○ 今年の冬は、相次ぐ寒波の襲来でことのほか寒く、冬野菜の価格が高くなっている模様です。私の畑も雪が降りましたが、多くの野菜が年の瀬を越えようとしております。
現在畑にある野菜は、白菜、大根(青首・聖護院)、にんじん、ほうれん草、水菜、小松菜、チンゲンサイ、ターサイ、菜花、キャベツ、ブロッコリー、春菊、ネギ、カブラなどです。元肥に堆肥をたくさん入れていますので、寒さの中でも比較的元気です。他に根菜類としては里芋、馬鈴薯、サツマイモもたくさん貯蔵しています。米や豆もありますので越冬用の食料は十分です。
わずか40アールほどの農地でも、土の力を借りることによって驚くほどたくさんの食料が生産できます。農業は心を豊かにしてくれます。
○ 兵庫県の丹波地域の特産物である「丹波黒大豆」は県内の農産物の中でも屈指のブランド品で、中でも篠山市の「川北産」はブランド中のブランドです。高畝の畑に植栽して丹精を込めて育てられますが、育てる農家の技術以外にも耕地や気候などの風土がブランド品を作ると思われます。
私も少しですが毎年栽培します。専門家ではありませんので、昔から行われている水田の畦に植える方法が一番うまく育ちます。しかし、今年は水田の畦のものは枝豆として丁度食べ頃と思った時に全部イノシシに荒らされてしまいました。
黒大豆の枝豆は絶品です。これを食べられる10月後半の半月ほどは体力も好調です。畑に植えていた150本ほどの内、枝豆として食べた残りを乾燥して鞘から豆を取り出しました。3升ほどの黒大豆が穫れましたので正月の料理用とします。明日は黒大豆を入れた餅をつくことにしました。照葉樹林食文化の一つでしょうか・・・・