昨日のことです。
セントラルに孫と一緒に行った帰りの車の中
突然「♪ふる~いアルバムのなかに~かくれて~おもいでがい~っぱ~い」
と歌いだしました。
私が続けて「♪おとなのかいだんのぼる~きみはまだシンデレラさ~」
と歌うと「ねえ、バーバは大人の階段て上ったことある?」
<なんでこんな古い歌知ってるの?>と聞く前に質問されました。
”大人の階段”か、いつ上ったんだろう
「40歳過ぎてからかな、おばあちゃんと喧嘩しなくなったから
」
H2Oの”想い出がいっぱい”というこの曲、ずいぶん前に大ヒット
したので知ってる方は多いかと思いますが・・
改めてこう聞かれるとなかなか意味の深い歌詞だったんだなと思います。
さて、この雪です。迎えに来るはずの母親から「雪でバーバのところまで
行かれないから電車で最寄り駅まで来て、一人でこれるでしょ」
という電話
さあたいへん、なにせ一人っ子でみんなで過保護にしたせいか
5年生、まもなく6年生になるというのに、いまだ、電車もバスも
ひとりで乗ったことがないのです。
最初はぐずぐず言ってましたが、意を決したらしく、帰りの準備を始めました。
長靴がないので靴下の上にポリ袋を履いて、<うん、なかなか考えてるな
>
駅まで送ろうかという言葉も拒否されて、ひとり雪の中帰って行きました。
婆バカと言われてもいいのです。
なにしろ心配で、電車に乗れたら、ママと会えたらメールしてね
と、しつこく要求して、それでも待ちきれなくてこちらからメールを
入れる始末、なんとか母親に会えたというメールが届いて
一件落着です
ほんとにたわいのないことです。でも今日のこの出来事を
彼女も、私たち家族も一生忘れないでしょう
雪が運んでくれた、これこそ孫にとって”大人の階段”だったのかもしれません