なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

古着から燃料製造

2010年05月02日 | テレビ・新聞
 最近デパートやスーパーで古着の下取りが目立ちます
 下取りされた衣料の一部は、NPO法人など通じて
 海外の難民キャンプなどに送られています
 
 これら善意の取り組みにも限界が有ります
 分別、梱包、輸送などの費用はかなり掛かります
 日本は、島国なので地理的な問題でコスト増になります
 
 
 そこで違った方向でリサイクルが考えられています
 東京渋谷区の明治神宮でのフリーマーケット
 なんと来場者が1万人ほど訪れるそうです

 午後3時の終了間際になると1か所に古着が山積みになります
 「東京リサイクル運動市民の会」の古着回収ステーション

 フリーマーケットの売れ残りや
 来場者が持ち寄る要らなくなった衣類など

 04年、衣料ゴミは工業用と家庭用合わせて144万トン
 そのうち、家庭からのが126万トン
 その76%あたる96万トン回収されていますが
 以前は大半が焼却ゴミとなっていました
 
 ペットボトルや、ビン、缶のようにリサイクルが進みません
 繊維ゴミは燃えやすく、他のゴミの燃焼を助けるために燃やしていました

 しかし、有効に生かせる事が出来るそうです
 工業用ユニホームなどは化学繊維で出来ているので
 化学的に分解し、再び原料にしているようです

 一般衣料は、綿と化学繊維の混紡が多いので
 ウエスやフェルトに加工するくらいでした

 「日本環境設計」は古着などに含まれる綿を分解、発酵させ
 バイオエタノールを製造する技術を開発しました

 近年、トウモロコシやサトウキビを原料とした所
 穀物の高騰を招きました

 古着のリサイクルなら、そのような問題は有りません
 「環境への貢献」や「処理に困る」など消費者の意識が高まれば
 まだまだ、回収できる衣料は出てきます

 回収した繊維ゴミ約120万トンから
 約85万キロリットルのバイオエタノールを生産

 物を大切にし、捨ててしまうのは、最終的手段で
 環境のことを考えると、どんな物でも先ずリサイクルを考え
 多少の手間やコストが掛かっても地球に優しい気持ちを忘れないで