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スーパーデレゲートがスーパーデリケートな問題に

2008-02-17 00:22:32 | 時事問題
米国民主党の大統領候補指名を巡る争いに関して、クリントンとオバマ両上院議員が、デットヒートを行っている。現在懸念されているのは両陣営とも指名獲得に必要な代議員数2025には届かないのではないかということである。こうしたなかスーパーデレゲートが、スーパーデリケートな問題となっている。スーパーデレゲート(特別代議員)とは、

「正副大統領経験者や上下両院議員、州知事など党の有力者に自動的に与えられる特権で、今回は計796人。代議員全体の約20%を占める。一般の代議員が党大会で投票するに当たっては、それぞれの地元の党員集会や予備選の結果を踏まえるのに対して、特別代議員は独自の判断で決めることが許されている。」(「党大会決着」で波紋 民主、特別代議員も焦点,http://www.asahi.com/international/president/analysis/TKY200802110096.html)
 
現在この特別代議員の支持を巡っても、クリントンとオバマ両陣営は猛烈な戦いを行っている。獲得代議員数でリードをしたオバマ陣営は、特別代議員は民意にそった投票を行うべきであると主張している。またクリントン陣営は、誰が大統領候補にふさわしいかということを第一に考慮するべきと述べている。しかしながら、民主党の大統領候補指名が、特別代議員の判断で、民意に反する結果になれば、後に禍根を残すことは疑いない。

コメント (2)
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