シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

エジプトの聖マリヤの主日

2013-04-21 15:28:13 | 正教会及び宗教全般
いやーやっとここまで来ますたな。
来週は聖枝祭ですぞ。

福音箇所はマルコ10:32~45、仕える者になりなさいっていうところ。
そいや前にも描いたけど釧路の第九の時、指揮者が受付やってたのでぶったまげて、一緒にいたバプテストの人と「仕える者になりなさいってこういうことよねー」とうんうんうなずいたことがあったっけ。

偉くなりたい人は仕える人になりなさい?んじゃ偉くなりたくなければ仕える人にならなくていいのか?
人には仕えたいけどそんな下心があるわけじゃなーい!
いやそうじゃなくて、仕える者になることはハリストスに倣う者になるということ。
神ご自身が仕える者としてこの世に来られ、ご自身を贖いとして捧げられたのだから。

画像はコプトのイコン。
まあ47年髪切ってなければこんなぐらいにもなるかな。
でも意外にこんだけ長髪に描いてるのってなかったり。
たまにライオンさんが描いてあるのもあるけど、なんでもマリヤを葬るのに聖ゾシマが難儀していたところライオンさんが現れたので、お願いしたら穴掘りしてくれたんだそうで。
大斎にエジプトのマリヤを記憶する意味は、悔い改めのお手本みたいな聖人だからですね。
祈りに斎に謙遜に…と、必要なことが全部つまってる。

過去記事はこちら↓
エジプトの聖マリヤ2006
エジプトのマリヤの主日2007

しかし聖ゾシマと聖マリヤの謙遜合戦、どんだけ続いたんだろうw
「祝福を…」
「いやとんでもない、どうぞ祝福を…」
「いえいえ神父さんがどうぞ…」
「初対面なのに神父だって知ってるような方ならなおさらどうぞ…」

二人しかいないから延々続くよね。
第三者がいればツッコめるのにねw