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新聞社のウェッブサイトのリニューアルを見た感想

2007-10-01 17:06:28 | 時事問題
産経新聞がMSNと組んでウェッブを一新した。産経新聞は、特ダネも紙媒体よりもウェッブに先に掲載するという意気込みだ。

本日新しい産経のサイトを覗いた。ウェッブは、MSNカラーのブルーを用いたデザインに変更されていた。社説にあたる「主張」のページを見た。

気になったのは、他紙の社説と読み比べてほしいという趣旨で貼られていた他紙社説へのリンクがなくなっていることだ。リンクは自分で作ればいいのだが、今までこのリンクを重宝していたので少しがっかりだ。このリンクがあるから、新聞社説を読む場合、先に産経を見ていたのだ。

読売・朝日・日経は、ウェッブなどで協力する予定である。リンクの削除は、この三社が、社説と主要記事を比較できるサイトを来月にも開設することと関係あるのだろうか?

ところでMSNと袂を分かった毎日新聞であるが、こちらも本日からウェッブサイトを一新した。ちょっと見ただけの感想であるが、まじめな報道よりもエンタテイメントを重視しているように見えた。

かつて毎日新聞のサイトは、過去記事を2年間にわたり無料で検索できるという太っ腹なところがあり、私はそれに感心していた。毎日が、他社との違いを出すためには、地味で堅実な記事を作り、それが相当長い間保管され、検索できるという方向がいいのではないか。

これは根拠のない話ではない。新聞社のウェッブ利用では日本の先を行っているアメリカでは、そのような方向性が見えてきた。例えばニューヨークタイムズは、10月1日から、有料であった一部記事と過去記事検索をすべて無料としたという。SEOのためにはそれが最適であるという判断なのであろう。
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