再起動ー１０ 「四国巡礼」

○　一昨日の２５日と昨日は久しぶりに四国巡礼の旅に出ました。新緑の鮮やかな山陽自動車道を走りましたが、岡山の山は私の地域よりも緑が濃いと感じました。春霞の「瀬戸大橋」を渡り松山自動車道を大洲市まで走りました。

○　秋の巡礼で４７番札所まで済ませていますので、伊予の国「菩薩の道場」の４８番札所西林寺からスタートしました。西林寺の本尊は十一面観音菩薩ですが秘仏のようで拝観出来ません。しかし、本堂、大師堂に拝礼しましたが、お札を納めて般若心経を拝読し、孫・子供達、そして連れ合いの息災を祈念しました。また、私の視力が順調に回復することもお願いしました。

○　四国８８カ所の札所は比較的素朴なお寺が多いのですが、５１番石手寺は道後温泉に近い観光地にありますので賑やかでした。立派な三重の塔もありましたし広い境内に緑も豊かで商店などもありました。私も過去に数回訪れたことがありますが、道後温泉の観光コースに組み込まれているようです。

○　石手寺から北西の海岸の方向に向かい、大山寺、円明寺を拝礼して穏やかな伊予灘沿いの道を今治市に向かって走りました。途中、昼食は讃岐名物のうどんを食べましたが、四国遍路では至る所にうどん屋を見かけます。私も四国ではうどんを食べるのが楽しみです。

○　今治市では５４番延命寺、５５番南光坊と進みましたが、南光坊では四国巡礼１８回目という方に出会いました。１４００㎞の道程を１８回も歩いて回るのは超人的です。道中で出会う巡礼者としても例外的なスタイルでしたので、一緒に写真を撮らせて欲しいとお願い しましたが断られました。私は一回目でそれもクラウンで回っていることは恥ずかしいと話しましたが、「一回目にしては人を見る目がある」と褒められました。

○　５６番泰山寺まで回ったところで今回の巡礼を切り上げることにして、来島海峡展望台で愛媛名物の「じゃこてん」を買い、「しまなみ海道」を通って帰って来ました。７８０㎞のドライブでした。

○　退院して１ヶ月余りが経過し、視力も手術前より良くなりました。今回の巡礼は新緑の美しい伊予路でしたが、今ある自分を感謝し、家族の平安を祈るとともに、名実ともの再起動の旅でした。         

再起動ー９ 「新緑」

○　退院してから一ヶ月が経過しました。徐々に普段の生活に慣れつつあります。ゴルフの友人にも５月からゴルフを開始する旨連絡しました。私がゴルフを始めるようになると、名実共に再起動です。

○　今日は朝から雨でした。昨日までは晴天が続きましたので、急に新緑が鮮やかになりました。我が家の庭のオオシマザクラは花が散って緑が濃くなり、それに変わってウコン桜が満開になりました。また、２本ある桂も丸い新緑を空に向かって伸ばしています。ツツジの花も咲き始めて新緑が鮮やかなメダカ塾の庭です。

○　暖かい日が続きましたのでメダカ達は元気です。ことに田んぼビオトープでは大きな群れをなして泳いでいます。しかし、ちょっと気がかりなことは、私がいない間にはいつもビオトープに入っている鳥がいます。鳩よりは小さい鳥ですが、メダカを餌としているとすれば、私とメダカにとっては敵ということになります。

○　新緑の田舎で一人農作業をして過ごして います。夏野菜のための畑の準備ですが、例年であれば５月の連休に咲く札幌の桜も開花したようです。こちらの新緑も例年に比べて少し早いようです。新緑の中で５月以降の行動計画を考えています。        

再起動ー８ 「農作業開始」

○　昨日は２４節気の穀雨でしたが、久しぶりにさわやかな晴天になりました。我がメダカ塾の隣地で地鎮祭が行われました。隣地の所有者が喫茶店を建設されるとのことですが、田舎に孤立している我が家の隣に賑わいの店が出来るのは嬉しいことです。

○　一作日、１９日の土曜日は、新神戸駅の側のホテルで開催された県職員ＯＢの集まりに出席しました。国道４２８行選を通って淡河から新神戸駅に向かいましたが、沿通では白いオオシマザクラが満開でした。新しい年度になって新規のＯＢも加入されましたが、亡くなられたかたも２０人余りありました。私が定年となってから８年が過ぎましたが、集まったＯＢ方々の中では中堅的な年齢になっているような気がしました。人の世の移ろいを感じました。

○　穀雨は夏野菜の植え付けを始める目安です。私の集落ではまだ寒い日がありますので、夏野菜を定植してもビニールテントなどの防寒シェルターが必要です。そこで根菜類を先行して植え付けました。先日に続いて里芋を植えましたが、合計１００株ほど植えました。普及センターのご指導もあって、今年はアスパラガス、山の芋も植えました。

○　夜は冷えますが、メダカビオトープの隣にスイカを６本植えてテントを被せました。スイカを植えるとアライグマ対策も考えなければなりません。広い畑を耕耘しましたのでまだまだたくさんの野菜を植えなければなりませんが、ナス、トマト、キューリなどは 、５月の連休の頃に植える方が無難です。急いで植えたい気持ちはありますが、はやる気持ちを抑えて我慢しながら耐えるのも農業技術の一端でしょう。         

再起動ー７ 「中期計画」

○　今年も玄関先のヒメリンゴが白い花を付けました。このところ雨ばかりで農作業は思うように進みません。しかし、雨の合間を見ながら馬鈴薯畑の施肥と土寄せをしました。種苗店にはスイカやナスなどの夏野菜の苗がたくさん販売されていますが、雨ばかりで植え付ける畑の準備が出来ませんので、いささか焦り気味の日々です。

○　野山は新緑の息吹が溢れるグラヂュエーションですが、今日も農作業が出来ませんので、明石市にある水産技術センターと栽培漁業センターに行きました。４月から新しいスタッフで再起動が始まっているようでしたが、瀬戸内海川の漁業は、３月始めに発生した明石海峡における船の衝突・沈没事故などの影響が大きく陰を落としているとのことでした。

○　車の運転も継続出来ることになりましたので、当面の行動計画を考えています。百姓の名に恥じない作物栽培は続けますが、車による行動計画が優先です。運転免許が有効な５年先までは計画出来ませんが、取りあえず２～３年間は車を運転しながら自然や文化を探訪する旅を精力的にやりたいと思います。

○　日本国内で残っている地域は、秋田・岩手県、ことに三陸海岸と田沢湖、それに長崎県の半島や沖縄県を含めた離島です。外国は現在までに２６カ国に行き ましたが、他にも行きたい国々はたくさんあります。しかし、外国は車では行けませんので、国内旅行を優先させたい気持ちです。２０年度も後期は大学の授業があありますので、秋から冬には長期旅行はできません。

○　このような条件を考慮すると、当面の中期計画は「国内くまなく、海外随時」という感じとなります。取りあえず今月中に四国巡礼に行きますが、伊予の国４８番札所から出発です。「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」

　      

再起動ー６ 「運転免許更新」

○　昨日、視力低下のもとで最大の課題であった自動車運転免許 の更新が認められました。長い間心配していただけに目の前がパット明るくなりました。これで文字通り「再起動」できます。

○　思えば、数年前から目が見えにくくなり、会議に出席しても向かい側の人の顔が見えないとか、ゴルフボールは５０ヤード先にあっても見えない、新聞の字が読めないなどの状況でしたので、運転免許の更新に必要な視力０．７はとても無理と思っていました。

○　２年あまり前から定期的に眼科医の診察を受けながら、矯正によって視力の回復が出来ないかと思い続けましたが、網膜の状況は悪化の一途を辿り、白内障も進行してきましたので、先月、思い切って手術を受けました。

○　しかし、網膜手術の場合、視力の回復には半年ほどかかるといわれ、それも何処まで回復するかもわからない状況で、運転免許の更新時期が迫っていました。いろいろの方々の意見を聞きながら思案していましたが、昨日、思い切って明石市の運転免許更新センターに行きました。

○　ビクビクしながら順番に進んで行きましたが、案の定、視力検査でストップがかかり、別室の相談室に行くように指示されました。めがねをを取り替えながら何度も視力検査を繰り返し、やっと合格を頂きました。ギリギリの合格でしょう。

○　これで運転免許の失効は５年間執行猶予されたことになります。今後、視力の回復はどうなるか解りませんが、老化は確実に進行しますので、これからの５年間が最後と思いながら車に乗らなければならないと思いました。

○　私が原動機付自転車許可鉦をもらったのは中学校２年の時で、車の免許は学生時代、冬の北海道でとりました。爾来約半世紀、ガソリ ンをジャブジャブと使った時代を生きてきました。現在は石油価格が高騰している時代でもあり、今後の５年間は大きな変化の時代になるかもしれません。

○　野山は萌葱色の染まる新緑の季節になりました。早速、ベンツを走らせドライブに出かけます。そして、お世話になった多くの方々への感謝の意をこめながら、折を見て四国巡礼も再開したいと思います。