日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1281)「4つの恒真式(トートロジー)」と「実質含意のパラドックス」。

2023-11-20 09:48:29 | 論理

(01)
(ⅰ)
1(1)P   A
 (2)P→P 11CP
(ⅱ)
1 (1) ~(P∨~P)  A
 2(2)   P      A
 2(3)   P∨~P   2∨I
12(4) ~(P∨~P)&
       (P∨~P)  13&I
1 (5)  ~P      24RAA
1 (6)   P∨~P   5∨I
1 (7) ~(P∨~P)&
       (P∨~P)  16&I
  (8)~~(P∨~P)  17RAA
  (9)   P∨~P
(ⅲ)
1(1)  P&~P  A
 (2)~(P&~P) 11RAA
(ⅳ)
1(1)  P&~P    A
 (2)~(P&~P)   11RAA
 (3)~(P&~P)∨Q 2∨I
 (4) (P&~P)→Q 3含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
①   P→ P
②   P∨~P
③ ~(P&~P)
④  (P&~P)→Q
といふ「論理式」、すなはち、
① Pならば、Pである(同一律)。
② Pであるか、または、Pでない(排中律)。
Pであって、Pでない、といふことはない(矛盾律)。
Pであって、Pでない、ならば、Qである。
といふ「論理式」は、4つとも「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(03)
④(P&~P)→Q
といふ「論理式」が「恒真式式(トートロジー)」である。
といふことは、
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(04)
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
としても、
④『矛盾』は「」であって、「真」ではない
従って、
(04)により、
(05)
④『矛盾』が「真」であるならば、「任意の命題」は「真」である。
としても、
 (1)(P&~P)→Q
2(2)(P&~P)   A
2(3)       Q 12MPP
といふ「推論」は、『妥当』ではない
従って、
(05)により、
(06)
例へば、
③(2が数であって、2が数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が数であって、3が数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「命題」は、2つとも、「恒真式(トートロジー)」であるが、
③(徳島県は四国である)といふ「命題」は「」であって、
④(香川県は九州である)といふ「命題」は「」である。
然るに、
(07)
③(2が数であって、2が数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が数であって、3が数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」が「」であることは、『真理表truth-table)』からも、「確認」出来る。
(08)
といふよりも、
①「真」ならば「真」である(は真)。
②「真」ならば「」である(は)。
③「偽」ならば「真」である(は真)。
④「偽」ならば「偽」である(は真)。
といふ『真理表truth-table)』に於いて、
② だけが「」であるからこそ、
③(2が数であって、2が数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が数であって、3が数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」は、「」になる。
といふ方が、「正しい」。
従って、
(09)
③(2が数であって、2が数である)ならば、(徳島県は四国である)。
④(3が数であって、3が数である)ならば、(香川県は九州である)。
といふ「仮言命題」は、「」である。
とするのであれば、『真理表truth-table)』そのものを、
①「真」ならば「真」である(は真)。
②「真」ならば「」である(は)。
③「偽」ならば「真」である(は)。
④「偽」ならば「偽」である(は)。
といふ風に、『書き換へ』る、「必要」がある。
然るに、
(09)により、
(10)
そうすると、その場合は、
① P&Q(Pであって、Qである)。
② P→Q(Pならば、 Qである)。
に於いて、
①=② であるが、
そのやうなことは、「有り得ない」。