堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

「農」の生活ー12 「またイタチ」

2007-06-29 | 自然と共生

○ P1100764も終わりに近づき、蒸し暑い日が続いていますP1100765。玄関まえの百合が美しい花をつけました。猫のシマジローは暑さに負けず、よく食べて元気です。メダカの池のアサザもたくさん黄色い花をつけています。2週間まえにと一緒に播いた黒大豆も揃って発芽P1100778しています。

○ スイカ畑のネットのそばにアライグマP1100769 捕獲器を仕掛けています。アライグマはリンゴが好きだというので、バナナリンゴに変更したところ、アライグマではなく、またイタチが捕まりましP1100775た。2週間前もイタチでしたので、我が家の周辺にはかなりイタチが生息いることが推定できます。野生動物が多いP1100779ことは自然が豊かな証拠ですが、アライグマ外来動物ですので、早く捕獲したいものです。イタチはその場で放免しました。

○ 今日P1100785は、公務員時代にお世話になった方が、この春、最高位の叙勲受章され、「感謝とお礼の集い」が県立美術館で開催されましたP1100768叙勲を受章された場合、多くはみんなでお祝いの会を開くのですが、今回は受章者からご招待戴きました。仕事はもちろんご指導戴きましたが、ゴルフも度々お供をさせて戴きました。今日は公務員時代先輩後輩がたくさん出席され、久しぶりに懐かしい方々にお会いできました。

        


「農」の生活ー11 「半農半メダカ」

2007-06-27 | 自然と共生

○ 昨日、兵庫県立嬉野生涯教育センターの生涯大学メダカについて講義をする機会をいただきしP1100757ました。環境問題P1100753テーマであったようですが、「メダカと照葉樹林食文化」という内容で、約100人ほどの熟年の方々を前に2時間説明しました。このブログで書いてきた要約をパワーポイントを使って120枚のスライドにして説明し、メダカの生育環境の保全照葉樹林食文化の大切さをお話しました。メダカのお話を出来たことはとても幸せP1100667でした。今後も「メダカを飼育して、メダカに学ぶ」生活を続けようと思いました。P1100755

○ このところ、メダカはますます元気です。水田ビオトープでは稲もだんだんと成長し、メダカの間を泳いでいます。500リットルポリタンクでは、メダカの子供が連日誕生しているようです。ホテイアオイヒシ、川で採ってきた水P1100758草が繁茂していますが、この環境がメダカP1100762産卵に適しているようです。

○ 昨日と今日は蒸し暑い日でしたが、缶チューハイを片手にジャガイモ掘りをしました。今年は肥培管理ば良かったのかジャンボ馬鈴薯がたくさん穫れました。あまりにもたくさん穫れすぎて倉庫の中はいっぱいになり、隣の耕耘機小屋にまで広げました。ジャガイモの大好P1100761きながいますので、毎日食べてほしいと思います。

○ スイカがかなり大きくなりました。毎年アライグマに荒らされますので、スイカ畑の周囲を二重ネットで囲んでいましたが、ネットを越えてPhoto_67進入する可能性がありますので、上側にもネットを張り、完全防備スイカ畑ができました。しかし、完成して考えてみると、受粉のために昆虫も入れないのではないか?こんなに完璧な囲いをすると、スイカを収穫するためにはどのように畑に入れば良いのか?????と心配になりました。       


「農」の生活ー10 「半農半ゴルフ」

2007-06-25 | 自然と共生

○ 今日はP1100720ゴルフに行きました。このところゴルフの誘いが多P1100741く、この一週間に3回ゴルフに行きました。それぞれ仲間は違っていますが、視力が悪くてボールが見えない私を誘ってくださるのは有り難いことです。

○ 今日のルフ場は我が家の近くで、コースから見えるP1100740は日頃田畑から見ている風景と同じでした。ウグイスホトトギスが囀る美しい緑の山、どこまでも続く緑のベントフP1100742ェヤウエーをのんびりと歩く楽しい一日でした。因みに今日のスコアは105でした。

○ バブルの頃に造成されたゴルフ場ですので、コースもクラブハウスも贅沢の極みや尽くされています。浴室は露天風呂やサウナも完備し、レストランも周囲が見渡せる円形の立派な部屋でした。コースの茶店ではチューハイを飲み、昼食P1100746時には冷たいビールを二本も飲みました。

○ 貧農の生P1100749メダカに学ぶ生活を志向している私ですが、こんな立派な施設で昼間からを飲んでゴルフに興じるのは罪悪感すら覚えます。プレー費は飲食を含めて7000円でしたので、年金生活の私にとっては有意義で健康的なな一日でした。7月もすでに5回の予定が入っています。         


「農」の生活ー9 「半農半X]

2007-06-22 | 自然と共生

P1100728 ○ 今日は夏至、朝から雨が降りましたが、アジサイが綺麗に咲いています。一本の株から様々な色の花をつける器用な植物です。

○ サラリーマン生活を辞めて丁度一年が経過しました。最近、「半農半X(エックス)]という新語・流行語が生まれたようですが、私のこの一年間は「X」を模索する生活でした。アジサイのようにバライエティー豊かに咲き誇ることは出来ませんでした。

○ 「農」については、約40アールの農地を耕し、50以上の作目を栽培しましたが、四季を通じて季節の野菜を食べることが出来、子供たちや知人にもたくさん食べて頂き、自分でも美味しいと思いましたので、一応の果を収めたといえるでしょう。

○ 「X」プロジェクトにつては、ブログで日々の行動を書いてきましたが、方向の定まらない一年でした。ゴルフ、旅行、大学の先生、メダカの飼育等々をやってみましたが、これらのトータルが「X]で、「農」と対比して位置づけられるものは見つかりませんでした。

○ 旅行は、この一年間に、北海道4回、屋久島、韓国、佐賀と宮崎ドライブ、高知県の四国巡礼、上越・東北・北関東ドライブ、倉敷等を回りました。しかし、スケールの大きな海外旅行はゆけませんでした。大学は9月から2月までの間、毎週、100分授業を毎週3回ずつ担当しましたが、学術を探求した成果が無い私ですので、行政経験をトレンドした授業になってしまいました。ゴルフは毎月4~6回行きましたが、所詮、年寄りのゴルフで上達はありません。メダカの飼育については順調に行っているように思えますが、メダカが自生できる環境の確保までは洋々たる道のりでしょう。

○ プロジェクト「X]を探す日々は今後も続くことでしょう。年齢や体力も考慮しなければなりません。一層のこと、すべてを捨てて放浪の旅に出るのも一案かもしれません。否、伴侶との生活を完成させることが人生の目的であるかもしれません。「X」の模索は今後も続くことになりそうです。


」農」の生活ー8 「春日山原始林」

2007-06-21 | 自然と共生

○ 法隆寺を拝P1100635_1 観して春日山原始林に向かいました。P1100638奈良市の東部にある春日山原始林には、今までに2・3回行ったことがありますが、その意義を知らない年代の経験です。

○ 大仏殿正倉院の間の細い道を通って奥山ドライブウエーに入りました。アセP1100640が両側に植えられている道路を上ってゆくと、若草山の頂上に着きました。鹿が大きな群れで若草を食べていました。「奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の・・・」という歌を思いましたが、今は若葉の季節です。頂上から奈良の町を見下P1100660ろすと、眼下に小雨にかすむ美しい風景が広がりました。私のご先祖の韓国からの渡来人もこのように奈良盆地を見下ろし「ウリ ナラ」(我が国)と言ったのでしょう。

○ 奥山ドライブウエーは、特別天然記念物で、奈良の社寺とともに世界遺産に登録されている原始林のエリアに入りました。この間約5㎞は、走路の舗装もない自然の道です。

P1100648500メートル、約300ヘクタールP1100657の森林ですが、大和川を経由して泉州地域を潤す源流の一つでもあります。春日大社神山として、1000年以上も伐採が禁止されていますので、関西地方に残る数少ない原始林です。植生は主としてカシシイ類等の照葉樹が見られますが、温帯林ですのでなどの針葉樹もある混合林で、成熟した森林は低木やP1100656ダ類も繁茂し、いわば森の博物館の様相を呈しています。

○ ドライブウエーは通過できまP1100644すが、周辺の森林への入山禁止との掲示があります。しかし、春日が催す原始林を歩く会に応募すれば、この原始林に入ることが出来、樹齢1000年以上の杉の古木も見られると聞きました。800種類以上の植物や多くの動物によって育まれた豊かな森を見ることが出来ました。改めて照葉樹林の価値を確認しました。