堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

年末年始ー5 「稲作文化の集積」

2005-12-31 | 自然と共生

Pc310022○ 大晦日になり新年を迎える準備をしました。準備をしながら改めて思いましたが、正月には稲作文化が集積されることです。お雑煮として餅を食べる、しめ縄を飾る、酒を飲む、カブラ寿司を食べる等稲との関わってきた人間の歴史が一挙の表現されるのが正月であるような気がします。昔は各家庭で甘酒を造り家族みんなで飲んでいたことを思い出します。

 今夜はゾバを食べて今年は終わりですが、明日の正月はどんな食べ物を食べるか楽しみです。来年も日本の伝統食文化を大切にし、自分で栽培出来る作物は骨身を惜しまず栽培してみたいと思います。そしてメダカをもっと大量に繁殖させる技術の修得と環境作りに努力してみます。


年末年始ー4 「越冬野菜」

2005-12-30 | 自然と共生

Pc240007 Pc240003 ○ 今年の冬は、相次ぐ寒波の襲来でことのほか寒く、冬野菜の価格が高くなっている模様です。私の畑も雪が降りましたが、多くの野菜が年の瀬を越えようとしております。

 現在畑にある野菜は、白菜、大根(青首・聖護院)、にんじん、ほうれん草、水菜、小松菜、チンゲンサイ、ターサイ、菜花、キャベツ、ブロッコリー、春菊、ネギ、カブラなどです。元肥に堆肥をたくさん入れていますので、寒さの中でも比較的元気です。他に根菜類としては里芋、馬鈴薯、サツマイモもたくさん貯蔵しています。米や豆もありますので越冬用の食料は十分です。

 わずか40アールほどの農地でも、土の力を借りることによって驚くほどたくさんの食料が生産できます。農業は心を豊かにしてくれます。


年末年始ー3 「里山」

2005-12-29 | 自然と共生

Pc290006○ 正月のお飾りや神棚に供えるサカキなどを採りに近くの里山に入りました。すぐ近くで雉が鳴き、メジロの声も聞こえました。クヌギなどの落葉樹の葉はすっかり落ちて山の中も日光が差し込んで明るく、ツバキや樫などの中低木の照葉樹が目立ちました。

毎年、正月用のウラジロやヒイラギ、松、サカキなどを採りにこの山に来ますが、薪を取る者がいないので山道も荒れてゆきます。照葉樹は鎮守の森では大きな木が残っていますが、里山では冬でないと目立ちません。このまま山を放置しておくと、神戸市西区の大山寺の森のように、やがては照葉樹林が蘇るのでしょうか?


年末年始ー2 「丹波黒大豆」

2005-12-28 | 自然と共生

P6150004 Pc250013 ○ 兵庫県の丹波地域の特産物である「丹波黒大豆」は県内の農産物の中でも屈指のブランド品で、中でも篠山市の「川北産」はブランド中のブランドです。高畝の畑に植栽して丹精を込めて育てられますが、育てる農家の技術以外にも耕地や気候などの風土がブランド品を作ると思われます。

 私も少しですが毎年栽培します。専門家ではありませんので、昔から行われている水田の畦に植える方法が一番うまく育ちます。しかし、今年は水田の畦のものは枝豆として丁度食べ頃と思った時に全部イノシシに荒らされてしまいました。

 黒大豆の枝豆は絶品です。これを食べられる10月後半の半月ほどは体力も好調です。畑に植えていた150本ほどの内、枝豆として食べた残りを乾燥して鞘から豆を取り出しました。3升ほどの黒大豆が穫れましたので正月の料理用とします。明日は黒大豆を入れた餅をつくことにしました。照葉樹林食文化の一つでしょうか・・・・

 


年末年始ー1 「但馬」

2005-12-27 | 自然と共生

Pc270017 ○ 今日は所用があって但馬に行きました。生野峠の手前から雪が降っていましたが、養父市、豊岡市はとても積雪量が多く、道路脇の雪は車の窓の高さまでありました。香美町や新温泉町の海は北西の風が強く波も高いため、厳しく美しい日本海の姿を見せてくれました。

 雪の下でメダカはどのように生き延びるのだろうか?と思いましたが、日本のメダカは北日本に固有の集団があることは、この積雪のもとでも子孫を残していけるからかではないかと思いました。

Pc270026