友人のお見舞いの帰り、寂しげな宍道湖の写真を撮ろって思い、何か所かで車を止めました。
美術館の裏では、カモさんたちが芝の上で何かを盛んについばんでいます。
雑草の種でもついばんでいるんですかねえ。道路を走っていてよく見る光景ですが、よく見ると可愛いものです。
それにしても、風もなく静かな湖面、そして霧雨のような雨に薄くかすむ対岸の光景、薄重たげな雰囲気は、なんとも寂しげだなあって思いました。
まあ、それも含めて八雲立つ地、宍道湖を中心としたこの地の奥深さだろうと思えます。
そんな情景を見ていると、小泉八雲の世界が妙にリアリティーを持って実感できるように思います。