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見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

勝負じゃないんだけど

2017-05-09 18:49:15 | 自然農業

 いや、勝つとか勝たないとかじゃないでしょ。勝負じゃないんだから~(^^;;
 もう、現役を退いてちょうど2年が経ったんですけど、いまだに議員研修会の案内が月に何通も来ます。今日も、2通の案内。その一つ、地方議員研究会主催の「執行部との議論に勝つ連続講座」という研修会。
 うむ!?僕も現職の時には、山のような情報を持つ執行部を凌ぐには、現場を知るしかないと考え、精力的に現場を見たり話を聞きました。今考えると、執行部との議論に勝とうというような意識がありましたね。

 ネパールでは、自分の周りの全ての物は神であるという意識が根付いていると聞きました。秋山佳胤さんの本には、“ワンネス”という言葉がしばしば登場します。皆潜在意識でつながった、たった一つの存在。
 そう思えば、勝ち負けじゃなくて、住民の幸せのために、一つの方向を向いて力を合わせて行けるかも(*^^*)

 縄文期というのは、議論することはなかったと聞いたことがあります。
 生きて行くため、意識が研ぎ澄まされていたんでしょうね。だから、論議しなくても意識を共有できた。
 一体、人は進化しているのでしょうか?退化しているのでしょうか?

畑の感動と知恵の断絶
 お米の花によく似ています。小麦を作り出して2作目ですが、初めて小麦の花を見ました。
 撮った写真を見てみると、そこには、小さな虫がいっぱいいるではありませんか。うまくできていますね。

 もう一つ、初めて見たものがあります。切った竹を食べる虫です。
 へえ!たで食う虫も好き好きというけれど、凄く乾燥しているはずだし、第一すごく硬いじゃん(@@


 この竹で改めて思ったことがあります。
 キュウリやトマトなどの蔓性のものなどを仕立てる支柱とか斜材や繋ぎなどに、以前は、ホームセンターで売っているイボダケを使っていましたが、ここ何年も河原の邪魔ものの竹を切ってきて使っています。
 で、この竹、切ってきてストックしていましたが、2~3年でダメになるし、量が不足したり余ったり。

 河原の竹は無尽蔵のようにあるので、その都度切ってきて使うことに方針転換しました。
 それと、孟宗竹でトンネルハウスの部材を作っているんですが、ストックしていた竹を虫が食ってる~(^^;;
 それ、風除け行燈の支柱づくりをしていて判明。

 竹は冬に切るもの、春からは切っちゃダメと聞いていましたので、そうしていたつもりだけど。
 ストックは固くなって大変だし、必要になった都度都度切った方が効率的だなあ、これ知恵なのかどうかよくわからないけど、先人の労苦の結晶が継承されなくなっているのは寂しいことです。
 今日は、ちょうどポツポツしてきたことだし、そんな古くなった竹を畑の隅で燃しました。
 少年の頃の火遊びのようですヽ(^o^)丿

菜花に種が
 最後に、菜花から種が出来つつあります。
 見ると、当たり前と思いますが、それぞれ違います。
 左から、ルッコラ、のらぼう菜、白菜です。ずいぶんお世話になりましたが、もう終わり。
 アブラナ科って、交雑するというのですが、この菜から種取りして、今秋はそれも使ってみようと思います。

 春蒔きの野菜、待ち遠しい!


学術的ですぞヽ(^o^)丿

2017-05-09 00:02:33 | 自然農業

 さっき、ついでに書いても良かったのですが、僕的には凄い発見がありました。
 植物の蒸散作用についてです。おっと、学術的ですぞヽ(^o^)丿

水難その後
 5月5日のブログに、畑の水難のことを書きましたが、隣の田んぼに代搔きのために入れた水がザザ漏れで、畑が水浸し状態なんですね。
 一昨日はポンプを出動させて水をくみ出したんですが、ものの30分でしょうか、瞬く間に元の水位に。
 こんなことなら、どうなっても仕方ない!と開き直っていましたが、、、

 翌朝、畑に行くと随分水嵩が下がっています。????あれ~~?水を入れるのをストップしたのか?
 しか~し、昼には前日の水位に逆戻り。もう、なるようになれ!
 でも、この現象って??ひょっとして、植物の蒸散って夜の方が活発になるの?考えてみれば、昼の直射日光下でも同じように蒸散するとしたら、いっぺんに枯れちゃうかもしれませんね。

 たまたまですが、下の田んぼに目が行くと、おっと!僕の畑より10~15cm低いかも~(≧▽≦)
 ってことで、隣の田んぼへの水路工事。雑草の根っこが十重二十重ですから、結構大変な作業ですが、何のそのと翌日の筋肉痛も考えずにスコップで水路工事。いやあ、本当に百姓です。
 その結果やいかにですが、翌朝、昨日の朝ですが、下の田んぼ側の溝から水が消えています。やった~!


自然界は人知を超えている
 ところがどっこい!今朝畑に行くと、おっと~~!溝を切ったのに、以前の水位近くに水がたまっています。
 水路の再施工を終えて考えるに、、、
 昨日の風は半端なく凄かったのですが、夜も続いていたんですね。風の強さと植物の蒸散、因果関係がありそうじゃないですか?蒸散した水蒸気は風で飛ばされるから、どんどん出さなきゃならなくなってストレスがかかる?じゃあと、気孔を閉めて蒸散しないようにコントロールしてるんじゃないか?

 やあ、自然界って凄いなあ。ヘタなことをしようとする人知をはるかに超えています。
 だから、自然としっかり交流し、向き合うって時間を持つことって、とっても大切なことかもしれませんね。