堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

豊年新春ー9 「陰鬱な季節」

2008-01-31 | 自然と共生

P1120758○ 今日は1月の終わりの日です。地元のP1120757農協から毎月届けられるPR誌に「毎日が記念日」という記事がありますが、それによると1月31日は「生命保険の日」となっていますが、寒くて陰鬱季節ですので、生命保険を考える時P1120759期かもしれません。そういえば今月は葬儀もたくさんありました。P1120763

○ 一昨日の朝はが降っていました。道路に積もる程ではありませんが、家の屋根や田んぼも雪景色になりました。メダカビオトープは氷が張っていなかったのか、雪は積もっておりませんが、タヌキは僅かに雪を被っています。こんな雪の畑から、白菜、ネギP1120760、ダイコンにんじんP1120762青梗菜などを掘り出して、我が家に来た娘に持ち帰らせました。

○ クリスマス元日から約一ヶ月が過ぎた時期ですが、この頃は日本人が一番陰鬱さを感じる頃と言われます。低気圧が次々と通過しますので天候も悪く、低気圧の下では人間の神経も散漫になり、体調も悪くなるとのことです。正月は晴れやかな気分にもなりますが、一ヶ月も過ぎると精神的な活力も無くなり、気力も衰えるのでしょう。P1120764

○ 先日、P11207694期目市民税を払いました。年金一年分の20%以上市民税として納付するのは辛いことです。その上に税務署からは所得税確定申告の用紙が届いています。車の車検2台分請求書も来ています。益々憂鬱になります。今から病院に行って血圧定期検診をを受けてきます。

○ それでも昨日、庭にスイセンが咲き始めているのを見つけました。今日の神戸の日の出6時59分で少し早くなりました。明日からは2月です。大学試験成績評価が待っています。ブログも別のタイトルを考えなければなりません。2月も終わりになると太陽の光も強くなることでしょう。       


豊年ー8 「感激!感動!」

2008-01-27 | 自然と共生

○ 今日も寒い朝でした。裏山も完全に景色で、集落道P1120745_2は誰も通る人はありP1120742_3ません。メダカの田んぼビオトープは相変わらずが張りつめ、垣根のサザンカの花も色がさえません。

○ 小雪が ちらつくで、ダイコン、小松菜白菜ネギ水菜ホウレンソウブロッコリーなどを取り、冷たい水で洗い、いつもP1120747_2のように野菜宅配便に行きました。に当たっP1120669_2た野菜は柔らかく、甘みも強くなって絶品です。

○ このところ、アメリカのサブプライムローンに起因して、ガソリンだけでなく食料品値上がりしていますが、P1120728_2芋類大豆等々我が家の自給率は高いので、食料備蓄は充分です。しかし、調味料や肉類、加工品は購入しなければなりません。P1120723_2

○ 昨日は久しぶりに神戸に出かけました。県庁前で地下鉄を降りて、いつもの中華料理店で開催された県の水産関係者の懇親会に出席しました。OBと現職がP112073250人余り集まり、水産仲間の楽しい宴会になりました。84歳のOP1120727B会長や30年前に定年退職された88歳の大先輩も出席されていましたので、私などはまだ若い部類でした。 

○ 昨日、私にとっては青天の霹靂とも言P1120730_2える感動、感激することがありました。昨日の朝、私のブログのページP1120731を開いてみると、「酒泉満」という方からコメントをいただいていました。そして「メダカにかける思いは同じで機会があれば一緒させて欲しい。」と書いてありました。

○ 酒泉満さん新潟大学教授で、メダカの研究の権威です。ことにニホンメダカ地域集団があることを研究され、遺伝子レベル地域差があることP1120735_2を明らかにされた先生であると理解していす。このように有名な先生が私のブログに目を通して頂き、しかも私を勇気づけるコメントをいただけるとはのような出来事です。先生P1110555_2コメントは総理大臣の言葉よりも嬉しいことです。

○ 先生論文を読んでも、凡人の私には理解できませんが、兵庫県の豊岡市あたりに北日本集団南日本集団ハイブリッドがいるという説には関心を持っていました。そして、もっと小さな地域集団も存在するということですので、私はメダカの飼育に当たって、我が家のメダカには他の地域メダカを混ぜないように気を配ってきました。P1000149_2

○ 先生はP1000152_2、「機会があれば会いたい」とのことですので、一度、電話かメールでご連絡し、今後はいろいろとご指導頂きたい思います。そして、雪が解けるころには我が家のメダカを新まで持参して、一度お会いできれば嬉しいと思っております。P1080770

○ 私がこのブログを書き始めて2年あまりが経過しましたが、その間、記事の更新453回行いました。これらの拙文にアクセスして頂いた延べ数は27,000回に登ります。皆様のご愛読を励みとして書き続けながら私の生活の方向を探し続けていますが、酒泉先生からコメントをいただけたのは皆様のご愛読の御陰です。有り難うございます。

       


豊年ー7 「葬送」

2008-01-24 | 自然と共生

○ 21日にP1080882に入りましたが、寒い日が続きます。雪は僅かに降っただけで、交通の混乱を生じることはありませんでした。

○ 昨日はご近所で葬儀があり、参列させて頂きました。年末以来、集落や知人の葬儀は4回目です。寒い時期になると亡くなる人が多くなりますので、高齢者は気を付けなければなりません。

○ 昨日の葬儀は私の友人のお父さんの葬儀でした。友人は、小学校から高校P1120696まで同じ学校で、公務員時代も36年間に亘って農林水産関係の仕事を一緒に担当してきました。また、田んぼも小川を隔てて隣会わせの親しい方です。しかし、彼の家はいわゆる旧家で、門構えの立派な茅葺きの家です。韓国の友人が我が家に来られたときに、茅葺き日本民家を見たいと言われましたので、亡くなられたお父さんに親しく説明して戴いたいたこともあります。高潔人格のみんなに尊敬される方でした。

○ 昨日はP1120699朝のうちは小雨が降っていましたが、葬儀が始まる昼頃には雨もあがり、地元の方々、市内、県庁関係など多くの方々が参列されていました。葬儀の導師は集落のお寺の住職が勤めますが、客僧8人も参列して読経される格式高い葬儀でした。

○ 最近、市内に民間の葬祭会館が建設されましたが、私の集落では、葬儀自宅で行います。しかも集落の人々が協力して葬儀準備をします。喪主の意向を聞いて、僧職への依頼、市役所での埋葬許可手続き、葬儀の準備等々一切P1120704集落もしくは隣保の者が協力して当たります。亡くなられた家族の方は愁傷の中にありますので、近所の者が助ける習わしでしょう。

○ 今後は、民間の葬祭施設を利用する機会も多くなることでしょう。ご近所にお世話になることもなく、簡潔に葬を行うことも一つの方法ですが、一人の人間がその一生を集落の中で過ごしてきたことを考えれば、集落の人々が協力して葬送することも意義深いことであると思います。

○ 平均寿命P1120587を勘案すると、余命も残りは十年余りです。すでに「堅壮院積徳通生居士」という戒名もありますので、あまり手間や経費はかかりません。私の場合は、是非ともメダカが棲む我が家で質素な葬儀を行い、そして葬送の曲は私が学生時代を過ごした大学の寮歌「都ぞ弥生」を挽歌としてほしいとも思っております。   


豊年ー6 「シンプルライフ」

2008-01-20 | 自然と共生

P1120179○ このとP1120671ころ寒い日が続きます。寒村の我が家はなんとなく冷え冷えと寂しく、メダカの田んぼビオトープもが張りつめています。ガラス水槽ヒーターの入っているメダカヒーター座布団ネコは、暖かくて幸せそうです。P1120667

P1120662○ こんな寒い時期の百姓仕事はほとんどありません。昔なら冬は山へ柴刈りに行くのが仕事でしたので、灯油が高騰しているときでもあり、来年は薪ストーブを買うことも考えています。P1120664

P1120659○ 一昨日は庭の植木に「寒肥」をやりました。我が家の庭は200坪以上もあり、サザンカは60~70本、300年以上とも推測されるの巨大な古木、その他ツバキ、柿、桂等々の植木がありますが、雑木も多く庭というよりP1120665里山のような感じです。先日は庭にがやってきました。本来なら冬の寒い時期に防虫剤も散布しますが、メダカもおりますので止めています。P1120682

○ 昨日の朝はことのほか冷たく、農作業をする気にならなかったので、近くの蓮花寺というお寺に行ってみました。冷え冷えとした境内の森の道を巡り、本堂二重の塔まで登りました。一人で冷たく静かな境内に立つと、雑念が消えていることに気が付きP1120679ました。

○ 午後は、水田の土手の草を焼きました。いわゆる「野火」というのでしょうか、私達は「畦焼き」とか「土P1120683手焼き」などと呼んでおり、雑草の中に潜んでいる害虫を駆除する効果もあって、農家にとっては冬の大切な仕事です。最近は、防火への配慮のため、大きな土手は村の消防団に依頼して焼きます。

○ メダカ達は、寒い冬は氷の下で、木葉や草の下に身を隠し、餌も採らずにジッとしているのでしょう。氷が溶けて太陽が照ると泳いでいますが、氷の下で泳いでいる様子はみられません。

○ 高齢の年P1120690金生活者の冬の生活は、作業服に身を包み、農村ベP1120691ンツを愛用しながらメダカに見習うシンプルライフであるべきでしょう。それにしても野菜ばかりを食べていては余計に寒さが身にしみます。今夜は雨がに変わるとの天気予報 です。テレビでも見ながら焼酎でも飲むことにします。           


豊年新春ー5 「菜の花の沖」

2008-01-16 | 自然と共生

○ 14日P1010429成人の日は少し冷たい日でしたが、晴天でしP1010432た。たつの市御津町の綾部山梅林の近くに「菜の花畑」があるというので、連れ合いや近所の友人ご夫妻と一緒にドライブに出かけました。

○ 「菜の花」は見事に咲いていましP1010437た。見たところ10ヘクタールほどの水田に一P1010436面に菜の花が広がっていました。畑に入って写真を撮っている人も大勢おられましたが、100円で摘み取りもできるとのことで、花や花芽を摘み取っている人もいました。

○ 菜の花P1010438を観たあと、近くの海辺に出てみました。この浜辺は「新P1010441舞子海岸」と言って、県内でも数少ない干潟があるところです。丁度潮もひいていましたので、干潟の中を歩いて水辺まで行きました。沖合の播磨灘には家島群島が横たわったいましP1010445_2た。この家島群島へは100回以上も仕事で行ったとおもいますが、群島はP10104514の島嶼があります。私は家島の漁協で海苔養殖の指導に当たったことがありますので、これらの島嶼すべて上陸した経験があります。久しぶりに潮風の臭いを嗅ぎ、海の生活に戻ったP1010450気持ちになりました。

○ 私達は、海岸沿いのカーブの多い道を西に向かいました。岩見室津、相生、坂などのP1010453漁港を巡りながら、連れ合い達は特産の牡蠣なまこなどの海産を買っていました。途中、ツバキ園がP1010458ある相生の万葉の岬や大石内蔵助の銅像がある赤穂岬などにも立ち寄り、静かな沖合の播磨灘の景色を 眺めました。P1010465_4

○ 夕食は、今P1010461日入手した菜の花なまこなどでしたが、一緒に行った友人からナポレオンコニャックをいただきました。このブランデーは、1978年に外国から買って帰られたものですが、30年前でもすでに年代物P1010466であったとのことです。恐らく 40~50年前のものです。一滴ずつ芳醇な香りを味わいぎながら、大切に飲んでいます。今夜のP1010449牡蠣フライが楽しみです。