どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

だじゃれ日本一周、だじゃれ世界一周

2018年02月26日 | 長谷川善史


       だじゃれ日本一周/作:長谷川 義史/理論社/2009年初版


 だじゃれでまわる日本一周です。

 最初は北海道か沖縄と思ったら、自分の住む埼玉がでてきて「きれいなはながさいたまけん」と、これはまあまあかな。
 背景はスーパーアリーナ、川越の時計台、深谷ネギとお馴染みのもの。

 各地の物産品、名所、ゆかりの人物などがでてきます。

 おまけも素敵で、添付資料には各地の特色の一覧表、表紙の見返しには、都道府県の地図といたれりつくせり。

 自分に関係のある県にはとくにひかれるかもしれません。
 生まれ故郷の秋田県は、なまはげ、竿燈がでてきて「まあこのへんで あきたけん」とちょっと想像の範囲内。
 「それならと だいぶつさんも おならけん」と大仏様が、おならするのは?

 小学低学年の時期に読むと、都道府県の位置や特色が楽しみながら勉強できそうです。



       だじゃれ世界一周/作:長谷川 義史/理論社/2017年


 「だじゃれ日本一周」からこんどは世界一周です。

 見開きごとに国名でだじゃれ。

 いつまでもあいすらんど(アイスランド)には ことばはいらん(イラン)

 おまんじゅうちょうだい(オマーン)には ゆっくりくえーと(クエート)

 だじゃれは、少し苦しいところもありますが、国ごとにおなじみのもがでてきます。

 ジャマイカはウサイン・ボルト。デンマークは人魚姫、オランダはゴッホの自画像。

 インドはゾウ、コロンビアはコーヒー豆。アメリカはマー君かな。ガーナには野口英世の銅像がさりげなく。チリはモアイ像。

 ただ日本の都道府県にくらべ、国となるといろいろなものがありすぎて、選択するのも難しそうです。

 いつもながらの長谷川さんのサービス精神は、裏表紙にも。各国のごあいさつが。

 楽しみながら発見がある地理。世界地理の最高の入門書です。