堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

価値観ー10 「春?」

2007-01-30 | 自然と共生

○ 昨日でP1080117大学の授業は14回めが終わり、来週、期末試験を終えると今年度の役目は終わることになります。「食品流通」という分野を担P1080119当しましたが、公務員時代の後輩にお世話になりながら、私なりに勉強し、学生諸君には数多くの資料を提供してきました。しかし、P1080125を担当するのは初めての経験でしたし、私の思いと学生諸君の理解度には乖離があったのではないかと思われる点もありました。

私は行政を担当する場合も、私自身の小さな農業体験でも、食品生産することを原点と考えてきました。来週、期末試験を行って評価することになりますが、その結果は私自身の教え方の結果を反映したものと理解P1080129し、次年度以降の改善の材料にしたいと考えています。

○ 今日の朝はかなり冷えて、畑の野菜で真っ白でした。メダカの池P1080120も凍っていましたが、今月5回目ゴルフに行きました。

午前10時頃にスP1080134タートしましたが、気温はぐんぐん上がりを思わせる陽気になりましたので、セーターも脱ぎ捨ててコースをまわりました。午後からは一点の雲も無い青空が広がっていました。先日のタヌキも同じ場所で日向ぼっこをして、私達のプレーを眺めていました。

明日で1月P1080136終わりです。この一ヶ月は目まぐるしく過ぎてしまいました。でも大学の授業が終わったことで一段落です。このままになるとは思いませんがは確実に近づいていることを感じさせる一日でした。

来月には札幌雪祭りに行こうと思っていますので、本当の寒さを体験出来るでしょう。      

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価値観ー9 「朝日新聞」

2007-01-28 | 自然と共生

P1050428  ○ 今日、私の家に配達されてきた朝日新聞に「メダカよ戻れ」という記事Photo_56が掲載されていました。それも1ページをほぼ全面使い、藤井寺市の小学校、宇都宮大学近畿大学などの取り組みが紹介されていました。私と同じ思いの方々が各地におれれることを知って意を強くしましたP1060565

朝日新聞には2001年にも、「メダカの危機 どう図る、生物との共生」という記事が取り上げられていましたが、その時も宇都宮大学水谷教授の取り組みが書かれていましたが、今もメダカの生息環境づくりに取り組んでおられることは嬉しいことです。

○ 我が家ではP1060516父の代からずっと朝日新聞を購読しておりますが、山奥の寒村で細々とひとりでメダカ飼育しながら、ブログを通じてメダカの価値を訴えている私にとっては、朝日新聞メダカについて大きく取り上げていただくことは、何にも勝る励みになります。今後もメダカを環境の指標としてだけでなく、メダカの持つ様々の価値観につての巾広い論議を展開させて頂くことを期待したいと思います。

○ 今日もメダカポリタンクは氷が張っており、庭の水路P1040643にはメダカは見られませんで した。宇都宮市では休耕田メダカの池にしてP1080116いると書いてありましたが、一昨日、我が家の水田の掃除をしながら、今年は田んぼビオトープを現在の10倍ほどに広げようと考えていました。朝日新聞の記事を読んで私の考えを実行に移す決意が固まりました。

(新聞の写しは2001年5月21日の朝日新聞記事です。)


価値観ー8 「種」(Species)

2007-01-27 | 自然と共生

○ 今日は普通の一日でした。午前中は畑に行き、連れ合いの注文通りにダイコンを取り、キムチダイコンの漬物を揚げててきました。メダカの池や水槽を点検しましたが、ヒーターで加温されたメダカは餌をやると旺盛に食べまP1010266__1した。水田メダカは時折姿を見せる程度で、冷たい水の底で休んでいるようでした。

○ メダカを飼育し始めて7年になりますが、メダカ(Oryzias latipesという「種」(Species)を通じて多くのことを学んできました。私はメダカが米とともに照葉樹林文化象徴であると思っておりますので、メダカを飼育しながらメダカに学ぶ生活は、私のライフワークになると思っています。

メダカは広く東南アジア分布しており、メダカ属には約14種類がいることは以前Photo_54にも書きました。僅か3~4㎝の小さなですが、その先祖は恐らく100万年ほど前に生まれたものと思われています。生物の世界には弱肉強食と相互依存の厳しい掟がありますが、メダカは厳しい環境のもとでその「」を存続させています。殊に日本では水田の乾田化が進み、「」の存続が危惧されている状況です。

○ 生物子孫を残すことは普通のことですが、人間社会、殊に日本においては少子化が大きな社会問題になっています。まして劣悪な環境にさらされP1040727_1ている小動物がその「」を存続させることは至難の業と言えると思います。

○ 私はメダカを飼育するに当たって、大きく3つの環境を作っています。一つは庭に造った4面の人工の池水路、もう一つはガラス水槽とポリタンク、今一つは水田田んぼビオトープです。そのうちで最も成績が良いのは水田田んぼビオトP1040645ープで、加温して毎日投餌する環境よりも繁殖力は大きいようです。年末にはが降り、昨日はの下でした。人間も自然から隔離された生活が、少子化問題を発生させているのかも知れません。

○ 40億年ほど前に地球が誕生して、そのあと生物が発生したのは数億年後のことでしょう。生物は植物動物に分化し、メダカ(Oryzias latipesや私達人間(Homo sapiens)のような脊椎動物進化しできました。それぞれのP1070728」は自分の子孫を生んで育てる行動を自然のなっかで学習して現在に至っています。メダカがどんな気持ちで生きているのかは解りませんが、毎日観察していると、四季の環境の変化に順応しながら子孫を残す生活史が解ってきます。メダカは自分の卵を食べてしまうことがありますが、それでも毎日産卵して私の飼育環境のなかでも「」を持続させています。Photo_55

○ 生物は自分の子孫を残すこと以外には目的は無いように思われてきました。人間にはそれなりの社会的な価値があるような理屈で、私のような廃者の存在が認知されていますが、植物でも動物でも私P1060524レベルのものは無用の長物にあたるでしょう。否、生きている限り子孫維持繁栄努力すべきなのでしょうか?????

(メダカの分布図は岩崎鷹司著「メダカ学」(サイエンティスト社)から転写しました。)

      


価値観ー7 「廃物」

2007-01-26 | 自然と共生

○ 今日、P1080030民税第4期分322,000円怨念をもって払いました。私P1080107の年金は僅かしか支給されませんのに、このような高額市民税を獲(盗)られるられる事に対しては、憤懣やる方がない思いです。市役所は週に2回ゴミを収集するだけで、それ以外にお世話になっているという実感はありません。この税金に見合うサービスを受けるには、私が病気になって介護を受けることが最短の方策であると思います。

 廃物(者)同様の私は、朝から庭や農地の掃除をしP1080105ました。メダカの水田やポリタンクはが張っていました。P1080044で真っ白な庭で一生懸命に枯れ枝や枯れ葉を集め、前の竹藪と水田の境の枯れた竹をやしました。暖かい日でしたのでビッショリとをかき、気持ちの良い労働になりました。P1080112

我が家には古い家具農具の類がたくさんあります。の代からの生活用品がそのまま納戸納屋に置いてありまP1080043す。勇断をもって廃棄すべきですが、貧乏性の私は捨てる決断ができません。今後使用する可能性がほとんど無いと思われる廃物まで保存しています。いつかは再利用できると思いながら、全く利用せずに置いていますので、やがては農村物館でも開いて展示できるかもしれません。

○ 私のP1080046元禄時代大庄屋の家ですし、庭には年数のカウントが不可能と思われる樅の木もあり、、十本ほどの支柱に支えられて生きています。このような廃物のコレクションを再利用(Reuse)する方策を考えるのが私の仕事かもしれません。私の古い農具は文化財的価値があるかも知れませんが、私自身は・・・・・・・・・・

○ 文化財的P1080052価値が無い廃者にも、税務署から確定申告の用紙が送られてきました。封筒を開かずに放置しています。やがては記入しなければなりませんが、ほどの年金で生きる廃者にも国は冷酷であると推測できます。

○ 廃者であり敗者である私をP1070641利用する道はないかと考えますが、自らこの道を選んだ者には、孫だけが心のよりどころで、一般社会は誰も相手にしてくれないでしょう。ゴルフ焼酎では話になりませんが「メダカに学ぶ清貧」のコンセプトを持って夕張市ボランティアに行くことも一案かもしれません。        


価値観ー6 「友人」

2007-01-24 | 自然と共生

P1080035 ○ 今日もまたゴルフに行きました。私のように定年後、サンデー毎日の日々を過ごしておられる近所の友人が、毎週のように切れ目無くゴルフに誘って頂きます。今日はゴルフ場ではタヌキ友達のような顔で私達のプレーを見にきました。

○ 昨年末には奄美P1080041大島友人から、先日は鹿児島から特産のポンカンを送って頂きました。南国の甘いポンカンを戴きましたのでお礼の電話をしたところ、私のブログを見ておられるとのことで、定年後の私の日々はゴルフ焼酎の毎日のように思えるとのことでした。事実そのとおりです。

○ 私のP1080027住所録には520名ほどを収録しています。私の人生の大切な交友の集積です。仕事を辞めて自宅に閉じこもるようになりますと、友人価値が重く感じられます。年賀状を交換するだけの方もありますが、九州の他、年末には北海道の友人達からは特産物の、鮭、羊肉、昆布、ラーメンなどを頂きました。その他各地からも地域の 珍しい名物宅急便が届くのは嬉しP1040780いことです。

特産物の交換だけでなく、私が北海道に行きたいというと、日程を合わせて札幌に行って一緒に付き合ってくれる静岡の友人、私達を暖かく迎えてくれる大学の同級生支笏湖に案内して自分の古里をに対するビジョンを説明してくれる友人屋久島に行きたいというと夫婦で同行してくれる公務員時代の友人等々、多くの友人に恵まれて「P1060129_1住」の日々を過ごすことが出来る幸せを感じています。

また、8月に韓国に行った時には、団体旅行の私の行程に合わせて3時間も車を走らせ、安東焼酎などたくさんのおP1050639_2土産をもって私に会いに来てくれた韓国の友人の優しさは、涙が出るほど嬉しい出会いいでした。

○ 今日、ゴルフ場で、一緒にプレーしP1070258友人と話し合ったことは、あと何年間元気でゴルフが出来るかということでした。私も同じ不安P1050632_1を抱えていますが、特別な病気を発症しない限りあと10年は大丈夫だろうと結論をだしました。

今後、私の体力はどんな経過を辿るかは解りませんが、今日を大切にして、精一杯努力しながら友人との楽しい交流の日々を記録して行きたい思います。