜の開花時期に来ようと思っていて忘れてしまい、今回初めて実現しました。
都立大の前まで来ました。「光の塔」なのですが、近づきすぎると先端の三角屋根(窓)が見えません。
都立大前の桜並木です。こちらは「光の塔」の先端が見えています。
同じく都立大前の遊歩道です。
満開のソメイヨシノです。
南大沢5丁目遊歩道沿いにある「南大沢みどりやま公園」のベニシダレです。
そのアップです。
南大沢5丁目遊歩道の桜並木です。人が大勢いました。
同じくですが、これは反対の駅の方を向いた写真です。
小山内裏公園では何か(桜祭り?)催しが開催されていました。通った時はエレクトーンの演奏でした。あちこちに桜が目立ちます。
小山内裏公園から尾根緑道に上がりました。
階段脇にヤエベニシダレが咲いていました。まだ満開ではありません。
ランナーがいました。
これはハナダイコン。箸休めの画像です。
こちらは多摩美近くの、尾根緑道より一段高くて普通に走っていると気付きにくい穴場的場所ですが、休日なので花見客が大勢いました。
ここの満開の桜です。
ここの少し先(多摩美寄り)です。
小山内裏公園の下側の遊歩道です。
ガクを見る?桜のタマノホシザクラが殆ど散らず残っていました。
タマノホシザクラの木々です。
思い出して寄ったみた南大沢3丁目の遊歩道にあるチョウジザクラ。まだ少し花が残っていました。直径15mm程の小さい花でガク筒が長いのが特徴の、10種位ある野生種の内の一つです。
ところが、1枚撮ったところでカメラの電池切れとなってしまいました(最近電池が劣化してきて持ちが悪いです)。長池公園のオオシマザクラを撮ろうと思っていたのですが、終了して帰宅しました。
しかし、ほぼ満開の多くの桜が見れて満足しました。
トレイルF
ブログは前後しますが、先週、大月の駒橋発電所の導水路(6.7km)を巡って来ました。2年ほど前のブログ「都留アルプス(谷村発電所導水路巡り)」の続きです。
駒橋発電所は明治40年に完成し、大容量発電(最大出力22,200kw)・長距離送電の草分けとなった発電所であり、導水路途中の落合水路橋が国の登録有形文化財になっていたり、導水管が中央本線を越えたりと興味深い点があるので巡ってみました。
また、ここは中央本線などと並行して流れる桂川沿いにあるので、甲府方面に向かう中央道からも良く見えます。
グーグルのストリートビューから借用した写真です。左奥に見える2本線がそうです。(2023年5月の画像)
前回と同様に導水路の構造物が見やすいということで落葉期の今にしましたが、今回は更に日影でそれらが見難くならないように曇りの日に出掛けました。
これが今回のガーミンのGPSウォッチのログです。富士急の禾生駅をスタートし、JR中央本線の猿橋駅がゴールのコースです。
ただコースといっても登山コースのように元々できているわけではなく、導水路が地上に出ている部分をできるだけトレースするように考えて巡るのですが、どの程度の距離でどの位の時間が掛かるか(1日で回れるか)は正確には分かりません。大雑把に前回の谷村発電所導水路巡り位だろうと思い実行しました。
実際のガーミンでは距離20.1kmで所要時間7時間9分(前回は16.2km、5時間42分)でしたが、一方、YAMAPでは16.9kmという数値でした。随分違いますが、ガーミンはランニング前提でGPS補足が6秒毎ですが、YAMAPはもっと長いと思います。実際経路を拡大してもガーミンではコースを逡巡してるところも分かりますが、YAMAPではないので、ガーミンの方が実際に近いのではないかと思います。
以下、そのもようです。
富士急の禾生駅を9時少し前に出発しました。
まず取水口からです。地図左端の堰の下に凹んで見える所です。その右の発電所記号は川茂発電所(有効落差12m/最大出力2,500kW/大正13年完成)で、当時の桂川電力が駒橋発電所の17年後に作った小規模発電所なので地元の電力供給目的なのかもしれません。
また、その直ぐ右にあるのが駒橋発電所1号開渠です。(地理院地図)
始めに全体像を見るため、桂川の左岸に行きました。対岸の白い門型クレーンのある所が川茂発電所です。
画面左端に見えるのが昔の駒橋発電所取水堰、対岸でその右にあるのが昔の取水口だと思います。現在の取水堰(川茂発電所)は画面の直ぐ右にあります。
その川茂発電所取水堰です。対岸で3つ並んでいる白い四角い部分が取水口です。
川下側からそれらの取水堰を見ています。今は渇水期ですので水が少ないですが、多い時は取水堰を越水して流れる水音が大きく響きます。
桂川の右岸に戻り、川茂発電所の取水口を見ています。取り込まれた水は右側に流れます。また、画面上部に桂川の取水堰が見られます。
なお、以下の導水路の写真は殆どフェンスの金網の間か、腕を差し上げてフェンスの上の鉄条網の間から撮っているので、あまり良いアングルでなかったり、四隅に金網が写っていることがあります。
前の写真の右側に続く部分で、発電機に取り込まれる部分です。
プレートだけがピカピカです。
発電機がある部分です。しかし、この発電所は建屋がないのでそれらしく見えません。また、多分、遠隔制御です。
発電後、放水された水です。これが全て駒橋発電所に向かいます。駒橋発電所1号開渠です。
少し引いてみたところです。右端に桂川が見えます。
画面左上からきた水は、水門を手前に抜けて水路トンネル(隧道)を右下方向に流れます。
導水路がスタートしたばかりですが、ここまで禾生駅を出発してから1時間も掛かってしまいました。先が思いやられます。
水路トンネルを抜けて開渠(駒橋発電所2号開渠)となりましたが、金網が被っています。画面奥には中央道富士吉田線が見えます。
富士急線を潜ります。
こんな踏切がありました。遮断機を手で上げ下げします。
落合水路橋に向かいます。画面左端に国道139号が見えます。
登録有形文化財の桂川支流の朝日川に架かる落合水路橋です。大小合わせ7連のアーチ橋です。この写真は下流側(北側)から撮っています。
先程の地図ですが、落合水路橋は地図の右側で、左から来た水路が川を渡る所です。水路橋は水路の水色が抜けて白く描かれています。
また、地図の右上端に見えるのがリニア新幹線の実験線で、それを越えると水路は幅のない青い実線となっていますが暗渠を示しているようです。(地理院地図)
落合水路橋の下流側からみて左側3つのアーチです。左から用水路、道路、別の用水路用です。
左端の小さな用水路用に小さなアーチが用意されています。
反対側に回って見た落合水路橋です。古い(明治40年製)ですが立派なものです。
なかなか良い感じです。
水路橋を流れる水です(画面奥から手前へ)。最大流量25㎥/秒だそうですが、水音なく静かに流れています。右側(北側)に朝日川が見えます。
画面奥に見える落合水路橋を過ぎると(手前に来ると)大きく曲がって3号開渠となります。
一部金網がありません。画面奥はリニア実験線です。
リニア実験線を過ぎると暗渠になりました。
暗渠のまま水路トンネルとなりました。
水路トンネルになった導水路が顔を出す地点が下端の397.5と表示の右側です。そこから導水路を辿って上側にゆき、白い部分は暗渠だと思われますが消えている部分は不明ですが、実際は暗渠でした。(地理院地図)
水路橋のような感じですが、自動車修理工場の車置き場のような感じです。
長さ700m程の水路トンネルから用水が顔を出しました。
暗渠になりました。
暗渠が続きます。
開渠になりました。
4号開渠です。巡視路は草刈りなどきれいに整備されています。
また暗渠になります。
暗渠が続きますが開けた感じになりました。
ここは丁度、富士急の田野倉駅の上で、停車中の電車が見えました。30m程度下でしょうか?取水してからこれだけ落差を稼いだことになります。
暗渠、開渠、暗渠と続きますが、建設後に暗渠にした部分もあるようです。25㎥/秒も流れる水路が土砂崩れで塞がったら大変ですから。
暗渠が終わり開渠になります。
水路から珍しく水音が聞こえたので見たら、傍の木がフェンスを押し倒し、用水の中に倒れ込んでいました。
水路トンネルになります。
導水路は、この地図の左下で750m程の水路トンネルに入り(前の写真)、中央やや右で現れますが、その先が途中で水路が途切れている部分もありますが、ここは暗渠部分かもしれません。最終的に右上端で再び水路トンネルに入ります。
富士急線の列車と遭遇しました。
国道139号線を進み、沢井地区に向かいます。画面奥の白い部分にある狭いトンネルから富士急線を潜って行きますが、時刻は12:40頃で、これからが大変な所なのに今日1日で回れるだろうかと少し不安になってきました。雨もポツポツです。
トンネルを抜けると急登となりましたが、直ぐに終わると台地の上に出て集落がありました。
集落を抜けて奥に進むと何かありました。
やはり巡視路の案内でした。
更に進むと木々の向こうに何か見えました。
4連アーチの沢井1号水路橋です。1号と付いていますので次もあります。
開渠の水路橋で、山の開口部から青々とした用水が音もなく粛々といった感じで流れ出てきます。少し感動的な光景です。新緑の季節なら更に雰囲気が良いでしょう。
少し反対側へ回り込んで見たところです。
少し拡大してみました。
水路橋の反対側の導水路です。開渠部分に金網はなく、どうも金網は人家の多い所に設けられているようです。
導水路に掛けた橋には、わざわざ巡視路用にアーチがありました。凝っていますね。
先に進むとまたありました。
開渠が終わり暗渠となりました。
暗渠のままですが、開けてきました。奥に見えるのは太陽電池パネルのようです。
再び開渠となりました。
またカーブしました。
沢井2号水路橋に来ました。横に階段があるので下りてみました。
3連のアーチ橋です。
ここまで、予想外に巡視路が繋がっていて1本道でスムーズに短時間で来られたので大分気分が楽になりました。
殆ど人目に付かない場所にありますが、煉瓦の装飾が施されています。
こんなものもありました。
暗渠のまま水路トンネルに入りました。
今回の導水路巡りの核心部分(笑)の地図です。(地理院地図)
地図上部の643.6mが菊花山でそこから尾根筋を右下に伸びる点線が御前山、九鬼山方面に向かうこの地図で唯一の登山道で、前の写真の水路はその下を長さ900m強のトンネルで潜ることになります。
地図中央をやや右上に伸びる水路トンネルを、中央付近からトレイルで右上に向かい、先程の尾根筋の登山道を越して向こう側の水路トンネル出口方面に下る考えです。そうでないと下って大月市街をコ字状に回ってこないといけません。
しかし、まず前の写真の位置(水路トンネルの始まり)から直ぐ上の道路に出る道が見つからず、戻って700m程大回りする羽目になりました。更に尾根筋の登山道に向かう道は「今は使っていないので途中からヤブ漕ぎみたいになるので気を付けてください。」と地元の人に言われました。そうなのです。そこが問題なのです。やはり、倒木の多いトレイルは直ぐに消えて踏み跡は無くなり、更にスマホの電池も消耗してモバイルバッテリーを取り出したりと大変でした。
しかし、登るのは100m程度ですし、針葉樹林を過ぎると落葉期なので稜線が見えたので不安はなく、GPSを見ながら尾根筋の登山道に上がれました。まあ、あまりお勧めはしませんが。
また本来、この辺の写真がブログに欲しいところですが、心に余裕がなかったので撮れず、残念ながらありません。
さて、尾根筋の登山道に出て、そのまま下るルートはいくら探してもそれらしい踏み跡は見つからず、急でもあるので諦め、少し上ったところでルートの踏み跡らしいものを見つけたので、そこを下って行きました。170m程度の下りですが、尾根筋のルートで踏み跡もピンクテープもあって、迷わず簡単に下れました。後で「山と高原地図」で確認すると破線ルートのコースでした。
なお、この写真は心に余裕ができた下る途中で撮ったものです。
900m強の水路トンネルの入口から1時間半以上掛かって上り下りして、漸くその出口まで来ました。但し、残念ながら、こちらも暗渠ですが。
水路トンネルの出口から駒橋発電所までの地図です。(地理院地図)
暗渠が続きます。横には一般の車は入れませんが広い道が付いています。
また水路トンネルになりましたが、左上に空が見える位の山端なので、切通しでも良かったのではないでしょうか?
反対側の出口です。暗渠のままです。
向こうの山が見える位の位置に来ました。
導水路は暗渠のままですが、これは導水路の余水吐だと思います。
漸く開渠となりました。発電所の上部水槽に続く水路トンネルが見えます。
巡視路の小さなトンネルです。
15時過ぎ、漸くトンネルを抜けて上部水槽に出ました。暗くて分かり難いですが櫛状のフィルタを通して発電所に水が流れ落ちています。
反対側にある水路トンネルの出口です。用水が流入しています。右下は余水吐。
桂川と次の八つ沢発電所用の取水口などが見えます。
水圧鉄管です。直径は2.4~1.5m(場所による)で迫力があります。(前のブログでは分かり易いだろうと「送水管」といっていましたが、正式名称にします。)
上部水槽から出る付近のアップです。
水圧鉄管に沿って下りてくる途中で撮りました。
下りて来て国道20号線の所から見上げた水圧鉄管です。有効落差は約103m。昔は6条で6基の発電機を動かしていましたが、現在は2条で2基の発電機です。ただ、出力は現在の方が少し大きいです。また、少ない方がメンテナンスは楽なはずです。
国道20号線とその下を潜り水平になった水圧鉄管です。但し、発電所ができた当時はこの新道はなかったはずです。
水平になり中央本線を越える水圧鉄管です。
別な場所から中央本線を越える水圧鉄管を見ています。電車に乗っていると一瞬で通り過ぎてしまいますが、白っぽいので歩道橋を潜ったような感じです。
昔の水圧鉄管の跡が分かります。一番右の小さな穴は発電機のコイルを励磁させるための電力を得る起動用の永久磁石式小型発電機の水圧鉄管用だそうです。発電機を動かすためには始めに電力が必要ですが、この地区で初めての発電所で他からの供給が出来なかったからで、始めというのは色々大変です。
水圧鉄管は中央本線を越えて再び傾斜し、発電所に向かいます。この道路は旧甲州街道です。
旧甲州街道と水圧鉄管です。
道路の反対側から見た水圧鉄管と発電所建屋です。
発電所建屋ですが大体簡素なものが多いです。雨風がしのげれば良いのでしょうが、発電所は莫大なエネルギーを生み出している重要な施設なので、もう少し立派にしても良いと思うのですが。
発電所内?に置かれた昔の水車です。但し、ここで使われたものではなく鹿留発電所のものです。
16時過ぎ、ミッションコンプリートして猿橋駅に着きました。名所が近くにあるので北口は立派ですね。
少し長かったですが達成感はあります。特に沢井の水路橋周辺が良かったです。
他の水路巡りは、大変(事前準備と実行)なので未定です。
トレイルF