○ 「四苦八苦」という言葉がありますが、初めの「四苦」は「生老病死」です。人間は誰も「生まれて年をとって病気になって死んでいく」ことを云います。つまり人間の死亡率は100%なのです。
私もかなり年をとりました。そして病気も出てきました。今日、神戸の病院の眼科に行き、蛍光眼底造影検査をしました。この検査は蛍光色素を含んだ造影剤を点滴しながら眼底の血管を撮影するものです。
5年ほど前から視野の中心部が白くなって見えにくいために診察を受けたところ、黄班変性症という加齢による網膜の病気とのことでした。視力も0.2ぐらいになり、矯正しても中心部は見えにくくなっています。来週の4日に結果を聞かせてもらい、手術するかどうかを決めることになりますが、網膜硝子体手術という難しい手術をすることになります。
○ 残りの四つの苦しみは、①「愛別離苦」(愛する者と別れる苦しみ) ②「怨憎会苦(おんぞうえく)」(恨んだり憎んだりしている者に会う苦しみ) ③「求不得苦」(求めて得ざる苦しみ) ④「五蘊盛苦( ごうんじょうく)」(欲望を燃やす苦しみ)であり、これで八つの苦しみとなります。
人間である以上、避けることが出来ない苦しみをどのように受け止めていくかはそれぞれの人によ りますが、私は自然に学びながら苦しみにつきあって行くつもりです。医学が発達している現在ですから、医師が手術を勧めてくれるならそれに従いたいと思っています。4日の結果次第です。