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供託金

2009-08-19 18:10:03 | 時事問題
供託金は法定得票数に達しない候補者から没収されると思い込んでいた。とんでもない間違いであった。

供託金は立候補にあたり供託するお金または債券。衆議院の小選挙区では300万円、比例代表では600万円。不真面目なものが立候補をするのを防ぐためと聞いた。

法定得票数は、当選資格を得るために必要な最低の票数。衆院小選挙区は有効投票総数の6分の1。供託金の没収点はそれより低く有効投票総数の10分の1であった。

なお小選挙区で供託金を没収されたものは、比例代表に重複立候補していても復活当選(ゾンビ当選)はできないということである。96年総選挙で社民党の保坂展人氏が東京22区では落選し、比例代表で復活当選したとき、小選挙区では供託金没収されたことが問題視され、2000年からこの様なルールとなった。

考えてみれば、保坂氏はものすごい強運を持っている。05年の総選挙では、自民党の比例東京ブロック名簿掲載者が全員当選して、さらにまだ1名あまるという椿事が発生。その1名が社民党に割り当てられた。だが名簿1位の候補は小選挙区との重複立候補であったが、供託金没収点以下であったため、比例東京ブロック2位の単独立候補であった保坂氏が当選となったわけである。

某政党が供託金いくら没収されるのだろうか?そのお金を社会事業に使用したほうがよいのではないかと思っていてこの項目を書き始めたが、保坂氏の運の方が気になった次第である。
コメント
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