横浜田舎物語

サザン、サッカー、ロードバイク
エイジレスばあばのパワフルな日々
をお届けします

7年が経って

2018-02-20 | 出来事
昨日はM子ちゃんの母上が亡くなって丸7年の命日でした。

蒲田の義姉から電話があり、お参りに行こうという

お墓は遠いので、今では父上がお一人で住む自宅に伺いました。

蒲田に着いたのがお昼時だったので、義姉お薦めの寿司屋さんへ

蒲田といえば、以前こんな店に行きましたけど、今回はまた違うお店

蒲田駅から徒歩5分くらいにある”すし徳”
蒲田の街にはちょっと不似合の一見さんお断り的な店です。

でも、その実は、お得なランチがとてもおいしいらしい

義姉が予約してくれてました

「握りとちらし、どっちがいい?」と聞かれてちらしを頼みました



なかなかいいネタを使ってます。

ネタには前もって味が付いているので、お醤油いりません。
従って、テーブルには醤油も小皿もなし

いかにも高そうなイクラがのっていますけど、残念ながら残念でした。

他のお客さんが注文していた握りもおいしそう

次回は握りにしよう・・隣の芝生は青いのです。

1時間ほどおしゃべりをしてM子ちゃんの実家に向かいました。

今年94歳になる父上、非常にしっかりしています。

がんがあるのに進行しないらしい、副作用のほうがきついからって服用をやめたらしい 不思議です。

日本酒が大好きで、今でも毎日晩酌しているので、お土産に義姉と一緒に1升瓶を持って行きました。

よくおしゃべりします。昔はもう少し寡黙な方だったような・・

「お父さん、ショートステイって知ってます?M子ちゃんが旅行に行きたいと言ったら
ショートステイ利用してくれるといいんだけどねえ」

M子ちゃんが思っていても言えないと言うので、おせっかいおばばの出番です。
しかし、全く反応なし

私が言ってることはちゃんと理解してますし、その上でおとぼけです。

M子ちゃんと顔を見合わせて無言の相づち、

現在は365日、毎日昼、夜の食事の準備、掃除、洗濯、その他家事諸々
その間に病院の付き添い

私より2歳若いだけですから、相当ストレスが溜っている
はずではなく、実際、真剣に施設のことも考えていると言っていた

基本的なことはほとんど全部できるので、”要支援1”も付くかどうかの瀬戸際

もう一度、「今度旅行に行ってもいい?」と聞けば「ぜんぜんかまわないよ」とおっしゃいますが
そこはね、だからショートステイに行ってね。

他人がこれ以上あれこれ言うべきではないけど、言わずにはいられない

知り合いの方が、去年今年と相次いで亡くなられたそうです。

なんとお二人とも94歳、つまり父上と同い年の方の訃報です。

「次はいよいよ僕の番だよ」とおっしゃってましたが、いやいや十分あと10年は生きそうだわ

寿命ですからね、だれにもわからないし

新聞もくまなく読むのだそうです。

顔色もいいし、食欲もあるし、文句のつけようがないのですが、M子ちゃんにしてみれば
<長生きしすぎだよ~>

父上は常々彼女に感謝の言葉を掛けます。

ありがたいことです。世の年老いた父親が皆そうかと言ったら、なかなかできることではない

彼女もわかっているのです。

父上だって彼女に迷惑かけたくて長生きしてるわけじゃないし、わかるだけに辛い

兄弟で上手く分担できればいいのですが、頼りの妹は離れて住んでいるし、仕事もしている

結局、彼女一人に負担がかかっているのです。

「こんなに長生きするとは思わなかったわ」

M子ちゃんは本当に優しい女性です。私なんか足元にも及ばないくらい優しくて面倒見のいい女性です。

その彼女が兄弟にも言わない愚痴をこぼします。

介護と言うのはこんな優しい彼女をも時には鬼にしてしまう。

<長生きしすぎて子供に迷惑かけたくないね>帰り、義姉と話してしんみり・・

まだ当分はM子ちゃんのストレス軽減活動を補助、これが今私にできる唯一の仕事です。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする