勇者たちの戦場

★勇者たちの戦場☆　　サミュエル・Ｌ・ジャクソン　　ジェシカ・ビール

　イラクでの任務終了を間近に控えた部隊に、医療品輸送の命が下る。
なんら問題のない任務に思えたが、ダウンタウンに入ったところで
襲撃に合う。
シングルマザーのバネッサ（ジェシカ）は、右手を失い、
ジャマールは民間人を誤って殺してしまい、
トミーは目の前で親友を失くす。
軍医のウィル（サミュエル）は、目の前で消えていく命にもどかしさを感じる。
そして、彼らは国へ戻る。
が、そこに待ち受けていたのは決して平穏な生活ではなかった・・・

戦場で心に傷を負った兵士の物語。
きっとこういう人たちはたくさんいて、
今も苦しんでいるんだろうな。
仕掛けたほうも仕掛けられたほうも無傷ではいられない。
ほんとに戦争がこの世からなくなればいいですね。

スターダスト

★スターダスト☆　　クレア・デインズ　　チャーリー・コックス

　イングランド郊外のウォール村。
四方を壁に囲まれたこの村に、一箇所だけ壁が崩れているところがある。
が、そこには門番がおり、乗り越えることは至難。
ある時、流れ星が落ちる。
トリスタン（チャーリー）は村一番の美女ヴィクトリアの愛を勝ち取るため、
星を手に入れる、と言い、壁を乗り越える。
魔法のろうそくを使い、流れ星から女性へと姿を変えたイヴェイン（クレア）の
もとにたどり着いたトリスタン。
だが、その流れ星は、永遠の若さを求め続ける魔女姉妹や、
王位継承を狙う王族達によって付け狙われるのだった・・・

剣と魔法のファンタジー映画。
やはり印象深いのは、ミシェル・ファイファーの魔女役か？
空飛ぶ海賊のキャプテン役、デ・ニーロも楽しげでしたね。

G.S-124 ミロクの巡礼

★ミロクの巡礼　グイン・サーガ124巻☆　　栗本　薫

　カメロンはスーティの所在を知るべく、ブランにミロクの聖地ヤガへ赴くよう命令する。
　パロのヨナは、宮廷での仕事を辞し、やはりヤガへと出立する。
一人では心もとないため、マルガでナリスの墓参りをしたあと、
サラミス出身の巡礼団とともに行動を共にする。
旅は順調に進む。
ダネイン大湿原を抜け、草原地方へと入る。
ここには獰猛な騎馬民族がいるため、一団は用心しながら進んだものの、
突然現れた男たちに蹂躙されてしまう。
ヨナも大怪我を負い、慰め者にされそうになった時。
別な騎馬民族が現れ、彼らを惨殺。
ヨナが気がついたとき、そこにいた首領らしき男は、
なんとアルゴスのスカールだった・・・

最後に激しい動きはあったものの、今回はヨナの観光記、みたいでした。
嬉しかったのはスカールの登場。
死にかけのスカールですが、イェライシャの薬によって
何とか生き永らえてますね。
次巻ではちょっと活躍するかな？

銀色のシーズン

★銀色のシーズン☆　　瑛太　　田中　麗奈

　城山銀（瑛太）はかつてはモーグルの有望選手として期待されていた。
が、レース中の事故により、引退。
今は祐治、次郎とともに雪の何でも屋として、町の迷惑者となっていた。
そこに町おこしの一環として設立した雪の教会での第一号の花嫁、
七海（田中）がやってくる。
新郎は後から来るといい、全くのスキー初心者の彼女は、
崖の下に落ちてしまう。
それを助けたのが銀。これが縁で銀からスキーレッスンを受ける。
が、結婚式当日、銀たちのいたずらにより、教会が壊れ、
七海も行方不明となってしまう・・・

私をスキーに連れてってを観た時は、すごくスキーに行きたいって思ったけど、
この映画ではそんな気にならない。
自分が歳をとったからなのか、それだけの魅力がこの映画にないのか？
なんかありきたり、でした。

ハリー・ポッターと死の秘宝（下）

★ハリー・ポッターと死の秘宝（下）☆　　Ｊ．Ｋ．ローリング

　ロンが戻り、再び三人になったハリー。
ハーマイオニーはあるシンボルに目をつけ、ルーナの父に会いに行く。
彼から死の秘宝なる話を聞いた３人は興味をひかれる。
が、ルーナの父は娘を死喰い人に攫われていることから、
３人がいることを密告。
その場はなんとか逃げ切ったものの、ハリーが禁句を口にしたことにより、
捕われの身となり、マルフォイ家に連行される。
ロンとハリーは地下牢に入れられ、ハーマイオニーは拷問される。
そこに思わぬ助けが現れる。しもべ妖精のドビーだ。
窮地を脱した３人は、再び分霊箱を求める旅を続ける。
そして、最後の分霊箱がホグワーツにあることを知った３人は、そこに向かう。
そのホグワーツには、勇士がたくさん、いた。
ハリーは皆の協力を得て、最期の戦いに臨むべく、ヴォルデモートのもとに向かう・・・

あまりに内容が濃く書ききれないことばかりだけれど・・・
３３章、プリンスの物語には感動です。
ここを読んだうえで、再び１巻から読み直してみたい。
そんな気にさせられました。
これでハリー・ポッターは完結。
嬉しいような、淋しいような・・・
ローリングさんは新たな本を書き始めたようです。
どんなお話になるのか楽しみです。

グレイズ・アナトミー４ ＃１４

★グレイズ・アナトミー４　＃１４　本当の自分を見つめて☆

　メレディスは５人目となる臨床試験の患者ダレンを担当。
だが、デレクと顔を合わせるたび、意識してしまう。
が、オペはデレクと息を合わせることで成功する。
術後の経過を一緒に見よう、というデレクに、
ローズの姿をみとめたメレディスは帰宅するよううながす。
が、ダレンは容態が悪化し、還らぬ人となってしまう。
デレクはこの臨床試験が成功した暁には、シャンパンを二人で開けよう、と約束する。
　バークが名誉ある賞を取った。だが、苦難の時をともに過ごしたクリスティーナのことは
何も触れていない。クリスティーナはひどい痛手をこうむる。
　マークの奔放な性生活にナースが反旗を翻す。
マークに対し、仕事のボイコットをしたのだ。
裁判をも辞さない覚悟のナース達を後押ししたのはアデルだった。
困り果てたマークを助けたのはベイリー。
彼女はマークを尻軽、とこき下ろすことでナース達の怒りをおさめたのだった。
　レベッカが妊娠し、彼女と同棲を考えはじめたアレックス。
だが、イジーはレベッカが妊娠していないことを知り、
そのことをアレックスに伝えたいが、患者の守秘義務にもあたることから、
はっきりと言えない。
遠まわしに考え直したほうがいい、というもののアレックスは聞く耳を持たないのだった。

今回、マークショックで病院内の職員同士での性関係の有無の提出を
求められたわけですが・・・
こんなのってアリ、ですか？
プライバシーのかけらもないような・・・
これにこりてマークも落ち着くかな？

ＣＳＩＮＹ４ ＃６

★ＣＳＩＮＹ４　＃６　呪われたハロウィン☆

　ハロウィンの夜。
墓堀人が仕事中、突然地中から現れた男に足をつかまれる。
やがてその男はＮＹのフラッシュモブで集まった３００人ほどの
ゾンビの扮装をした群れの中で倒れ、死亡する。
シドによると、彼は死後３時間であるはずなのに、
体温は死後８時間を示していた。本物のゾンビか・・・？
　一方、ニューヨーク州ロングアイランドの「悪魔の棲む家」で
有名な一軒家で、一家惨殺事件が起きる。
状況から考え、父親による心中かと思われた。
リンジーは薄暗い中、証拠を採取。
その時、突然老女が現れ、この家は呪われている、早く出て行け、
と言われる。
やはり悪魔が棲んでいるのか・・・？

今回はちょっとオカルトチック。
だけれどそこは科学捜査班。
ちゃんと科学で証明してくれました。
今回、ＢＯＮＥＳでも出てきたブードゥー教が出てきました。
なかなかメジャーな宗教なんですかねー？
まあ、ドラマにしやすい題材ではあるかな。

ＣＳＩマイアミ６ ＃１７

★ＣＳＩマイアミ６　＃１７　ティファニーのお仕置き☆

　弁護士のショーンがひき逃げされ、殺される。
やがてその車は、彼の妻がレンタルしていた車であることがわかる。
ショーンはティファニーという女性とチャットをしていたことから、
浮気を疑った妻の犯行と思われたが、車は盗まれただけだ、と言う。
その頃、カフェで男性が射殺される。
現場で被害者を見たナタリアは、小児性愛者で、
ＴＶ番組でティファニーという女性に呼び出され、
その事実が公にされていたことがわかる。
そのビデオを見たカリーは、同じ番組にショーンも出ていたことを発見。
こうして二つの事件はつながるが・・・

あんなだまし討ちの手法で、小児性愛者を暴露しちゃっていいんでしょうか？
まあ、世間の敵ではありますが、やりすぎでは・・・？
ラストのホレイショ、あの後、どうなったんでしょうね。
やっぱりホレイショを怒らせちゃだめだって。

ハリー・ポッターと死の秘宝（上）

★ハリー・ポッターと死の秘宝☆　　Ｊ・Ｋ・ローリング

　スネイプの裏切りにより、ダンブルドアが死んだ。
ハリーはヴォルデモード打倒のため、ホグワーツには戻らないことを決める。
まもなくハリーは１７歳。
その誕生日を迎えると、ハリーの母による保護魔法が消える。
ヴォルデモートは魔法省にも触手を伸ばし、陥落寸前。
騎士団はハリーを守るためにダーズーリー家からの脱出に一計を案じる。
マッドアイ・ムーディは命を落としたが、
ハリーは無事に隠れ家にたどり着く。
が、魔の手はそこにまで及ぶ。
ハリーはロンとハーマイオニーとともに、逃亡生活を続けながら、
なんとかヴォルデモートの分霊箱を探し、破壊しようとするが、
ダンブルドアの残したヒントを解くことがなかなかできない。
決死の覚悟でついてきたロンだったが、
先の見えない行動に、怒りが爆発し、ハリーのもとを去ってしまう・・・

ハリー・ポッター最終巻。
７月発売で、すぐに予約をかけたのですが、
さすがに人気作、半年かかりました。
巻を経るごとにだんだんダーティーな世界になってきたハリーですが、
上巻はさほど、かな。
思ったより明るい。
まあ、ハリーは抱えているものが大きすぎて、陽気にはなれないけど・・・
山場は下巻だね、やっぱり。

覇王の番人（下）

★覇王の番人（下）☆　　真保　裕一

　織田信長の勢いは止まらない。
東の武田も打ち破り、天下は手の届くところまで来た。
それに比例するように、信長の重臣に対する態度は傲慢さを増してゆく。
光秀の信長に対する信奉の気持ちは揺らぎ始める。
そして、光秀がもっとも信頼する藤孝からの情報で、
信長が京都本能寺で護衛が薄くなることを知る。
光秀は逡巡の末、信長打倒を企てる・・・

開眼、って感じ、かな。
これを読むまでは、野心家の明智光秀、だったのですが、
決してそうではなかった。
彼が目指したのは天下泰平。
もし、光秀がおらず、信長が幕府を開いていたら
日本の歴史はどう変わっていたんでしょうね。
実在の光秀が、この小説のようなラストを迎えていてくれたら、と心から思います。

覇王の番人（上）

★覇王の番人（上）☆　　真保　裕一

　明智光秀は美濃の齋藤道三に仕えていたが、家督相続のため家に戻る。
だが、明智の城も落ち、流浪の士となっていたが、
越前で薄禄ながらも朝倉家に仕える身となる。
そこに京を追われた将軍家の足利義秋が、身を寄せる。
その幕臣の一人である細川藤孝の影響もあり、
勢力を増してきた織田信長と手を組み、上洛を目指す。
織田信長にほれ込んだ光秀は、幕臣の一員でもありながら、
信長の天下統一のため、労を惜しまず、
数々の戦を指揮するが・・・

真保さん、初の時代物ですね。
明智光秀、というと世紀の逆臣、というイメージだったのですが、
この本を読んでいくと、その印象が変わっていきます。
あれだけ献身的だった光秀がなぜに信長に叛心したのか・・・？
上巻ではそこまでは書かれていません。
下巻が楽しみですね。

クリミナル・マインド３ ＃６

★クリミナル・マインド３　＃６　伝説のプロファイラー☆

　テキサス。建築家のミッチェルが家に戻ると、
「私をさがして」というフレーズとともに、自身の顔が印刷されたポスターを見つける。
気味悪がったミッチェルは友人の夫の刑事に相談。
刑事はただのいたずら、と気にもかけない。
念のため、仕事帰りに寄る、と言い、ミッチェルを帰す。
そして、仕事帰りに訪れるとミッチェルの姿は見えず、部屋には
例のポスターが張り巡らされていた。
その４日後、ミッチェルは遺体で発見される。
ＢＡＵチームはテキサスへと飛ぶ。
今回は、ギデオンの後任として、ＢＡＵ設立メンバーのロッシが同行。
ロッシはホッチを採用した男で、１０年前に引退していた。
伝説のプロファイラーと名を馳せた彼は、
彼なりの方法で事件を解決に導く。
ホッチは独断的な行動に、今のＢＡＵは昔とは違う、と意見するが・・・

ギデオンの後任が来ましたねー。
彼が今後どうチームのメンバーと関わっていくのか楽しみです。

ＢＯＮＥＳ ＃２２（最終回）

★ＢＯＮＥＳ　＃２２　マルコとポーロの再会☆

　裁判の証人となるため急いでいたブレナン。
だが、アンジェラによるホログラムに映し出された女性の顔を見て愕然とする。
そこにいたのは、ブレナンが１５歳のときに行方不明になった母の顔だったのだ。
そして、本格的に捜査が始まる。
すると、ブレナンの両親は名前を偽っていたことが判明。
さらに二人は銀行強盗の前科を持つ犯罪者だった。
ブースはブレナンと疎遠になっていた兄を呼ぶ。
ブレナンは兄に捨てられたと思い込んでいたため、頑な態度を崩さない。
そして母が殺されたのは、失踪してから２年後であることが判明し、
その事実もブレナンをうちのめす。
失踪当時に残された車から、ある男の血液が発見される。
その男は証人プログラムで保護されていた。
ブースが脅しつけ、彼のもとへ行くと、
彼は、自分と母が駆け落ちしたのを、父が追い、母を父が殺した、と告げる。
だが、ブレナンは信じない。
母の頭蓋骨にあった傷跡から、彼が犯人だとの確証をつかむ。
そして、父も見つける、と宣言。
祝杯をあげるため、自宅に戻ったブレナン達。
そして一件の伝言。
そこに吹き込まれていたのは、これ以上探らないでくれ、と言う父の声。
父は生きているのだ・・・

ＢＯＮＥＳシーズンⅠ最終回。
絶縁していた兄との誤解も解け一件落着かと思いきや、
ラストにどーんと来ましたね。
シーズンⅡでは父探しもはいってくるかな。

ＢＯＮＥＳ ＃２１

★ＢＯＮＥＳ　＃２１　英雄の秘密☆

　イラク戦争での英雄の墓前で焼死体が発見される。
戦争反対の抗議の自殺かと思われた。
が、ブレナンの鑑定によると、頭部を刺されていることがわかる。
元軍人のブースは、戦争の悲惨さを知りつくしており、
この事件に感情的になるが・・・

ブースはどんな軍人時代を過ごしたんでしょうね？
そのへんもちょっと知りたいですね。

グレイズ・アナトミー４ ＃１３

★グレイズ・アナトミー４　＃１３　さらけ出したハート☆

　アディソンがオペのためにシアトル・グレイスにやってきた。
アディソンの担当は、お腹の中で心臓が外に飛び出している胎児の帝王切開。
アレックスとともにオペを切開を行い、妊婦の縫合はベイリー、
胎児の心臓オペはエリカの担当となる。
オペは成功し、母子ともに容態は安定する。
　メレディスは、脳腫瘍患者のフィリップに臨床試験的なオペをし、
希望を抱いていた。
フィリップは妻に対し、暴言を吐き、症状は悪くなる一方。
ついに失明し、オペの日程が早まる。
フィリップは妻に対し、暴言を謝り、本心を伝える。
オペは開始されたが、その甲斐なくフィリップは還らぬ人となる。
　デレクとメレディスが別れたことを聞いたアディソンは大いに怒る。
そしてベイリーとタッカーが別居していることにも心を痛める。
　カリーはアディソンにエリカとの仲がカップルのようだ、と言われ動揺する。
ジョーの店でマークに誘われるが・・・

心臓が体外に出ちゃってる、なんて症例があるんですね・・・
中には自分の手で握りつぶしてしまった赤ちゃんもいるとか・・
子供たちが健康に生まれてきてくれたことに感謝です。