大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

5/31 明日から6月。コメボソムシクイ(オオムシクイ)の鳴き声。

2012年05月31日 | Weblog
 昨日は市民の森一帯でホトトギスが鳴き、飛び回っていたそうだ。
 カッコウ科の鳥をバーダーの間では杜鵑(トケン)という。辞書を引くと杜鵑はホトトギス。万葉集の中でホトトギスが一番多く詠まれている。 杜鵑の中では一番身近な鳥だったのだろう。

 残念ながら今朝はホトトギスの声は聞こえず。 コメボソムシクイ(オオムシクイ)のさえずりは、水上バス乗り場、飛騨の森の2か所で。
 比較的よく聞こえたのはシジュウカラのあえずり。2回目の繁殖か、3回目の繁殖か、頑張ってる!

 太陽の広場東の森でハクセキレイが巣立ちした幼鳥と一緒に林床を歩く。時に給餌を受ける。餌を運ぶ姿の観察を何度かしていたが、ようやく巣立ちまできたようだ。
 イソヒヨドリ♀を観察したが、♂は見られなかった。巣立ちが近いのだろうか。よく分からない。

 越夏カモはいつもと同じ。4種。

 明日から6月、先日までの賑いが嘘のよう。鳥もバーダーもカメラマンもいない。
 しかし、6月になってもまれに、サンコウチョウや杜鵑などが見られることがある。できればカッコウに合いたい。撮影もしたい。

 大阪城公園での杜鵑4種を、大きく二つに分けるとこうなる。
 よく鳴くので見つけやすい方=ホトトギス、ジュウイチ。あまり鳴かないので見つけにくい方=ツツドリ、カッコウ。
 数が多いので見つけやすい方=ツツドリ、ホトトギス。数が少ないので見つけにくい方=ジュウイチ、カッコウ。
 これでカッコウが、一番見つけにくいのが分かるだろう。あまり鳴かない上に数が少ない。

 以前、バードウオッチングの専門誌で、都会の公園を通過する杜鵑は全てツツドリだと分かった。なんて記事を読んだ事がある。年間40~50日、数年間観察して答えを出している。
 知らない人がそれを知識として理解しているんだろうと・・・・。ちょと悲しい。

 大阪城公園の観察密度は、それらと比較にならない。国内でトップレベルではないだろうか。
 実際に杜鵑4種すべて通過している。大都会の空をアカショウビンも通過しているのだ。大阪城公園より北で繁殖し南方で越冬する夏鳥は、どのルートで渡っているのだろうか? 私はヤイロチョウが見られてもおかしくないと思っている。
 珍鳥を求めて観察しているのではない。しかし、種々の鳥たちが、大阪城公園を利用している事に思いがいっぱいになる。私が知っていることはごく一部なのだ。

●今日の鳥たち。
 メジロ、コメボソムシクイ(オオムシクイ)、シジュウカラ、ハクセキレイ、コゲラ、ヒドリガモ、カワウ、ササゴイ、イソヒヨドリ、ツバメ、カルガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。
コメント (2)
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