堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

安全・安心ー9 「コンサート」

2008-06-30 | 自然と共生

○ 今日は6月P1130410の晦日、今年も半分が過ぎました。夕方になると今年初めて植えたカンピョウ白い花P1130394咲かせます。夕顔を楽しめる生活も何となく風流なものです。

○ 昨日の日曜日の午後は、私にとっては珍しくコンサートを聴きに市民会館に行きました。連れ合いが一員として参加しているP1130409三木市混声合唱団P1130406創立30周年記念コンサートが開催されましたので、芸術・文化に不案内な私も始めて発表会を聞いたというわけです。

○ 600席ほどの市民会館小ホールは満員の盛況でした。曲目はヘンデル「メサイア」で、オーケストラの演奏をバックにプロの独唱合唱を織り交ぜて演奏されました。歌詞は英語ですし、ヘンデルの曲を聞くのも初めてでした。独唱の声の美しさや合唱のハーモニーはかなり解りましたが、2時間あまりの荘厳な大作ですので、少P1130411々眠くなりましたPhoto_2

○ 現在の社会人の文化的水準としては、英語が喋れること、ダンスが出来ること及び楽譜が読めることが必要であると言われます。私の場合、この3っつの要件はいずれも該当しません。また、仏教思想は少しは理解できますが、「メサイア」というキリスト文化については全くわP1130377かりません。昨年、エジプトを旅行した時に、幼少のキリストが聖母マリアとともに迫害を逃れるためにかくまわれていた場所を訪れましたが、今後、時間を見Photoつけて聖書をひもとくことも必要でしょう。

○ 今日は月曜日、テレビ「水戸黄門」が放映される日です。そして明日の火曜日は「NHK火曜コンサート」です。私の文化的レベルは今後向上するでしょうか?・・・・・・・・

(新聞記事は、神戸新聞の記事を拝借しました。)      


安全・安心ー8 「嘆きの公園」

2008-06-28 | 自然と共生

  ○ 団P1130401地にある我が家の前には市が管理している小さな公園があります。広さは約5,000平方メP1130301ートルほどと思われますが、大部分は運動広場で、我が家の反対側には団地の集会施設と滑り台やブランコなどの遊具もあります。

○ そして公園の周辺の緑地帯にはクスノキアカシヤなどの高木やツツジクチナシなどの低木も植栽されています。団P1130298P1130299の周辺は国有林ですが、団地の中央公園は住民の憩いの場であり、我が家にとっては家の前にある緑のアメニティー空間です。

○ ところが今月の10日頃、市 役所から委託さP1130329れた業者が公園樹木を剪定しましたが、P1130320その作業は樹木の特性景観を無視した暴な作業でした。道路にはみ出している枝は容赦なく切り落とし、は枝の途中から無惨に切除し、今から美しく香しい臭いを放つを咲かせるクチナシの花芽も容赦なく剪定されてしまいました。

○ 市役所はこの公園の剪定をシルバー人材センターに委託しているらしくP1130311、従来から樹木のP1130318剪定には全く美的感覚樹木の種類、特性をふまえた施業はされていません。クスノキも道路側の枝だけが切り落とされ、数年前は立派な枝振りのキンモクセイの枝が全部切り払われました。お陰で公園の桜はことごとく枯れ枝が目立ちまで腐食が進行してている状況で、公園を散歩しても骸骨露出した墓場を見るような気持ちになります。

○ 私はかP1130303つて、12カ所の県立公園を管理すP1130297る責任者を務めたことがあります。また、金沢の兼六園は毎年行きますし、水戸の偕楽園、岡山の楽園、高松の栗林公園などの名園も訪れたことがあります。いずれも一木一草が長年にわたって丹精を込めて育てられ、天下の名園P1130343今あることが伺えました。

○ 憤懣やるかたなく、市役所公園担当課P1130334苦言を呈しに行きました。担当課では設計仕様書もなくシルバー人材セ ンターに依頼したようで、施業の完了検査もしていないとの事でした。また、市役所としての公園管理にかかる理念や今後の対応策も説明されませんでした。

○ 立派な市役所の玄関P1130347、「日本一美しい三木市めざそうP1130350_2という立派な看板が建てられていました。この日私は、市役所の税務課で、涙ほどの年金から高額市民税を支払いました。

○ 深い清流大和・熊野路の余韻が今も残っています。

            


安全・安心ー7 「馬鈴薯掘り」

2008-06-25 | 自然と共生

  ○ 今日はルフでした。いつもゴルフをする海の仲間と一緒でP1130383した。目の手術をしてからはかなり遠くまで見えるようになりました。霞ヶ関P1130351では居酒屋タクシーが問題になっていますが、私達は焼酎お湯割りカンチューハイをゴルフカートに持ち込んで、酒盛りゴルフをやります。因みにスコアはメタメタで5551106でした。それでも手術前より遠くまで見えるようになりましたので、楽しいゴルフです。P1130354

○ 昨日は馬鈴薯掘りをシマした。畑に入って鍬を入れると一株14個も芋が入っていました。2月の終わりに男爵とメークインの種芋を5㎏ずつ植えP1130339ましたが、4ヶ月でこんなに分けつしました。先日、連れ合いが半分ほど掘ってくれましたので、私は200株ほど掘りましたが、倉庫の中は馬鈴薯満杯になり、隣の農機具倉庫にも広げました。恐らく5,000個ほどP1130357の芋が収穫できたでしょう。子供や孫達の一年間の食料ですが、土の生産力のすごさに驚きます。

○ 水稲も順調に生育しています。 約P1130295_230%の水田は転作に協力していますが、14アールほどの水田で、800㎏ほどの米が穫れますので、子供や孫たちの分も十分にあります。今日は連れ合いがの家に行くというので、昨日、野菜を採って来P1130373ました。堀立の馬鈴薯、ダイコン、にんじんカブ、ナス、トマト、キューリ、小松菜、キャベツ、玉ねぎ、インゲン豆、モロッコ豆、バジルなどでした。今後P1130367も次々と夏野菜が最盛期を迎えます。スイカもかなり大きくなってきましたが、これからがアライグマとの知恵比べです。

○ 世界中P1130361では8億人ほどの人々が食料不足となっていると言われ、日本の食料自給率はカロリーベースで39%です。私がP1130376食料を生産する姿勢は趣味の範囲ですが、作物の特性天候、私の栽培技術等のリスクも勘案して作付けしますのでP1130374_3、我が家の必要量の10倍程度を生産することになります。従って、米や季節の野菜の自給率1,000%以上になります。動物蛋白食品と調味料を確保出来れば、私の食生活は安全・安心です。       


安全・安心ー6 「大和・熊野路ー2」

2008-06-22 | 自然と共生

○ 今日は二十四節気の夏至です。朝から雨が降ったり止んだりの一日です。キューリやインゲンマメがたくさん収穫できます。

○ 17日は、源泉かけ流しP1000089十津川温泉を出発して、美しい流れの熊野川沿いの道を降りました。十津川村の最南部に近いところに「十二滝」がありますが、この滝を過ぎると間もなく和歌山県田辺市本宮町に入りました・P1000121

○ 本宮町には熊野三山のひとつである「熊野本宮大社」があります。私は、お寺参りは好きですが、神社はあまり行きません。しかし、再度訪れP1000113るかどうか解りませんのでお参りしました。主祭神家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)P1000086のことですが、どんな神様かはわかりません。本殿の横に三本足の八咫烏(やたがらす)の大きな碑がありました。

○ この後、川の中から温泉が湧いていることで有名な川湯温泉に行きました。出来れP1000119ば入ってみたいと思い水着を持参していましたが、朝の十時頃で誰も川の温泉に入っている人はおりませんでしたのP1000126で、あきらめました。そして、美しい熊野川を眺めながら国道168号線を新宮に向かった走りました。

○ 新宮市からP1000131は海岸線を西に向かいましたが、那智の滝に立ち寄りました。以前に西国33番の一番札P1000122所である青岸渡寺に行ったことがありますので、那智の滝は遠望しまましたが、滝の側まで行って見るのは始めてでした。高さ133メートルの滝は照葉樹林が繁茂する岩の上から蕩 々と流れ落ちていました。昨年の5月には日光の華厳の滝に行き、一昨年は伊豆半島のP1000167浄蓮の滝にも行きましたが、それぞれ見応えがありました。

○ といえP1000138世界三大瀑布のうち、南米のブラジル・アルゼンチンの国境にあるイグアスの滝とアフリカジンバブエ・ザンビア国境のビクトリアの滝には行きましたが、ナイアガラがまだ残っていますので、早いうちにアメリカ・カナダ旅行を検討しなければならないと思います。

○ 山の中ばかりのドライブでしたので、青い海を見たいと思い串P1000143P1000156本の海岸に奇岩が連なっている「橋杭の立岩」を見てから潮岬に行きました。岬の周辺も照葉樹林が見られましたが、灯台に登ってみると青い太平洋が広がっていました。

○ 大和・熊野P1000153は美しいの緑との景色を満喫する旅Imgp2255でした。田辺市からは高速道路がありますので、潮岬から自宅まで4時間で帰ってきました。合計720キロのドライブでした。

○ 家に帰ると北海道から大きP1000172ハナサキガニが5匹も届いていました。大学の後輩が北海道をドライブ中とのこと、彼は一ヶ月近くも放浪のトライブ旅行を楽しんでいるそうです。               


安全・安心ー5 「大和・熊野路ー1」

2008-06-19 | 自然と共生

○ 16日の月曜日、兼ねてから訪れてみたいと思っていた奈良県吉野郡十津川村P1000080に向かいました。山陽自動車道、近畿道、南阪奈道を通って葛城市に行き、五条市からP1000028津川村に入りました。十津川村の東側の北山村から大台ヶ原、吉野に至るコースは行ったことがありますが、十津川村は初めてです。

○ 険しい山の中腹の細い道からP1000034遙かに深い谷底の川を見下ろしながら走りました。しばしばダムが現れますが、ダムP1000042過ぎるとまた、深い谷になります。落らしきものはほとんど見られず、時々道端に民家があるだけです。やっとの事で「谷瀬の吊り橋」に到着しました。長さ297メートルといえば、昨年行った宮崎県綾町の「照葉吊り橋」より長いですが、高さ54メートルP1000030ですから綾町の吊り橋(142メートル)より低いようでした。橋を渡るとかなり揺れますのでスリルがありました。

○ 十津川村に行くに際して、奈良県庁の知人に見所をお尋ねしP1000063たところ、十津川村の村長さんを紹介されました。場も川沿いの崖っぷちにあり、周辺には診療P1000051所、道の駅警察署民俗資料館があるだけで、民家は全くありませんでした。更谷村長にお会いしてご挨拶をし、十津川村の見所をききましたが、玉置神社を教えて頂P1000071きました。

○ 玉置神社玉置山(1,075P1000057メートル)にあり、神武天皇が八咫烏(やたがらす)に案内されてこの地に詣で、後に第10代の崇神天皇の時代に創建され、イザナギ・イザナミの尊などが祀られているとの事でした。神社の周辺にはシャクナゲの群落があり、巨大な杉の木もあって霊気が漂い、荘厳な感じがしましたP1000053。自宅に帰ってから連れ合いに先週の朝日新聞玉置神社の記事が掲載されていたのを教えてもらいました。世界遺産の一画に位置するこの神社は、「天P1000067降る神の原点」として紹介されていました。

○ 村長さんに斡旋して頂いた 宿泊所は十津川温泉ホテル昴でした。緑の芝生広場に隣接する温水プールの側にありました。山の深い緑の中の静かなホテルでは、ウグイスの声が聞こえるだけでした。かけ流しP1000044露天風呂の一隅に白Img082「沙羅双樹」の花が咲い ていました。

○ 淡路島と同じほどの広さの十津 川村ばかりで、コンビニは勿論、遂に水田も見られませんでした。人口約4,200人山村が、どうして市町村合併を考えずに独歩の道を選択したのかはP1000108解りません。山以外に産業らしいものがあるようにも見えませんが、この広大急峻森林を自力で施業することは不可能と推測されます。しかし、歴史文化が豊かな大和路の一画に、これほど静かで大きな自然が残されていること自体が文化であり、世界遺産価値を発揮する原点であるようにも思えました。

○ 久しP1000095ぶりに感動し、今もP1000101が残っています。そして、十津川村が進もうとしている方向は、産業や経済活動で混乱する現在の社会においては、賢明な選択肢であるように思えます。