堅壮院メダカ庵

百姓生活やメダカ飼育についての日々の記録です。

ボロ船世界クルーズ記ー13 「ジブラルタル海峡」

2012-07-29 | 自然と共生

P3181262○ 3月17日の夜、モロッコのカサブランカを出港したボロ船は、翌18日の朝8時半頃にジブラルタル海峡にさしかかりました。P3181283

○ この海峡はヨーロッパ側のイベリア半島はスペインで、南側のアフリカ大陸はモロッコです。海峡の巾は一番狭いところが約15キロ、で長さはP318128460キロです。因みに深さは約300㍍とのことです。

○ 私は、パナマ運河やスエズ運P3181292河と並んでこの海峡を楽しみにしていましたが、天候は見事な晴天でした。両サイドに見える風景を眺めることが出来ましたが、潮流もかなり早いと見えて、波が立っている潮目も見られました。

○ 多くの乗客は移り変わる風景にカメラを向けP3181296_2ていましたが、私は船で親しくなったヒゲの知人にこれから訪問する地中海沿岸のP3181287国々について情報を頂きなが ら写真を撮りました。この方は東京の方ですが、船内では「アルカイダ」と呼ばれている方で、以前、中国の西安からローマまでのシルクロードを70日余りでバス旅行された方です。

○ 2時間余P3181294りでジブラルタル海峡をP3181310_3 通過し、 いよいよ地中海に入り  ました。古代から多くの文明が交錯した海ですので、地中海のクルーズを楽しみたいと思いました。モロッコからは地中海と黒海のクルーズだけの日本人ツア ー客が50人ほど乗船さP3181299れたようでした。

○ この日は一日中快晴で、地中海に沈P3191303_2む見事な夕日が見られました。しかし、翌19日は白波が立つほど海が荒れました。

Dscn3167

 「アフリカと ヨーロッパの 風が吹く」道生          


ボロ船世界クルーズ記ー12 「モロッコ」

2012-07-22 | 自然と共生

P3171153 P3171161 ○ 3月16日の夜、カナリヤ諸島を出て、翌日は大西洋を北東の方向に航海しましたが、デッキに出ると寒さを感じましたので、セーターを着ました。

○ 3月17日の午前8時30分にモロッコカサブランカ港に入港しました。カP3171151サブランカは人口500万人の大都市ですので、港も大きく、オランダP3171187の大型客船が入港しており、港のヤードも貨物や車で一杯でした。

○ 私は首都のラバト方面の観光に出かけましたが、先ず、カサブランカにあるハッサン2世モスクを見学しました。大西洋の風景が美しいモスクは世界で3番目に大きなモスクとのことで、礼拝堂は広く美しく、サウナや水浴場などの設備もありましP3171165た。イスラム教のモスクのトイレも体験しましたが、P3171193これも立派で清潔な設備でした。

○ 街並みも美しく、市内の公園や広場は整然としており、ヨーロッパに近づいた感じです。昼食はモロッP3171194コ料理なるものを期待しましたが、北アフリカで最もヨーロッパ的な都市ですので、ヨーロッパ的な不通のバイキング料理でした。P3171176

○ カサブランカの街をでると広大な緑の農地が広がっていました。セネガルやカナリア諸島P3171185と違いに覆われた農地でした。今まで見たアフリカは赤茶けた荒れた土地が多かったのですが、何となく北海道を思わせる風景が続きますので嬉しくなりました。モロッコの人口は3200万人ほどですが、国土の面積は日本の12倍といわれP3171197_2、主要な産業は農業水産業で、人口構成も若い人が多いというのも羨ましい国でP3171207す。

○ ラパトの街に入り、先ず、王宮の外観を見ましたが、日本の皇居に当たるところですが、広々とした公園のようなところでした。首都ラバトの人口は140万人ですが、広くて整然Dscn3151とした街並みでした。

○ ムハマP3171209ド5世の霊廟に行きましたが、門には馬に乗った衛兵がいる広い公園のようなところで、ハッサンの塔という高い塔とメディナ・スークがありました。この国の政治体制や国王の位置づけについて勉強をしていませんので、この霊廟の位置づけはP3171223良く解りませんが、日本でいうと昭和記念公園のような施設ではなP3181241いかと思いました。

○ 次にウダイヤのカスバに行きました。カスバという言葉は聞いていいましたが、カスバとは兵舎のことで、川の側の城壁に囲まれた古城のようなところで、中にはいると中庭を囲むように小さな部屋が沢山ありました。川の風景を見下P3171220ろすパーゴラのようなところもあり、ベンチでお茶を飲みながら甘いお菓子を食べましP3181231た。ネコが沢山いて観光客に可愛がられていました。

○ 近くのバザールにも立ち寄りましたが、さすがに農業国らしく、果物や香辛料、加工食品、革細工、衣類などが一杯で、魚P3181236もたくさん売られていました。私はオレンジとバナナを買いましP3181232た。

○ モロッコはアフリカ大陸にあり、アラブ人が60%を占めるイスラム教の国ですが、ヨーロッパの影響を受けて近代的な文化が浸透している国のようでした。国土も広く気候も温暖で、生活し易いところのようでした。P3181235

○ ボロ船は20時30分にカサブランカを出航してスペインのバルセロナに向かいましたが、これで大西洋ともP3181238お別れで、いよいよ地中海です。

P3181255 「モロッコは カスバのネコも のんびりと」 道生 P3181240

            


梅雨明け・金沢

2012-07-20 | 自然と共生

Dscn4553 Dscn4550○ 北九州は大水害に見舞われていましたが、関西地方は去る16日に梅雨が明けました。折しもこの日は金沢墓参りに行きましたが、金沢は.36.8℃という猛暑の日でした。

○ 往路は舞鶴Dscn4555若狭自動車道経由で、昼食は若狭熊川宿に立ち寄Dscn4561_2りりましたが、ここは昔のサバ街道の宿場ですので、名物のサバ寿司ソバを食べました。梅雨明けの快晴の天気で、山の 緑がひときは美しく、往時を偲ばせてくれました。

Dscn4559○ 金沢では暑さで名所を見物する気力もなく、世界一周クルーズで知り合った金沢Dscn4569知人加賀料理に舌鼓を打ちながら焼酎を飲み、旅の思い出を話しましたが、思い出すのはソマリア沖で3日間漂流したときの暑さでした。

○ 翌17日は菩提寺の墓と市営の野田墓地の墓Dscn4565お参りしましたが、この日も猛烈な暑さでどこにもDscn4580立ち寄らず、そのまま帰路につきました。復路は名神高速道路を通りましたので、久し振りにを見ることが出来ました。合計約700キロのドライブでした。

○ 昨日は一週間ぶりのゴルフDscn4612したが、少し雲もありまDscn4572したので、楽しいゴルフでした。しかし、熱中症になる恐れがありますので、ビールの変わりに水やスポーツ飲料を飲みながらのプレーでした。因みに昨日のチョコレート13枚でした。

○ 今日はDscn4573朝から雷鳴がとどろく大雨の天気でしDscn4608_2た。しかし、雨が止んでいる間に農作業をしました。水稲は現在、中干しといって水を抜いて稲株の分けつを抑制する行程ですが、8月上旬には出穂期にはいりますの で、穂肥という追肥を施しました。

○ 本格的Dscn4589な夏になると夏野菜のシーDscn4588ズンです。今日もキュウリが20本あまり採れました。他にスイカ、ナス、トマト、ゴーヤ等々です。旅行のために5月の植えつけが遅れていましたが、暑さに助けられてかなり挽回出来た模様です。

 「真夏日の 暑さ厳しい 年寄りは」 道生Dscn4610            


ボロ船世界クルーズ記ー11 「カナリア諸島」

2012-07-15 | 自然と共生

P3151003○ 3月12日にダカールを出航したボロ船は、相P3151016変わらず17ノットのスローペースで大西洋を北上しました。北回帰線あたりの海域ですが、寒流の影響をうけているのか涼しいと言うよりは寒いと感じる気温です。

○ 3月15日の早朝、カナリア諸島グランカナリアP3151011_2ラスパルマス港に入港しました。ヨットや客船も入港している立派な港です。水産業の知人から聞いていましたが、かつて大西洋漁業が盛んな頃は、モロッコ沖のタコ漁メヌケ漁業の中継基地として日本漁船も沢山寄港し、街には日本名の風俗営業店が多かったようですが、現在ではその姿はありません。P3151059

○ カナリア諸島はスペイン領で7P3151029つの島からなり、人口は約200万人でヨーロッパ人の観光が主要な産業です。荒れた岩山には農地もあります。「カナリア」という名称については、ラテン語で犬のことですが、「海の犬」といわれるアザラシのことを言うようです。かつてはアザラシ野良犬が沢山いP3151038たようです。因みに当日の朝の気温は16.7℃でしたP3151094

○ 例によって、私は島内観光のツアーバスに乗りましたが、ラスパルマスの街を出ると荒涼とした 岩山が目立ちます。ほとんど樹木が見られない土地に農地やトマトハウス栽培施設が見られますが、発電風車も目立ちます。海は青P3151057P3161139美しく、街の郊外には海水を淡水化する工場もありました。

○ 私の乗ったバスは先ず、パルミートスパークという動物園に行きました。岩山の谷間に僅かに緑地があP3151062り、鳥類や岩山に生息する動物を展示していました。観光客はみんなヨーロッパ人のようで、何となくアメリカのP3151041西部劇に出てきそうな景観ですが、私もそんな風景に似合うスタイルで巨大なカップのビールを飲みました。

○ 次ぎにマスパリマル砂丘に行きましたが、丘の上のリゾートP3151043住宅街の中にあるホテルの前が広い砂丘になっP3151077ていました。粒子が小さい砂で、あちこちに風紋が見られrましたが、白い砂の広大な砂丘は美しく、岩山が聳えるこの島には違和感を覚える光景でした。

○ 昼食くはグアヤテーゲ渓谷にある洞窟のレストP3151084ランでP3151110_2 した。狭い谷間の道路を通って渓谷の中に進んで行くと、両サイドの岩山の崖に沢山洞窟が見られました。古代人が生活していたとのことですが、大きな洞窟は教会として現在も利用され、レストランも大きな洞窟の中でした。食事は馬鈴薯が主体の料理でした。

○ 帰港する途中でアグP3161115イーメスP3151121いう旧市街地の街並みや小さな博物館を観ましたが、公園で名前は解りませんが大きな照葉樹を見つけました。岩山の島にも嘗ては照葉樹があったのではないかと想像しました。

○ 私が県庁P3151114に在職中、ソリンというゴルフのP3161124上手なスペイン女性が水産業の研修に来ていた事があります。一緒にゴルフをしたときに、カナリア諸島の話しを聞い たことがありますが、実際にこの島を訪れてみて、彼女の説明が解ったような気がしました。P3161122

○ また、この島のある市では「非核宣言」をしたところがあり、その町の公園には「日本国憲法9条」の碑が建立されているとのことでした。ボロ船は21時30分に出航しましたが、因みに、この島で使ったお金はビール代6ユーロと動物園の帽子2ユーロでしP3161128た。

 「アフリカの カナリア島は ヨーロッパ」 道生                  


夏の華

2012-07-14 | 自然と共生

Dscn4499○ ここ数日間、北九州では大雨が続き、死者が出るなど甚大な被害をもたらしています。人間が自然Dscn4502を支配する事は出来ませんが、自然の驚異を知りながら生活することの大切さを痛感させられます。

○ 先般、結Dscn4505婚式も行われていた神戸rの湊川神社で、恒例の県農林水産OB会が開催されました。出席された農林水産省Dscn4512の高官も東日本大震災の復旧対策について語っておられましたが、所詮、人間は自然との闘いの日々をを過ごさなければならないのかも知れませDscn4518ん。

○ しかし、前知事は、昨年発行された「兵庫のうまいもん巡り」という県内の特産品を収録した本を参加者に紹介されまDscn4531したので、収録された品目の選定に関与した私にとっては、自然の恵みの豊かさを享受する生活の大Dscn4517切さを感じる日々です。

この会の出席者にはこの書籍を全員に配布しましたが、閉会の挨拶を仰せつかった私 は、世界一周クルーズで食べた様Dscn4545_2々な食事よりも「兵庫のうまいもん」の方が美味しいと強調してDscn4529おきました。

○ そして、世界一周クルーズで知り合った淡路島の美人に、この本を一冊送りましたが、豊穣の島淡路には特産品が多い上Dscn4525、彼女は料理に憧憬が深いようでしたので、この本を活用しながら料理の腕Dscn4520をふるって頂きたいと思いました。

○ 梅雨の長雨のお陰で野菜水稲は順調に生育し、毎日キュウリナスばかりを食べていますが、スイカも間もまく収穫出来そうです。相変わらずメダカは元気です。私の庵のコンセプトは順調に実行されてDscn4521います。Dscn4542

○ 我が家では韓国の国花であるムクゲの花が咲き始めました。隣の喫茶店の庭でも様々な夏の華が咲き乱れています。

 「夏Dscn4526の華Dscn4539 冬の華より 涼しDscn4543げに」 道生                 Dscn4523