はばかりさま

日常生活など諸々の自己満足日記、
マイブームは「スウィンギンロンドン60'&昭和40年代」です。

REBELOVE(Praha!)

2012-03-23 | 映画
 

チェコ 2001年 110分 定価3980円

監督:フィリップ・レンチ
製作:フランチェスカ・ヤンダ
脚本:ズデネック・ゼレンカ

テレザ:スザナ・ノリヴァー
シモン:ヤン・レーヴァイ
ボブ:ヤロミール・ノセク
ブギナ:アルジェヴェタ・スタンコヴァー
ジュリア:アンナ・ヴェセラー
エマン:ルボシュ・コステルニー
オルダ:マルタン・クバチャーク


ドイツ国境近くにあるチェコスロヴァキアの村、1968年。
社会主義の中でも民主化が進み、かなりの自由があった「プラハの春」と言われる時代です。
確かに女の子たちの服装やメイク、髪型…発言内容も、社会主義国なのに言いたい事を言っているし、
ブリジット・バルドーとか西側の女優の名前を挙げています。ソ連だったら速攻、罰則ものでしょう。
社会主義国でも珍しい自前のカフェを経営しているテレザの父親はハンサムで陽気、
その魅力で人妻を略奪しちゃう!というのもすごいです(苦笑)
テレザの恋と父親の恋が展開されていきますが、合間合間にミュージカル場面がありますが
雨にぬれて傘を持つ場面は「雨に唄えば」で、ツイッギーの「ボーイフレンド」(ケン・ラッセル監督)を
イメージした場面もあるそうです。
…「ボーイフレンド」が未DVD化なのでどこが、とかは分からないんですが…。

テレザはまぁ美人の宝庫、東欧の面目躍如の美しさで、本当にかわいいですね。
お花のイヤリング、カチューシャ、ミニの白ワンピース姿、どれをとっても素晴らしいです。
ブギナはなんか肌の浅黒さと髪型でのっけからあいはら友子に見えてしょうがなくって、
「オリバーツイスト」に夢中のジュリアは太めで水玉のワンピースがかわいい。
それにしても男キャストは大変残念顔ばっかりで、重要な恋のお相手、初体験のお相手なのに…
何であんなに残念顔ばかりをそろえたのかッ!!!というくらいにときめきません。
電車内で見つめ合い、駅でも見つめ合い…つーシモンがえっらいおっさんでねー、
同級生のオルダもへんてこ眼鏡と七三髪型、そんでもって父親がソ連に行ってる党幹部、
まぁエリートですよねぇ。だからってテレザが靡くか、といったら靡かないんですけどね。

チェコスロヴァキアの民主化を危惧したソ連が、侵攻してきたことによって「プラハの春」は終わり、
テレザの恋は…っていう。

スウィンギン・ロンドン、シックスティーズ映画ということで結構、期待していたんですが
やはり60年代っぽく、であって、60年代じゃないんですよねぇ。
映画を作るにあたって時代考証をある程度はしていると思うのですが、
60年代リアルの映画(ロシュフォールの恋人たち、ジョアンナ、唇からナイフ)を観た後では
何か、違う。メイクも衣装も、どこがが違うのです。
当時のオートバイクや車、電車を運転させてるし、小物も気を遣ってはいるんだけれども、ね。
違うんですねぇ…。

プラハ! - goo 映画


IN LIKE FLINT

2012-03-17 | 映画



電撃フリント アタック大作戦 1967年 米 108分

デレク・フリント:ジェームズ・コバーン(小林清志)
クラムデン長官:リー・J・コップ(島宇志夫)
リサ:ジーン・へイル(鈴木弘子)
大統領&セバスチャン:アンドリュー・デュガン

宇宙ステーション建設のため、人工衛星の打ち上げに成功したアメリカ、
ところがその人工衛星を手中におさめようとする謎の軍団が、無名の俳優と大統領を摩り替えます。
摩り替え時に一緒にいたクラムデン長官は何かしっくりきません。
その時のことを調べてほしいとフリントに依頼する長官。
…が、長官はスキャンダルで失脚、フリントの新しく家族となった美女3人も姿を消し…。

前作の美女3人はお嫁に行ったとかで今回はアジア系もいない普通に白人さんばかりです。
でも水着姿がこれでもか、とありますし、謎の軍団を率いるリサは美容研究家なので
わんさか女の子が出てきて、すごーく画面に潤いがありますvイイ!!

でも何が一番のヒットかというと、「モスコー」モスクワにバレエを教えにフリントが行くって!!!!!
ちゃんとあの、バレエダンサーのお衣装をですね着用されてバレリーナ抱えて踊らはるのですよ。
ご自分もちゃんとジュテ☆して、舞台からフェイドアウトっていう場面もすごいです。
宇宙飛行士が女、ってのもなんかもうイイね!
シリアスお笑いお色気ばっちりで面白い映画なんですが、シリーズはこれ1本のみみたいで残念です。
続けば良かったのになぁ。


OUR MAN FLINT

2012-03-16 | 映画



電撃フリント GO!GO作戦 1966年 米 108分

デレク・フリント:ジェームズ・コバーン(小林清志)
クラムデン長官:リー・J・コップ(富田耕生)
マルコム・ロドニー:エドワード・マルヘア(小林勝彦)
ギラ:ギラ・ゴラン
サキコ:ヘレン・フナイ
レスリー:シェルビー・グラント
アンナ:シグリッド・バルディス
ジーナ:ジアンナ・セラ

オープニングが一時、流行った写真ネガの反転風で、画面は1色で、全裸っぽい女の人が
うねうねと踊りタイトルキャストの字幕が出てきます。
おお!ちょっとかっこいい+懐かしい昭和臭いや60’Sだわーと嬉しくなりました。

世界連帯秘密諜報機関(ZOWIE)首脳陣は、秘密組織ギャラクシーが世界中の
気象をコントロールして世界征服を企んでいる情報をつかみ、諜報員を送り込むが
ことごとく失敗し、こうなったら、とコンピューターがはじき出した一人の男に全てを託すことに。
その男のは、デレク・フリント。

クラムデン長官がフリントの元に協力を頼みに行くんですが、
入口に2匹のワンちゃんが門番よろしく手を噛んで中に引き入れる所や、
フリントの身の回りの世話をする3人の美女(金髪栗色黒髪取り揃えてあって見事です/笑)
サキコ、という名前とへんてこ衣装から日本人役の日系のヘレン・フナイは
昨今のアジア系=細めエラはりのポカホンタスかルーシーリューか、みたいな顔ではなく
普通にお目目二重パッチでほっとしました。

敵の第4セクターの女リーダー、ギラのお帽子スーツのエレガントスタイル、イイです。
ナチの生き残りのロドニーの粘着というかヤな感じで、フリントをベッドに誘い罠にはめた
もといフリントは分かっていて自分の家族(サキコ・アンナ・レスリー・ジーナ)を助ける為に
罠にはまるんですが、その事を当て擦る台詞とかもー、本当に嫌なナチ野郎です。
きっと過去、ギラに相手にされなかったに違いない…。

ギャラクシーのアジトというか気象をコントロール装置がある島は、気候も温暖で
共同体、コミューンは何というかパラダイス、楽園桃源郷、ユートピアですね。
水着姿に近い美女がいっぱいvvv
フリントが生きていたことが分かり、ギラは失敗の責任を取らされ、慰安要員に。
慰安要員とはそのパラダイスで働く男たちのベッド要員になることで、
ギラはすんでの所でその洗脳から助けられ、フリントは家族3人を見つけて洗脳をときます。
…「君は慰安要員ではない」って繰り返すだけでとける洗脳って…どんだけ安いの(苦笑)
それともフリントの声は特殊なんでしょうかね。まぁでも、小林清志の声だったら納得かも。
もちろん吹き替えで見ました。字幕は疲れるので。

モンキー・パンチの「ルパン三世」の次元大輔役の小林清志がフリントの声をあててますが
フリントのルックスなんかは、次元よりも、お猿顔で、細くて髪型も近いルパンに似てる気がします。

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CACTUS FLOWER

2012-03-04 | 映画






サボテンの花 1969年 アメリカ 103分 定価1490円

キャスト
ジュリアン:ウォルター・マッソー
ステファニー:イングリット・バーグマン
トニ:ゴールディー・ホーン
イゴール:リック・レンツ
ハーベイ:ジャック・ウェストン

恋人ジュリアンには妻子がいることを承知で付き合ってきたけれども
せっかく用意した夕食をすっぽかさせれたりと淋しいことこの上ないトニ…。
この先を悲観してガス自殺を図りますが、隣室に住む青年イゴールが間一髪で助けます。
自殺を図ったことを翌朝、トニからの手紙で知ったジュリアンは大慌てでトニの元に行き、
トニに「結婚したい」と告げます。

…が、トニには、自分が妻子持ちだと嘘をついていた為、嘘の上にさらに嘘をつく羽目に陥ります。
なぜなら、結婚に承諾はするもののトニが、奥さんと子どもはどうなるのか、と…。
妻は男好きで浮気者だから、大丈夫と言いますが、奥さんに会って泥棒じゃないと証明したい、
そう言われて、ジュリアンは助手で看護婦のステファニーに妻のふりをしてくれと頼みます。
一度は断ったもののステファニーは妻役を引き受けて、トニに会いに行きますが
奥さまはジュリアンのことを愛している、とトニは結婚に頷きません。
友人ハーベイを巻き込んで画策しますがうまくいかず、ここはプレゼントで解決とばかり
ミンクのストールをトニに贈りますが、21歳のトニは受け取って喜びはするものの
革のパンツのほうがよかった、とイゴールにポツリ。
そして、結婚を承諾することへの申し訳なさから、ステファニー宛てにそのミンクのストールを贈ります。
ジュリアンのカードをを添えて。

喜んだステファニーは、さっそくその夜、ミンクのストールを身につけて舞踏会へ。
患者のサンチェスとディスコに踊りに行きますが、そこでトニとジュリアン、イゴール、さらにはハーベイとその彼女が勢ぞろい。
ジュリアンはトニよりも青いドレスを身にまとったステファニーとサンチェスに気もそぞろに
トニはトニでステファニーと踊るイゴールにイライラします。
翌朝、ステファニーはドレス姿のまま出勤して、ジュリアンと言い争いになり、
「今すぐ辞めます、離婚します」とステファニーは診療所を出て行きますが、その足で、
何とトニのもとに。
彼と結婚してあげて、私は出て行くから、なぜなら…中年の看護婦で、妻ではないと打ち明けます。
嘘が一番、嫌。妻子持ちだと正直に話してくれたからジュリアンが好きだったトニはショックを受け…。

っていうお話なんですが、うーん。とりあえず、終了20分前までは、ひたすらもう、
イングリット・バーグマンの老(醜)化に悲哀を感じる     
痛くて辛い展開、そして、ウォルター・マッソ―扮するジュリアンのどこにそんな魅力があるのか、と
首を若干傾げながら見ておりました。
愛想のないステファニーを「包帯」と嗤っておりましたが、確かに骨太の骨格で腰回りも豊かな
イングリット・バーグマンなので、確かにね―なんて思ったり。
美容整形を拒否した女優として有名で、何かその事が尊ばれているみたいですが、
この映画では中年、40代半ばの役だと思うんですよね。
…が、シワシワの顔でどう見たって50歳は越してる、下手したらおばあさんと言われてもしょうがないくらい。
舞台ならそれでもいいでしょうが、映画は顔のアップが主です。
同年代の女優はシワ取りをして10は若い外見を保ってますから、実年齢よりも若い役が来ても
大丈夫ですが、イングリット・バーグマンの場合は…撮影当時で54歳ぐらいだから、
無理の上に無理、というか…超キッツイ。
不細工いえ性格俳優のウォルター・マッソ―の顔がしわしわということで何とかかんとか、。。。

まぁ、ゴールディー・ホーンのデビュー作であり、アカデミー助演女優賞を獲ったという
切なくキュートな演技と60年代後半のお衣装や、トニの住んでいるアパートメントの室内調度品など
カワイイ物でいっぱいで大変見物でありました。
台所のタイル、台所用品、テーブルクロス、寝室と台所の仕切りが無いワンルームのお部屋で
ベッドにたくさん置いたクッション、写真立て、オープニングにトニが着用していたベビードール姿と
もこもこのスリッパ…本当に素敵で60’を感じるものです。
対して、イングリッド・バーグマンは、はじける前の、トニに奥様よ、と会いに行く時のコート姿にハンドバッグ、
私物を取りに来てジュリアンにあった時のかっちりした服装の方がいいですね。あってるの。
青いドレスとヘアスタイルは変で似合わなかったです。ミンクのショールは恰幅あるから似合うけども。

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GUYS AND DOLLS

2012-02-22 | 映画



「野郎どもと女たち」 1955年 アメリカ 150分

スカイ:マーロン・ブランド
ネイサン:フランク・シナトラ
サラ:ジーン・シモンズ
アデレイド:ヴィヴィアン・ブレーン

老け役もとい初老で怪演イメージしかなかったマーロン・ブランドが髪の毛黒々ふさふさで若いです!
そして軽ーくですが歌ってステップ踏んでる!!!
違和感というか画面に所せまし、と並ぶおっさんおっさんおっさん…スーツ姿が暗い色合いで、
ちょこちょこ女の人が映りますが全然潤いが足りない…ネイサン(シナトラ)の相手役アデレイド役の
ヴィヴィアン・ブレーンがブロンドのかわいらしい踊り子を好演していて
ショーの場面なんかはにゃんこ姿でお色気も若干あり、よかったです。
…が、スカイ(ブランド)の相手役のサラ、ジーン・シモンズがすんごいおばさんくさくて
ちっとも美人に見えません(…) 検索かけたら他の映画では綺麗に見える画像があるので
元は不細工ではない、はずなのに…この映画のメイクや衣装が救世軍の軍曹という
堅物女役だからなのか、まぁ見せ場なしです。

宝塚では大地真央とうたこさん(剣幸)が演じた「ガイズ&ドールズ」とこの映画が
同じものだということに、この前まで気付きませんでした…。
邦題を付けるのもいいですが、DVD化の時は英語タイトルのままに変えてほしかったなー。
紛らわしいってか、違うものだと思うじゃん!!
…で、肝心の映画はですね。余りの長さと潤いの無さ(かわいい女の人出てこない…)に
半分ほど見て停止ボタン押しちゃいました…。

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