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本と雑貨と手作りのブログ。

「永遠の出口」

2005-11-14 | 小説
森 絵都 / 集英社(2003/03)
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森さんが初めて大人向けに書いた物語。昭和50~60年代を背景に、紀子という少女の10歳から18歳までを描いています。紀子が昔を振り返り、一人称で語っているので、とてもリアル。でも、リアルすぎて、エッセイを読んでいるような感じがしました。私は紀子よりも下の世代なので、あまり共感できなかったです・・・。今、30代前後の人は懐かしく感じられると思います。永遠というテーマは良かった☆エピローグが印象的でした。

小学生の頃の話には「黒魔女」という先生が登場するのですが、その先生が以前やっていたドラマ「女王の教室」の先生に似ていました。話の展開も似ていて、ちょっと気になりました。

私は『カラフル』や『つきのふね』など、10代に向けて書かれた作品の方が好き!思春期の複雑な心情がとても上手く描かれていると思うので。『つきのふね』は今月、角川から文庫が発売されるので楽しみです!

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2 コメント

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森絵都さん (フラニー)
2006-03-30 22:03:13
はじめまして。こうめさんのところで知って

おじゃましてみました。

「博士の愛した数式」も「クローディアの秘密」も

その他いろいろお話したいものがたくさんで

困ります~。(^^;



一時、森絵都さんをずいぶん読んで、私は

この「永遠の出口」結構気に入ったのです。

時間軸と家族や友人・恋愛などのテーマがリンクして描かれていて、

主人公の成長に、自分を重ね合わせる部分が

あったのかもしれません。



私もカラフルやつきのふね、好きです。

リズムも思い出したい言葉がつまった本だなぁと

思った記憶があります。

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いらっしゃいませ☆ (ユーリ)
2006-03-31 20:08:57
コメント、ありがとうございます!私もこうめさんのブログで名前をお見かけして、遊びに行こうと思っていたんですよ~。近々、コメントしに行きますね☆



フラニーさんも「博士の愛した数式」や「クローディアの秘密」が好きですか?お話したいものがたくさんと言ってもらえて、嬉しいですっ。



「永遠の出口」は人気ありますよね。私の好みとは少し異なりましたが、好きな所もたくさんありました。また、フラニーさんの意見は、私にとって新しい発見でした!いろんな人のコメントが、いつも参考になります。



「リズム」も良い作品ですね。また、読みたくなりました
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