興浜(おきのはま)で候 

興(こう)ちゃんの手掘り郷土史

金刀比羅神社 御祭神は大国主命

2011年01月02日 | 金刀比羅神社

 昨日、毎年正月に恒例としている、興浜金刀比羅神社の初詣と写真撮影に行った時、ばったり英ちゃんと出会った。

 ブログネタですか?との問いに、いい加減な答えをした。

 今日の朝雪が積もった金刀比羅神社の写真を写し、記事にしようと行ってみたが雪はなかった。「まる万」の稔君に聞いてみると陽が昇った時は金刀比羅神社に雪はなかったとの事。残念である。タイトル写真は今日の朝のものである。

 興浜金刀比羅神社を「こんぴらさん」と呼ぶ事に問題はないが、御祭神は「こんぴらさん」ではなく「大黒(だいこく)様」である。この事を書いてみる。
 
 興浜に鎮座する金刀比羅神社は安政七年(1860)四月八日に勧請されたと、魚吹八幡神社が氏子の神社を明治時代から記録している神社明細帳にある。

 本殿に祀られている御神体は①大己貴命(おおなむちのみこと)・②倉稲魂命・③(事代主命(ことしろぬしのみこと)・大國主命(おおくにぬしのみこと)
・④猿田彦命・⑤菅原道真・⑥(日本武尊・天照皇大神)が鏡で、⑦恵比寿(えびす)・大黒(だいこく)が木像でお祀りされている。いずれも金刀比羅神社西側の元丸亀藩陣屋跡に建つ陣屋門資料館に写真がある。

 もともとの御祭神は①大己貴であるが、大己貴命は大国主命の別名である。
③(事代主命・大國主命)についてであるが、事代主命は国主命の長子である。同じ御神体が祀られているのはなぜかという疑問がのこるが、興浜金刀比羅神社の御祭神は「大国主命」である。
 「大国主命」は、中世以降、インド生れの仏教の守護神である大黒天と習合し、「大黒(だいこく)様」と呼ばれるようになり、のちに民間信仰の七福神のなかの大黒様と同一視されるようになった。
⑦恵比寿・大黒が木像でお祀りされているのは七福神信仰からだろうか。

 大己貴は「神々の中でも最も偉大なる力を持つ神」という意味の神名であり、海陸安穏・五穀豊穣・万民泰平、国や人々に平安をもたらしてくださる神様だ。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとうございます (みー@)
2011-01-02 22:52:20
今年もよろしくお願いします。

私は、まだ正式(?)な初詣には行ってないのですが
1日の夜、実家からの帰宅途中に道路から拝んでおきましたよ。
アルコールがはいるので、車は実家に置いて、家族5人そろって歩いて帰りましたの。

今年もまた、いろんなことを調べてブログにアップしてね!楽しみにしていま~~す!!
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おめでとうございます (興ちゃん)
2011-01-03 09:03:46
こちらこそよろしくお願い致します。
こちらは自宅でゆっくりと正月を過ごしております。
お互いアルコールはほどほどにしましょう。
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謹賀新年 (おじょも)
2011-01-03 10:30:14
明けましておめでとうございます
随分、お久しぶりで申し訳ありませんがちょこちょこ覗いてます。
今年もよろしくお願いします
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Unknown (英ちゃん)
2011-01-03 23:40:37
明けましておめでとうございます。
元旦はびっくりしました

毎年津の宮と住んでいる村の神社に初詣に行ってますので(笑)

今年もよろしくお願いいたします
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おめでとうございます (興ちゃん)
2011-01-04 00:11:10
おじょもさん・英ちゃんへ
今年もよろしくお願い致します。
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