グラスホッパー

★グラスホッパー☆　　伊坂　幸太郎

　鈴木は寺原という男のボンクラ息子に妻を事故で殺され、
その復讐のために、素性の怪しい寺原の会社で働き始める。
ある時、鈴木の目の前で、妻の仇が交通事故で死ぬ。
が、それは押し屋と呼ばれる男の仕業だった。
鈴木はその男を尾行し、押し屋の居所をつかみ、
翌日、家庭教師の営業マンとして自宅に乗り込む。
　鯨と呼ばれる自殺屋。彼にかかると人はなぜか自殺してしまう。
が、鯨は昔、押し屋に先を越されたことを苦く思っており、
このうやむやを解決するには、押し屋と対決するしかない、と考える。
　残忍な殺し屋、蝉。
彼は仕事の依頼として、自殺屋と呼ばれる鯨の殺害を依頼される。
が、約束の時間に遅刻したことにより、依頼者は鯨によって自殺させられる。
そして、蝉は、自分の名をあげるべく押し屋を殺そうと考える。
こうして、押し屋をめぐる駆け引きがはじまる・・・

３人の視点から書かれてます。
この３人がどこでつながってくるのかを楽しみに読み進めました。
あまり長くないのでさくさく読めます。