○ ロシア旅行第4日目、サンクトペテルブルグ空
港からモスクワに向かいました。決して新しいとは言えない飛行機でモスクワ近郊に着きましたが、空港からバスで、モスクワの西北 西約200㎞にある「黄金の環」という12
~13世紀に栄えた古都が点在する地区に向かいました。
○ バスはどこまでも続く広い平野の直線道路を100㎞/hほどのスピードで走りますが、沿道の林には白樺や松、エゾマツの ような針葉樹、ポプラなどの木が見られました。ガイドに聞いてみると代表的な樹種は、白樺、楓、菩提樹とのことでした。私は樅の木などクリスマスツリーのような針葉樹が優占種と想像して
いましたが、圧倒的に広葉樹が多く、アカマツの林も多いことから推測すると、北海道よりも温暖な地域と
も考えました。
○ ロシアの大自然の中を2時間ほど走って世界遺産であセルギエフ・ポサードに着きました。ここには嘗てのロシア正教の本山で、修道院や教会群があり、現在もロシア正教の一大聖地として多くの信者がお訪れていました。
○ 「クレムリン」というとモスクワの政治の中心機関があるところを創造しますが、「古い街」を「クレムリン」というそうで、ロシアには沢山のクレムリンがあるようです。この修道院も一つのクレ
ムリンで、いくつかの聖堂や高い鐘楼がそびえていました。
○ 私達はクレムリン内のレストランで昼食を食べ、ロシアの木製の人形であるマトリョーシカの工房を見学しました。菩提樹の木を削ってコケシのような人形を作るのですが、私達も絵付け体験をさせてもらいました。絵を描くのは苦手ですので見学だけにしようと思いましたが、一念発起してメ
ダカの模様を描き
まし
た。
○ 日本では地平線は見られませんが、何処までも続くロシアの農村を走りながら、ゴルフボールを何回打つと地平線まで届くのだろう?とか、私の耕耘機で耕すとどのぐらい掛かるのだ
ろうか???などと考えました。北海道で広い農地を見ていますが、こんなに広い平野を走るのは始めてでした。この様子ではウラル山脈までこ
のような風景が続くのでは無いかとも思いました。とにかく地平線の風景を満喫しました。