森さんが初めて大人向けに書いた物語。昭和50~60年代を背景に、紀子という少女の10歳から18歳までを描いています。紀子が昔を振り返り、一人称で語っているので、とてもリアル。でも、リアルすぎて、エッセイを読んでいるような感じがしました。私は紀子よりも下の世代なので、あまり共感できなかったです・・・。今、30代前後の人は懐かしく感じられると思います。永遠というテーマは良かった☆エピローグが印象的でした。
小学生の頃の話には「黒魔女」という先生が登場するのですが、その先生が以前やっていたドラマ「女王の教室」の先生に似ていました。話の展開も似ていて、ちょっと気になりました。
私は『カラフル』や『つきのふね』など、10代に向けて書かれた作品の方が好き!思春期の複雑な心情がとても上手く描かれていると思うので。『つきのふね』は今月、角川から文庫が発売されるので楽しみです!
フラニーさんも「博士の愛した数式」や「クローディアの秘密」が好きですか?お話したいものがたくさんと言ってもらえて、嬉しいですっ。
「永遠の出口」は人気ありますよね。私の好みとは少し異なりましたが、好きな所もたくさんありました。また、フラニーさんの意見は、私にとって新しい発見でした!いろんな人のコメントが、いつも参考になります。
「リズム」も良い作品ですね。また、読みたくなりました
おじゃましてみました。
「博士の愛した数式」も「クローディアの秘密」も
その他いろいろお話したいものがたくさんで
困ります~。(^^;
一時、森絵都さんをずいぶん読んで、私は
この「永遠の出口」結構気に入ったのです。
時間軸と家族や友人・恋愛などのテーマがリンクして描かれていて、
主人公の成長に、自分を重ね合わせる部分が
あったのかもしれません。
私もカラフルやつきのふね、好きです。
リズムも思い出したい言葉がつまった本だなぁと
思った記憶があります。