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「六の宮の姫君」

2008-05-12 | 小説
最近、北村薫さんの<円紫師匠と私>シリーズを2冊読みました!1つは、シリーズ第4弾の「六の宮の姫君」。第1弾では大学1年生だった「私」も、シリーズとともに成長し、大学4年生になっています。

北村 薫
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そんな訳で、「私」も卒論に取り組んでいて、テーマに選んだのが「芥川龍之介」。いろいろ掘り下げていく中で、芥川の謎の言葉を聞き、「私」の推理が始まっていきます。

複雑な長編で一度、読むのを挫折しかけたのですが、だんだん面白くなってきて一気に読めました。いろんな文献を調べる様子は、自分が卒論を書いていた頃を思い出し、懐かしくもありました~。芥川など有名な作家たちの作品や手紙などから、こんなストーリーが出来ることに驚きです。

↓は、「六の宮の姫君」の次の作品。

北村 薫
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大学を卒業した私は、出版社に就職。仕事を通して、また不思議な謎に出会っていきます。作品は、3つの連作短編(「山眠る」「走り来るもの」「朝霧」)で構成。「走り来るもの」はせつないお話でしたが、謎解きがとてもユニークでした。



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