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すしネタとしてのザリガニ

2009-01-08 13:09:28 | 雑談
といっても日本の話ではなく、イギリスを中心に展開している回転寿司チェーンYO!Sushiの話である。5日放送のNHKスペシャル「世界カイテンズシ戦争」で見た。

YO!Sushiは、水産物の価格高騰のために、エビの代替として、ザリガニを中国で大量に買い付けている。中国では、タダ同然のザリガニが金になるということで、養殖ブームが起こっているとのこと。

ザリガニといえば、カエルを釣るためのえさの認識しかない私には違和感が大いにある。もっともザリガニは、泥臭さを消すために、七味、コリアンダーを使ったソース、レモンライムなどと一緒に混ぜて、ロール(巻き寿司の発展形態)に巻かれる。

YO!では、生の魚を食べる習慣がないイギリスで寿司を広めるために、ロールを開発した。ロールに巻かれる食材は、イギリス人になじみのあるクリームチーズ、揚げ物などが用いられる。さらに彩を重視して、外側にはサーモンなどの鮮やかな色の食材が巻かれ、海苔は内側に巻かれる。海苔の黒色が好まれないから。さらにはソースを付けて食べる。巻き寿司が欧州化されているということなのであろう。

水産物価格高騰の傾向が不可逆であることを考えれば、日本にも、ザリガニ入りの赤や緑色をしたロールが逆輸入される日も遠くないかもしれない。
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