シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

8月15日

2012-08-15 18:52:00 | いろいろ
つい先日、パニヒダの後の会食で、向かいに座った故人の縁戚の方とお話をした。
もう90を超えたその方は、元海軍さんで、いろんな話をしてくれた。
長門だの愛宕だの、私でも知ってるメジャーな艦に乗っておられたそうで、しかもなんとあの山本五十六と言葉を交わしたことがあるそうな。
とは言っても、
「番兵、厠はどこか」
「はっ、厠は○○○○にあります」
というやりとりだったそうですがw
でもこんだけ歴史上の人物なんだから、内容はどうあれすごいよね。

弟さんは近衛師団にいらして、あの玉音盤を電波に乗せないために探し回ってたんだって。
なんと、リアル「日本のいちばん長い日」だあああ
宮内省を探したっておっしゃってたから、第二連隊だろなたぶん。
いや面白かった。
あの本改訂前も後も読んでるからねえ、マサカ現場走り回ってた方(から直接話を聞いた方)にお話を聞くことができるとは。
最後には何故か(確か修身の教科書の話からだったかな)日露戦争までさかのぼって広瀬中佐の話にまでなってたけど、坂の上の雲でそのへんもバッチリなので「おおよく知ってるな」とノリノリでお話しくださった。
頃も8月上旬、生きた昭和史をお聞きするのにはふさわしい時期だったかも。
今年も終戦の日がやってきた。
「あの戦争で死線を越えたから、まだ生きてる」とおっしゃってたけど、いつまでもお元気で。

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)
半藤 一利
文藝春秋