久しぶりの更新になります。
みなさんいかがお過ごしですか?
11日の大地震から5日、ブログを更新する気分にはなかなかなりませんでした。
地震自体もかなりのショックでしたが、余震も続いていましたし、予定の変更、輪番停電、続く心配な発表...また揺れたらって思うとガスオーブンをつかってパンを焼く気にもなれませんでした。
わが家はけが人もなく、揺れは大きかったものの、物一つ落ちないほどでした。
落ちたのは棚にぽいと立ててあった、紅茶のテーバックの箱だけ。家族にもすぐ連絡がつきました。そんなわが家でも今でも揺れがあると本当に怖い。震源地に近い避難生活を送っている方々はもっともっと、怖い思いをしたんだろうな、今でも不安は続いているのだろうなと思います。
地震の瞬間、ダイニングの上のライトがぶらんぶらんと何メートルも揺れました。吹き抜けについているライトなのでかなりの揺れ。ちょうどダイニングテーブルでおやつを一口食べたところの長男はあっという間にダイニングテーブルの下に入りました。
ちょうど長男は学級閉鎖で家にいたんです。すぐに、手をつないで庭に出ました。
車が止まり、頑丈な門ががたがたと揺れていました。目の前のコンビニの前で袋をもったお客さんも数名「何がおきたんだ?」とばかりに。
一度揺れがおさまったときに長男と自分の上着、携帯をとりに家にはいりました。また大きな揺れ。本当に怖かった。次男がまだ幼稚園から帰ってきていなくて、ちょうどバスに乗り込むかバスに乗っている最中。次男が帰ってきたときはほんとうにほっとしました。
親子3人で家に入ると、何もおちていないし、ただペンダントライトが大きく揺れていたんです。余震もあるし上着を玄関に用意して、次男を園服から暖かい格好に着替えさせました。
TVをつけると次々津波の映像や続く余震...だんだん不安が強くなりました。
主人には連絡がメールで早めにとれていましたし、父は海外出張中、母は大宮に買い物、連絡のない母が心配ではあったけれど、家にいて窓の外を眺めていると大宮も今は収まっているのかなと思い、すぐ逃げられる用にだけして、普段通りに過ごすようにしていました。
落ち着いていられたのはこのときツイッターやパソコンメールで友人たちと連絡がとれていたこと。
家の中は親子3人だったけれど、自転車や徒歩で行けるところに友人たちがいると思うと心強かった。
小さな子供を抱えているお母さんたちで、ひどくなったら集合しようねと。
地域のつながりって大切だなと思いました。
長男が一口だけ食べたおやつはこちら。クランペット。
イギリスのおやつだそうで、料理通信にレシピが載っていて作ってみました。
もちもちしたイーストで発酵させる甘くないホットケーキのようなもの。外はカリッとしていて中はもちもち。おいしーと一口食べたところで地震でした。
ナタデココフルーツの缶詰め。こちらは無事でした。
フライパンで焼くこのパン、次男の分はあら熱をとるために、盛りつけず、ボールの上に乗せた網のうえでさましていたところ。見てみると、洗おうと思ってシンクのなかにあった生地をつくったボウルのなかに全部つかっていました。
うちの被害といえばこれくらい。みんな元気です。
でもその後のあまりの津波の状況、被災地で避難している人の中にはうちの子供たち同じくらいの子供たちもいる。そう思うとついついいつもすぐにふざける子供たちにここ数日、「自分の身をちゃんと守りなさい」といつもより厳しめに接してしまいました。
なんだかとても疲れた。
昨日友人がみんなで残り物を持ち寄ってご飯を食べようと誘ってくれました。
うどんにお蕎麦、おにぎり、唐揚げ,,,などなど
いつも通りケンカをしたりじゃれあったり。数日見ていない光景。
子供たちは子供たちでストレスを感じていたに違いない。子供たちの笑い顔はやっぱりいいもんだ。
直接的に大きな支援をすることはできないけれど、これから復興に向かって行かなければいけないのに、私たちが精神的に参ってしまってはいけないなあと思いました。
スーパーやドラッグストア、コンビニではパンやトレットペーパーが消えています。なんとも異様な感じ。
ガソリンスタンドは渋滞...。
給食もストップしました。
普段からあまりちょこちょこ買い物に行かずに1週間分くらい買いだめ派の私は、ちょうど冷蔵庫にも食材がありました。そんなに危機感もなくコンビニで水だけをかってあとはウチにあった防災用品と着がえを玄関に置いてあります。まだ余震もあるしやっぱり怖い。
昨日洗濯用の洗剤が残り少なくなったので、ドラッグストアに行きました。長い行列...最初の数日に比べたら少しは落ち着いたのかもしれないけれど、カップラーメンやパンや水を持って並ぶ人の列に混ざって、並んでいると前の大学生ぐらいの女の子2人が「こんなんかわなくてもおコメ炊いておけば3時間の停電ぐらいどうにかなると思うんだけれど」と。
この行列もお店の状況も、なんだか不安を煽りますね。気持ちは分かる、お弁当は始まっちゃうし、とにかく食べるものどうにかしなきゃっていう気持ちはあります。
確かにいつくるかわからない停電は不安。お弁当を作らなきゃいけなくなっちゃったし、朝の時間に当たったらどうしようと思って今日も6時20分から消えるかもしれない状況に備え5時置きでお弁当と朝ご飯を作り、お湯を沸かしました。
医療機器を自宅でつかっている人にとっては3時間は大問題だけれど、私たちにとっては電気を使わないことをすればいい。
すこし要領良くいろいろできることを家事貯金しようとおもいました。で、電気が消えた3時間は散歩にでもいこうかな、雑誌でも読もうかな、子供とトランプもいいかも....それくらいの気分でいようと思います。