興浜(おきのはま)で候 

興(こう)ちゃんの手掘り郷土史

山本家住宅 (その9和室6畳)

2017年08月15日 | 山本家住宅

6畳の和室の紹介です。
ステンドグラスがある廊下や洗面所を通り過ぎて、庭に面した数寄屋風和室の離れ和室に向う動線とは違う奥まったところにこの6畳の和室があります。
この和室の南側には、山本眞蔵氏が長男の博通氏の婚礼の為だけに建築したと伝わる、15畳の平屋の和室が有り、昭和30年初頭に興浜の大工によって興浜金刀比羅神社前の仕出し魚屋の「まる万」の2階部分に移築されています。
この話は、シリーズ終了後番外編として掲載する予定です。

さて話を6畳の和室に戻しましょう。この部屋は建築当初何に使われていたかは不明です。
現在、タンスや鏡台等が残されていますが、これは、山本眞蔵氏の長男である博通氏(明治34年7月17日生・昭和4年2月2日つゆこさんと結婚。昭和38年10月2日没)の奥さんであるつゆこさんが博通氏が亡くなってから使用していた部屋と聞いています。
この山本家住宅で唯一生活の匂いがする部屋です。

床の間は床柱に黒柿、床框に黒檀とそれぞれ高級銘木を使用しています。





山本家住宅の障子の雪見障子は上下開閉式では無く、左右に開閉するつくりになっています。

 

協力:網干歴史ロマンの会・あぼしまちボランティアガイド
    銘木関係:原匠江尻店長

 

※山本家住宅を見学された方はご存じのように、立ち入り禁止箇所からの写真が掲載されておりますが、山本家住宅を管理しております「網干歴史ロマンの会」の了解を得ております。見学の際は調度品等を傷めるケースがありますので、赤い絨毯部分のみからの見学にご協力をお願い致します。

 

 ※山本家住宅は、第1、第3日曜日の10時00分~16時00分に公開中です。

 



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