なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

映画「山本五十六」

2012年01月24日 | 映画・ドラマ
戦争の体験をしていない人が多くを占めるようになった昨今
学校でも殆ど習わなかった戦争の本当の姿を描く作品は
知っておきたいと思います

誰よりも開戦に反対する立場を主張し約40万人の将兵を預かる
連合艦隊司令長官山本五十六の生涯を描いています

      ネ    タ    バ    レ
                  







昭和12年に勃発した支那事変が泥沼化する中
日本は支那を支援する米英と対抗するためにも
新たな勢力と手を携える必要がありました

それが日独伊の三国同盟です
陸軍のみならず、国民の多くもまた強大なナチスの力に
この軍事同盟に新たな希望を託していました

しかし、その世論に敢然と異を唱える人達がいます
海軍大臣米内光政(柄本明)・海軍次官山本五十六(役所広司)
軍務局長井上成美(柳葉敏郎)達です

彼らが反対する理由は、日本がドイツと結べば
必ずやアメリカとの戦争になります
数十倍の国力を持つアメリカとの戦は何としても避けなければならない

陸軍の脅しにも新聞記者たちの先導による世論の声にも屈することなく
まさに命を賭して反対を唱え続ける五十六達です

   

どうしても米国との戦争が避けられないと悟った五十六は
米国太平洋艦隊が停泊するハワイ、真珠湾を航空機によって奇襲

五十六は、その前に米国政府に宣戦布告を出すよう命じていたはずですが
徹底されていなかったようです

五十六は前代未聞のこの作戦を
軍令部の反対を押し切ってまで敢行します

それは世界に勝つためではなく、一刻も早く戦争を終わらせるための
苦渋に満ちた作戦でした

   

しかし致命傷を与える事は出来ず
反って反感をかってしまい
日本軍にも大きな被害が出てしまいます

 

五十六は何とか立て直して一刻も早く講和に持ち込もうと作戦をたて
機会を窺いますが中々上手くいかず前線を励ましに行く途中
攻撃を受け、飛行機もろとも墜落してしまいます

戦場から遠く離れた安全な所から指令を出す政府の人達
前線で働く多くの尊い命を無造作に扱っていませんか

何時の時代でもトップに立つ人は、保身ではなく
多くの庶民の思いを反映出来る政治をして欲しいと思います

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