堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

ロシア旅行ー4 「地平線」

2009-07-30 | 自然と共生

○ ロシアP1200964旅行第4日目、サンクトペテルブルグ空P1200595港からモスクワに向かいました。決して新しいとは言えない飛行機でモスクワ近郊に着きましたが、空港からバスで、モスクワの西北 西約200㎞にある「黄金の環」という12P1210237~13世紀に栄えた古都が点在する地区に向かいました。P1200995

○ バスはどこまでも続く広い平野の直線道路を100㎞/hほどのスピードで走りますが、沿道の林には白樺エゾマツP1200985ような針葉樹ポプラなどの木が見られました。ガイドに聞いてみると代表的な樹種は、白樺、楓、菩提樹とのことでした。私は樅の木などクリスマスツリーのような針葉樹が優占種と想像してP1210001いましたが、圧倒的に広葉樹が多く、アカマツの林も多いことから推測すると、北海道よりも温暖な地域とP1200987も考えました。

○ ロシアの大自然の中を2時間ほど走って世界遺産であセルギエフ・ポサードに着きました。ここには嘗てのロシア正教本山で、修道院や教会群があり、現在もロシア正教の一大聖地としてP1210007多くの信者がお訪れていました。

○ 「クレムP1210010リン」というとモスクワの政治の中心機関があるところを創造しますが、「古い街」「クレムリン」というそうで、ロシアには沢山のクレムリンがあるようです。この修道院も一つのクレImg152ムリンで、いくつかの聖堂や高い鐘楼がそびえていました。

○ 私達はP1210053クレムリン内のレストランで昼食を食べ、ロシアの木製の人形であるマトリョーシカの工房を見学しました。菩提樹の木を削ってコケシのような人形を作るのですが、私達も絵付け体験をさせてもらいました。絵を描くのは苦手ですので見学だけにしようと思いましたが、一念発起してP1210015ダカの模様を描きP1210022ましP1210040た。

○ 日本では地平線は見られませんが、何処までも続くロシアの農村を走りながら、フボールを何回打つと地平線P1210023まで届くのだろう?とか、私の耕耘機で耕すとどのぐらい掛かるのだP1210050ろうか???などと考えました。北海道で広い農地を見ていますが、こんなに広い平野を走るのは始めてでしたこの様子ではウラル山脈までこP1210043のような風景が続くのでは無いかとも思いました。とにかく地平線の風景を満喫しました。                   

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ロシア旅行ー3 「バルト海」

2009-07-28 | 自然と共生

P1200819○ ロシアP1200826旅行第3日目の7月16日は、先ず、サンクトペテルブルグの市街から30㎞ほど離れたプーキシン市という街にあるエカテリーナ宮殿に行きました。

○ 緑の芝生が美しい木立を抜けると荘厳な宮殿が現れました。この宮殿はP1200830シア皇帝が妻のエカテリーナに与えた町にある離宮の一つで、エルミタージュが「冬の宮殿」であるのに対して「夏の宮殿」と呼ばれてP1200850います。

○ 宮殿の中に入ると豪華な調度品や壁画が描かれた部屋が並んでいましたが、殊に、壁全面に琥珀が張りつめられた「琥P1200839珀の間」は目映いばかりに輝いていましP1200832たが、残念ながら写真撮影は禁止でした。この部屋で私の写真を撮っても、琥珀色の肌の私は映らなかったことでしょう。これらの部屋はナチスドイツによって徹底的に破壊されたそうですが、戦後 復旧されたとのことでした。

○ 午後は、P1200889サンクトペテルブルグの西約30㎞のバルト海P1200866フィンランド湾に面したペテルゴーという所にある宮殿公園を見学しましたが、この宮殿はピヨトル大帝が建てた離宮の一つですが、内部の撮影は禁止となっていましP1200896た。宮殿の前後の広大な庭園がありましたが、フランスのベルサイユ宮P1200884_2殿をモデルにしたとのことで、なるほど庭の模様は良く似ていました。しかし、バルト海へ通じる運河を見下ろす下公園には15P12009170基もの噴水が配置されていました。

○ 噴水P1200915の側から運河沿いに10分ほど歩くとバルト海に出ました。嘗てイギリスで北海は見たことがありますが、私にとっては始めて見るバルト海です。桟橋近くの海岸では、水遊びをする人もP1200919P1200921ありました。フィンランド湾とのことでしたが、快晴とはいっても夏の海ですので見通しは悪く、フィンランドまでは見えませんでした。

○ 私達は大きな水中翼船に乗り、30分ほどでP1200929 ンクトペテルブルグのネヴァ川を上ってエルミタージュ美P1200941術館の側の桟橋に着きました。

             


ロシア旅行ー2 「エルミタージュ美術館」

2009-07-26 | 自然と共生

○ ロシア旅行P1200652_2の第2日目(15日)は、サンクトペテルブルグP1200952の最大の見所で、多くの名作を擁する世界有数の美術館であるエルミタージュ美術館を見学しました。

○ 壮大な美術館はネヴァ川にP1200702面していましたが、建物はロマノフ王朝宮殿であり、歴代の皇帝の住まいであったとのP1200668ことで、南側に回ると宮殿広場がありました。

○ 18世紀、ロマノフ王朝のエカテリーナ2世が収集 したコレクションを発端として、19世紀末に美術館として開館されましたが、P1200664もともとはエカテリーナ2世個人的な美術館であったとのことです。美術館全体では1000室P1200660 以上の部屋がありますが、現在はそのうち400室美術品が展示されているとのことでした。

○ 時代の変遷にともなって建物が追P1200675加されて現在の姿になっていますが、現在本館となっているのが「冬の宮P1200674殿」で、各部屋の内装も豪華で美しく、天井等にも見事な壁画が描かれていました。絵画彫刻工芸・美術品、歴史的な発掘品など約300万点のコレクションがあり、全体を見て回ると合計25㎞にも及ぶとのことでした。

○ もとよりP1200689芸術オンチの私ですので、大学教授であるロシアのガイドの説明も時代や画風等が混乱して良く解りませんが、写真だけは沢山撮ってきましたので、そのうちから裸婦P1200694の絵などをご覧ください。美術に憧憬の深い方であれば、誰の作品であるか解るのでしょうが、私には「モナリザ」や「落ち穂拾い」が無ければネコに小判です。

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☆ 昨日25日は、淡路島のウエスチンホテルで県農林水産部OB会が開催されました。15周年ということで名誉会長である前知事に講演をお願いしました。また、会員による「仕舞い」もアトラクションとして行われ、約300人が出席しても楽しい集いでした。          P1200698 P1200705 P1200707 P1200708 P1200711  

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ロシア旅行ー1 「白夜」

2009-07-22 | 自然と共生

○ 7月1P12005934日から昨日(231日)まで、連れ合いと一緒に旅行社のツアーに参加してロシアP1200606旅行に行ってきました。ロシアに行くのは始めてで、殊にモスクワを中心とするヨーロッパ圏のロシアに行くのは長年の願望でした。

○ 関西空港から韓国を経由P1200767して約11時間のフライトで、夜の10時半頃に約8,000㎞離れたくバルト海に面するサンクトペテルブルグに着きP1200600ました。日本との時差は6時間ですが、夏期はサマータイムが実施されていますので日本と5時間の時差です。10時半というのに太陽は地平線の10度ほど上にあり、11時になっP1200646てやっと日没となりました。

○ サンクトP1200630ペテルブルグは人口約600万人のロシア第2の都市で、「北のベネチア」といわれる美しい水の都です。1703年にピヨトル1世によって建設が開始され、約200年にわたって首都が置かれP1200736た都市ですが、大西洋側で海に面する沿岸が少ないロシアにとっては、重要な都市であるとも言えるようP1200727です。北緯60度に位置しますので、寒いと思って長袖にシャツやベストまで持って行きましたが半袖のポロシャツで十分でした。随所に菩提樹白樺などの広葉樹が鬱蒼と繁り緑の芝生が広がる公園や並P1200624 木がある美しい街でした。このような風景を見ると北海道大学の構内を思いだしました。

○ 宮殿P1200782聖堂などの名所を巡り、世界3大美術館の一つといわれるエルミタージュ美術館を見て、明るい夕方7時からクラシックバレーの代表である「白鳥の湖」P1200616 を鑑賞しましたが、チャイコフスキーの国で本物のバレーを見ることができたのは幸せでした。

○ ナイトP1200785ツアーは夜の11時45分の出発でした。聖堂宮殿銅像エルミタール美術館P1200739 等あらゆる施設がライトアップされていました。深夜になっても観光バスがナイトツアーの名所を巡っていましたが、一般の市民もP1200804白夜」を楽しんでいるようでした。しかし、夜の短P1200810いところですから眠る時間が少なく、観光にも忍耐が必要でした。

○ 折しも今日は日食でした。我が家のあたりでは雲が掛かっていて一寸太陽が見えた程度でしたが、11時頃Img149には少し暗くなり、1週間を過ごした「白夜」ロシアのことを思いました。

Img150 (日食の写真は朝日新聞から借用しました。)            


四苦八苦ー3 「愛別離苦」

2009-07-12 | 自然と共生

○ 「四苦八苦」P1000884のうちで、始めの四つの苦しみは「生老病死」ですが、その次には「愛別離苦」という苦しみがあります。これは愛するものと別P1000898れなければならない苦しみです。

○ 私の父は昭和63年の暮れに、そして母は阪神・淡路大震災の前年に亡くなりました。両親とも86P1000900で亡くなりましたので、一応、天寿を全うしたとも言えますが、二人とも僅かに3・4日P1000910の患いでした。親が先に亡くなるのは順当ですが、数日の患いで身内を失うことは、私にとってはしいことでした。

○ 我が家の菩提寺がある金沢お盆P1010029は7月です。父が亡くなってからは毎年、お盆には金P1000907沢まで墓参りに行っています。このことは生前の父との約束でもありました。

○ 昨日の土曜日、私は連れ合いと一緒に金沢に向かいました。高速道路料金が割引になるのと東海・北陸自P1010023動車道が完成したこともあって、少し遠回りですが、長良川沿いの道を通りました。数年前に行ったときは美しい長良川の流れを眺めながら川沿いの道を登って行きましたが、今ではP1010027山の中腹を通り、トンネル橋脚ばかりの天空高速道路を走りますので、郡上八幡高山御母衣ダム白川郷等も全く見えないまま、富山県の砺波平野に降りてしまいました。

○ 我が家のは金沢市営の野田山墓地と兼六園の近くP1010006にある我が家の菩提P1010003にありますが、この菩提寺は加賀藩奥村家老の菩提寺でもあります。一年ぶりに父母の墓前で般若心経を唱え、家族の息災をお祈りしました。墓参りを終えて、気持ちが晴れやかになりました。

○ 金沢には毎年行きますが、兼六園には毎回立ち寄りまP1010018す。日本の三名園の一つと言われるだけあった、一木一草にも歴史が感じられ、自然美が凝縮されているようにP1010012_2 思えます。金沢で、兼六園の雪吊りと友禅流しをデザインしたタクシーを見ました。

○ 帰り道は北陸自動車道経由P1010002で帰ってきました。往復で830㎞のドライブでした。

(次回のブログ更新は10日後となる予定です。)