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水銀汚染が日本の捕鯨の町を分断している

2008-02-21 18:40:21 | 時事問題
「水銀汚染が日本の捕鯨の町を分断している」(http://www.nytimes.com/2008/02/21/world/asia/21dolphin.html?th&emc=th)という記事を見た。和歌山県太地町のことである。昨年の6月、太地産のイルカとゴンドウクジラの肉から、高レベルの水銀が発見された。そのため学校は、鯨肉を給食に出すことをやめ、地元のスーパーではイルカの肉の販売をやめたという。

イルカやクジラは、食物連鎖の最終段階にあるために、体内に水銀を蓄積する。水銀は長期にわたり摂取されると、先天異常、脳障害、死などをもたらす可能性があるという。

捕鯨やイルカ漁を支持する漁業関係者などは、この騒ぎは誇張であると主張しているが、やはり不安を感じている町民もいるということである。しかしなかなか不安を口に出せない雰囲気があるらしい。

伝統食にもこのような危険が潜んでいるのだ。
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