大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

セグロカモメ飛ぶ第二寝屋川 2020.11.14 

2020年11月14日 | Weblog
 秋の空の下、観光客もちらほらと。外国人があふれてその間をする抜けるようにして鳥見していた時期とは大きな違い。

 空堀をのぞいていると、後ろで観光客らしきカップルが話している声が聞こえる。「冬の陣で講和したが、その時に外堀ほかほとんど埋められ・・・」
 
 久しぶりの観光客だ。素敵な時間を過ごしてほしい。しかし今の大阪城は徳川のもの。もしも秀吉の大阪城が残っていたら、今の数十倍の大きさがあった。
 
 ふと思った。そこが公園として残っていれば、全域を回るのも一日では無理。一日70~80種の野鳥が見られるかも知れない。ととんでもない野鳥の楽園。わくわくしてくる。家康!何してくれとんねん!

 今朝もU君からラインがあって堀のカモのカウントは任せてください。
 「頼むで!」 と返信。歳とともにずぼらバーダーになってしまった。

● 第二寝屋川を上流へセグロカモメが飛ぶ。久しぶりに目にすると、太い、でかい、大きい。今期は10月24日にU君が初認観察している。
 その後見られなかった。過去の記録を開いても遅くなっているのは歴然。ユリカモメにいたってはいまだに見られない。

● オカヨシガモ 18羽
● ヨシガモ 5羽
● ヒドリガモ 103羽 西外堀が少なくなった。
● マガモ 11羽 
● カルガモ 16羽
● ハシビロガモ 70羽
● コガモ 16羽
● ホシハジロ 6羽
● キンクロハジロ 72羽

● オオバン 30羽 
● ハクセキレイ 3羽
● コサギ 2羽 人工川、第二寝屋川
● キセキレイ 3羽 内堀ほか
● カンムリカイツブリ 1羽 南外堀
● カイツブリ 2羽 南外堀
● カワセミ 3羽 南外堀、内堀
● カワウ 2羽 第二寝屋川

● ツグミ 9羽 各所
● アトリ 24羽 太陽の広場東の森、天守閣東側配水池
● シジュウカラ 10羽 市民の森ほか
● メジロ 8羽 市民の森ほか
● ルリビタキ 6羽 ♀型 音楽堂西側上、天守閣東側配水池、飛騨の森、梅林ほか
● エナガ 14羽 沖縄復帰の森ほか
● ジョウビタキ 4羽 ♀元射撃場ほか
● カシラダカ 1羽 梅林南側
● アカハラ 2羽 豊国神社
● マミチャジナイ 1羽 飛騨の森
● キクイタダキ 1羽 飛騨の森
● アオバト 1羽 飛騨の森
● シロハラ 2羽 みどりのリズム、市民の森
● ヤマガラ 4羽 市民の森、飛騨の森、沖縄復帰の森
● コゲラ 1羽 沖縄復帰の森
● ウグイス 3羽 南外堀ほか
● アオジ 5羽 梅林、音楽堂西側上
● チョウゲンボウ 1羽 第二寝屋川上空飛翔

★今日の観察種
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、ツグミ、アトリ、シジュウカラ、メジロ、ルリビタキ、エナガ、ジョウビタキ、カシラダカ、アカハラ、マミチャジナイ、セグロカモメ、コサギ、キクイタダキ、キセキレイ、アオバト、シロハラ、ヤマガラ、コゲラ、ウグイス、アオジ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワセミ、チョウゲンボウ、カワウ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■セグロカモメ(1995.1.2 南外堀)
 早朝いつものようにカモをカウントしながら南外堀沿いを歩いていると、堀の中をゆったり飛翔するカモメの姿が目に入る。
 ユリカモメにしては大きく印象が違う。双眼鏡で見ると黄色の下嘴に赤斑がある。心臓の鼓動。水面に浮かんでいる物を見つけると着水し、つついたりひっぱったりすることを繰り返している。南外堀の中で4か所に着水した。その内の一か所では、水面に浮かんだ数十センチのコイと思われる魚を採餌している。
 帰宅後、氏原氏のカモメ識別ガイドを参考に調べてみるとセグロカモメの成鳥冬羽であった。もともと不得意な分野で、よく勉強していなかったため、この機会にゆっくり読んでみるといくらか理解できたように思う。
 翌日も北外堀でユリカモメとともに浮かぶ大型のカモメを見つける。褐色の縦斑が目立つ羽色で、カモメ識別ガイドによると第2回冬羽だろう。優雅に帆翔し寝屋川を下流に向かって、印象的な尾羽の黒帯を残して飛び去った。
コメント
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