自産自消ー６ 「健康診断」

○　昨日と今日は快晴の暖かい日で、まさに小春日和といえる天気です。我が家の周辺の山は、クヌギやコナラなどの広葉樹が色づき、燃えるような紅葉に染まってきました。新緑の頃も綺麗ですが、晩秋の山も格別の味わいです。今日は、今年最後のホウレンソウの播種をし、カボチャの収穫、里芋や鉢植え植物の防寒対策などをしました。

○　去る２４日は、佐用町の友人宅を訪問しました。先般の水害で床下浸水の被害に遭われたとのことですが、壁には生々しい浸水の跡が見られました。名物のホルモン焼きうどんとビール、焼酎をご馳走になりましたが、被害に遭われた方にご負担をおかけして申し訳なく思いました。そして宍粟市山崎町の紅葉山にご案内頂きました。

○　先月末から４週間にわたって健康診断を受けてきました。心電図、血液・尿検査、胸部レントゲン、胸部ＣＴ，胃カメラ、腹部ＣＴ，大腸内視鏡検査、頭部ＭＲＩ検査などを受け、大腸にポリープが見つかったことは先日書きました。昨日、すべての検査結果について診断頂きましたが、心配していた大腸ポリープや胃の細胞検査でもガン細胞は見当たらないとのことでした。

○　大腸ポリープを切除しましたので気になっていましたが、結果を聞いて胸を撫で下ろしました。その他の結果については、肝臓、腎臓、脳に膿疱が見られるようですが、特に治療の必要はないとのことでした。胃については、内視鏡検査では「荒れている」と指摘されましたので、酒の飲み過ぎを心配していましたが、細胞検査の結果は心配無用のようで、肺や腹部内臓、前立腺も大丈夫、血液・尿の検査もＯＫでした。ただし、１年後に再度、大 腸検査が必要とのことです。

○　晩秋の木々が色づき葉を落としていく季節で、古希を過ぎた我が身も枯れて行くような侘びしさを感じます。先日訪れた京都の円山公園のしだれ桜が妙に気になっていました。大きな枝はすべて枯れておりますが、往時の栄華を偲ぶことができました。老木ですが、小さな枝を無数に出しており、春には花を付けるだろうと思いました。有名な桜ですが、現在の姿を見ると、一般の観光客は落胆する人が多いと思われました。しかし、この桜が生きてきた年月を思うと、老木故に価値があるような気がしました。

○　健康診断ではすべて問題なしが確認されました。これでまた、焼酎が飲めます。色即是空　空即是色　受想行識　亦復如是・・・

自産自消ー５ 「朋友再会」

○　１１月も下旬にはいると、かなり寒くなってきました。近隣の古刹の紅葉を見に行きましたが、今年は例年の映えるような色づきは見られず、少々期待はずれです。

○　しかし、季節はどんどん進行しますので、漬け物用のダイコンを干したり、野菜の畑にビニールのトンネルを作って防寒 対策を施したり、冬を迎える準備に精を出しています。連日のように猪が家の周辺に出没し、畑を荒らすのは困ります。

○　昨日は函館の友達が京都にやって来ましたので、連れ合いと一緒に京都へ会いに行きました。京都の秋を見るのは久しぶりです。北海道の友達は大学の同級生で、専攻も同じプランクトン研究室でした。私は地方公務員でしたが、彼は大学教授の道を歩んだ人で、鯨類研究の権威です。北海道に行くといつもお世話になりますが、彼は京都出身ですので今回も全面的にお世話になってしまいました。

○　私達は電車を降りｔｒから祇園に向かい、八坂神社に入り、彼が予約しておいてくれた円山公園の中にある「いもぼう」という老舗の料理店で再会しました。彼の令婦人もご一緒で、４人でビールで乾杯し、名物料理の海老芋と棒ダラを煮付けた料理に舌鼓をうちながら、お互いの近況や大学の友人の話題、健康のことや野菜作りの話など、「鯨とメダカ」の会話は延々と続きました。

○　私達は、食事が終わってから円山公園を出て、知恩院の山門を眺めながら青蓮院に向かいました。大きなクスノキが聳える青蓮院では、ご開帳されて いた国宝青不動明王を拝観することが出来ました。広い庭園を散策しましたが 、ここも紅葉は今一歩でした。紅葉の名所で名高い永観堂の前まで行きましたが、観光客ばかりで紅葉の醍醐味は見られない模様でしたので、拝観はあきらめました。

○　この後、銀閣寺の近くで友人の娘さんがシェフをしておられるレストランに立ち寄り、ここでも焼酎をご馳走になりました。２日前まで禁酒していましたので、昼間からビールや焼酎を飲むと、酔いが回るのが早いような気がしました。

○　友人ご夫妻と別れ、私と連れ合いは京都の台所と言われる錦市場に立ち寄りました。京料理のあらゆる素材が並んでいるようでしたが、いずれもこだわりの商品に見えました。中でも京野菜の店では種類の多さに驚き、昨年行った金沢の近江町市場を思い出しました。

○　今日は、西宮市の友人ご夫妻が我がメダカ塾に来られました。一年ほど前にも来られましたが、その時に差し上げたメダカはいまも元気で生息しているとのことでした。彼も大学の同級生で、大手の製薬会社に勤務されました。学生時代、彼とは寮で同じ部屋に住みましたので 、最も親しい友人のひとりです。

○　白菜、ダイコン、キャベツ、葱、里芋、サツマイモ、柿等々、車のトランク一杯の野菜を持って帰って頂きました。昨日と今日の二日間は、大学時代の友人と存分に話をすることが出来ました。５０年前に戻った気持ちになり、楽しい再会でした。            

自産自消ー４ 「雪吊り」

○　１４日（土）と１５日（日）は、兄の４９日の法要と納 骨のために金沢に 行ってきました。

○　１４日は午後３時頃に金沢に着きましたので、兼六園に行きました。この公園へは金沢へ行くたびに訪れますので３０回以上も行っていますが、ほとんどが春や夏ですので、紅葉や「雪吊り」のころに入園するのは稀です。カエデや桜、銀杏などが見事に色づき、色とりどりの木の葉が緑の苔の上に落ちて、天下の名園はまさに「紅葉の錦」でした。

○　伝統の「雪吊り」の風景は、池や水路の上に張り出した松の枝を支柱から縄で吊してあり、いかにも兼六園らしい風情を醸成しています。しかし、雪の重さから枝を守るというよりは、むしろ観光のための装飾的な要素が強くなっているようで、紅葉のシーズンはライトアップも行われているよ うでした。一度、雪が降ったときに見たいと思います。

○ 　１５日の日曜日は、兼六園の近くにある菩提寺で４９日の法要を行い、同じ寺にある墓地に遺骨を埋葬しました。私達の父母や先祖の眠る墓地に兄を埋葬し、兄を父母のもとにお返しすることができましたので、何となく安堵した気持ちになりました。また、市営の野田山墓園にも墓地がありますので、兄と私が建立した墓にも分骨して埋葬しました。そして、静かな環境の中で、安らかに眠ってくださいと祈りました。

○　納骨の後、親戚の者が一堂に会して、ホテルで食事会が行われ、兄の思い出を語りながら懇談しました。美しくて美味しい「加賀料理」をご馳走になりましたが、私は大腸ポリープを切除して１週間は「飲酒厳禁」ですので、誠に残念無念な思いがしました。

○　秋の行楽シーズンで、ことに京都観光のために名神高速道路は混雑しますので、今回は往復とも舞鶴自動道で小浜まで行き、敦賀から北陸自動車道を通るルートを選びました。往復７００㎞のドライブでした。            

自産自消ー３ 「非常事態」

○　我が家の北側を通る県道に、私も加入している集落の老人会がボランティアで植えた菊が綺麗に咲きました。１１月も半ばになると、裏の石上山もかなり色づき、垣根のサザンカはピンクの花が数を増しました。

○　昨日、私にとっては予想もしていなかった非常事態が発生しました。先月の中頃から何となく心が落ち着かない日々が続きましたので、自分では「鬱病」と診断しながら、血圧のコントロールをお願いしている病院の院長さんに相談しました。その結果、１１月中に順次、体の検査をすることになり、先週までに血液、尿、心電図、胸部ＣＴ，胃カメラ、腹部ＣＴと進めてきました。

○　昨日は大腸内視鏡検査の日でした。一昨日から検査用の食事を食べ、昨日は絶食をして午後から検査を受けました。胃カメラは数回経験していますが、大腸検査は肛門から覗かれるのが恥ずかしこともあって始めてのことでした。いつも快便なので大腸だけは大丈夫と思っていましたが、意外にも多数のポリープが見つかり、大きなもの５個を切除したとのことでした。

○　その結果、一晩入院する事態となり、今日予定していたゴルフは急遽キャンセル。更に夜も絶食で点滴を受けながら侘びしい一夜を病室ですごしました。

○　医師に写真を見せて頂ながら説明を聞きましたが、大きなポリープは直径が８ミリほどだということで、小さなものは他にもあるので半年から１年後に再検査すべきであるとの診断でした。

○　新鮮な野菜ばかり食べているので大腸だけは大丈夫と思っていましたのに、異常細胞がみつかるとは【絶句】・・・・・。切除したポリープは細胞検査に回されているようですが、ガンとなるとそれなりの覚悟が必要です。

○　昨夜は夜中に目が覚めて、病院のベッドでいろいろと考えました。酒の飲み過ぎ、若い時代の阿修羅のような生活等々の反省もありましたが、その大半は「残りの人生をどのように生きて行くか」ということでした。私の残りの人生はあと何年でしょうか？？？

○　取りあえず今日から１週間は「酒は厳禁」と医師に通告されています。      

自産自消ー２ 「立冬」

○　昨日は「立冬」、今月初めに寒波に見舞われましたが、その後は暖かい日が続いており、庭のツワブキやサザンカが咲き始めました。今日もメダカを見たいというご夫妻が神戸から来られました。日射量が多いところではメダカは泳いでいますが、水面に姿を見せるの は少なくなりました。彼等は冬ごもりに入ることでしょう。野生の生物たちは季節の変化に対して敏感に反応していること に驚きます。

○　近くの山は少し色づいていますので、紅葉の綺麗なお寺に立ち寄ってみました。しかし、カエデの紅葉はまだ少しはやいようで、銀杏など一部の木が色づいている程度でした。気温の変化を見ながらあと１０日ほどしてから再度、近隣の古刹を巡ってみたいと思います。

○　私の野菜畑は見事に育ちました。畑の中に立つと「野菜の海」にいるような気持になり、私の努力が報いられたと思って喜んでいます。今日は連れ合いと一緒にスーパーに行ってみましたが、ダイコン１本１５０円、白菜４分の１が９８円、白ネギ２本が１９０円、小さなキャベツ半分が１５０円などの値段が付けられていました。野菜の値段が高いのに驚きました。

○　我が家の畑の野菜に値段を付け ると幾らになるだろうとも思いました。因みに私の畑にはダイコンが約４００本、葱が５００～６００本等々の野菜が活き活きと育っています。そして、ホウレンソウ、青梗菜、小松菜などは新たに芽を出しています。自分で食べるために栽培していますが、我が家で消費するのは１割以下で、大部分は子供達や知人に食べて頂いています。これでは「自産他消」かも知れません

○　近くのホースランドパークで馬術競技会が開催されており、娘が出場するというので応援に行きました。メタセコイヤや銀杏などがすっかり秋の装いになっている馬事公苑は家族連れで賑わっており、屋内、屋外の馬場では競技が行われていました。乗馬をやっているとは聞いていましたが、娘が見事に馬を操るのを見て感心しました。