なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

(株)エーワン精密の利益率の秘密

2010年05月13日 | テレビ・新聞
 加工する物をつかむコレクトチャックを作る(株)エーワン精密
 利益を追求する会社の最大の目標、利益率の高さ35~40%

 トヨタ自動車 9.2%
 パナソニック 4.7%
 に比べると、いかに高いかと言うことが分かります

 1970年創業の梅原勝彦社長の戦略は、短納期
 高品質、短納期、適正価格が三大目標だと言います

 知名度、資金力、技術力の大手を相手に打ち勝つには
 高品質は当たり前、価格は利益が出ないとやって行けない
 競争は納期しか無いと考えました
 
 それもハイテクでは無く、アナログでスピーディーに
 FAXで注文を受け、手書きで伝票を書き
 エアーホースで現場に伝票を届けます この間数分
 社員の、手際の良さ、心構えだと思います

 現場には、7割出来た半完成品が用意されていて、
 どんどん入って来る注文に応じて行きます

 その日のうちに発送し、翌日届けになります
 この納期の速さで、14000社の取引先が有ります
 国内シュアーの6割を誇ります

 そして、利益率の高さで社員に応えます
 終身雇用、解雇なし、基本的には年功序列
 「社員は会社の宝」
 これらの制度、昔の日本の良さではありませんか
 
 去年、22人のパートを全員正社員に
 社員の中には、親子、兄弟、夫婦が合わせて19組います

 世間では、この不況の折、5億円で新工場を建設
 不況の時は、やがて来るであろう好況時に備え
 好況の時は、ひたすら作り続けて業績を上げる 

 日本を支えている、物づくりの町工場
 この中小零細工場を軽視する
 国家と大手企業への闘争心を燃やします

 創業当時から、自ら毎朝、日報をチェックし
 会社の健康状態をきちんと把握

 「従業員は家族」と言い、仕事のトラブルには厳しいが
 普段は、笑顔で従業員に接する良いお父さんのようです