毎年、秋になると是非あって見たくなる虫がいる。
日本最大のカトカラ、ムラサキシタバだ。幼虫はドロノキやヤマナラシにつくという。
(参照:みんなで作る日本産蛾類図鑑さん)
過去に記録があるポイントなどはいろいろ聞いては居るのだが、未だに見たことがない。
満月前夜で条件は厳しいが、昨日は仕事帰りに灯下採集ポイントを周って来た。
21:00を過ぎ、気温は16度をきっている。
澄み切った秋空が、満月の光をより強く輝かせる。
甲虫が飛んでくる雰囲気は全く無いが、満月にかかわらず大型のガは飛来していた。
クスサン[Saturnia japonica japonica]★★
ヒメヤママユ北海道亜種[Saturnia jonasii fallax]★★
しかし、お目当てのムラサキシタバは見られない。
クスサン以外はとても少ない街灯だが、やっと甲虫の影が見えた。
カブトムシ[Allomyrina dichotoma dichotoma ]★★
北海道では移入種。ここ最近、札幌でも結構採れる様になってきた。
クワガタどころかガムシも飛来しない気温なのに、とても元気なのだ。
この辺は他に面白い虫がいなかったので、違う街灯に移動した。
ここもクスサン以外は少なかったが、先程よりも面白そうなメンツが集っている。
イシカリクロナガオサムシ[Leptocarabus arboreus ishikarinus]★
自然林でも人工林でも数は多い。
コバネササキリモドキ[Cosmetura fenestrata]★★★
写真の個体は雌。樹上性。
鳴き声の周波数が高いので人間の耳には聞き取りづらい。
一見、キリギリス類の幼虫に見える。
キリバエダシャク[Ennomos nephotropa]★★
多種の広葉樹につく。
触角を背面に持ってくるスタイルが粋である。
あれれ、カブトの♂も飛んで来ました。
北海道のカブトムシは発生時期が本州に遅れて盛夏~初秋に出現する傾向にある。
厳冬期に幼虫の成長が一時的にストップするのあろうか?北海道では貧弱な個体が多い。
結局、ムラサキシタバは見られなかったが、秋の夜も面白いものである。
日本最大のカトカラ、ムラサキシタバだ。幼虫はドロノキやヤマナラシにつくという。
(参照:みんなで作る日本産蛾類図鑑さん)
過去に記録があるポイントなどはいろいろ聞いては居るのだが、未だに見たことがない。
満月前夜で条件は厳しいが、昨日は仕事帰りに灯下採集ポイントを周って来た。
21:00を過ぎ、気温は16度をきっている。
澄み切った秋空が、満月の光をより強く輝かせる。
甲虫が飛んでくる雰囲気は全く無いが、満月にかかわらず大型のガは飛来していた。
クスサン[Saturnia japonica japonica]★★
ヒメヤママユ北海道亜種[Saturnia jonasii fallax]★★
しかし、お目当てのムラサキシタバは見られない。
クスサン以外はとても少ない街灯だが、やっと甲虫の影が見えた。
カブトムシ[Allomyrina dichotoma dichotoma ]★★
北海道では移入種。ここ最近、札幌でも結構採れる様になってきた。
クワガタどころかガムシも飛来しない気温なのに、とても元気なのだ。
この辺は他に面白い虫がいなかったので、違う街灯に移動した。
ここもクスサン以外は少なかったが、先程よりも面白そうなメンツが集っている。
イシカリクロナガオサムシ[Leptocarabus arboreus ishikarinus]★
自然林でも人工林でも数は多い。
コバネササキリモドキ[Cosmetura fenestrata]★★★
写真の個体は雌。樹上性。
鳴き声の周波数が高いので人間の耳には聞き取りづらい。
一見、キリギリス類の幼虫に見える。
キリバエダシャク[Ennomos nephotropa]★★
多種の広葉樹につく。
触角を背面に持ってくるスタイルが粋である。
あれれ、カブトの♂も飛んで来ました。
北海道のカブトムシは発生時期が本州に遅れて盛夏~初秋に出現する傾向にある。
厳冬期に幼虫の成長が一時的にストップするのあろうか?北海道では貧弱な個体が多い。
結局、ムラサキシタバは見られなかったが、秋の夜も面白いものである。
カラフトオニヒラタシデムシ[Thanatophilus lapponicus]★★★(特)
北アメリカ、シベリア、サハリン、グリーンランド、ヨーロッパと北半球に広く分布するも、国内では北海道だけに見られる体長10~14㎜の小さなシデムシ。
特徴は後頭部と前胸背に黄灰色の毛がある点と、上翅間室に隆起列が見られる点である。
国内のThanatophilus属は3種類。
ヒメヒラタシデムシ[T. sinuatus]、オニヒラタシデムシ[T. rugosus]、そして本種である。
北海道では3種類とも確認されている。
本個体は砂浜のゴミの下と海鳥の死骸から得られた。(H18.8.30 道南某所)
国外では内陸部でも確認されていることから、開放的な環境(海浜、河川敷など)を好むようである。個体数は国外でも稀のようだ。因みに、同時に得られた昆虫はハマベハサミムシ、ハマベオオハネカクシ、ホネゴミムシダマシ、カラカネハマベエンマムシなどであった。
本種においては大きく図示された図鑑類が見当たらなかった。
ネット上で「カラフトオニヒラタシデムシ」を検索しても国内のサイトで紹介されているものはなかった。
辛うじて「Thanatophilus lapponicus」で検索すると、複数の国外のサイトに行き着き、標本写真を見ることができる。
今後、生態を撮らなければいけないキキリである。
※今後、フィールドに出る機会も減ることから、このような企画を考えました。北海道特産昆虫を世に知らしめるべく、また自分の勉強の為、余力がある時に随時更新していきたいと思います。
秋の主役といえば、何といっても鳴く虫である。
北海道の草原でこれらが鳴き始めるということは、夏の終わりを意味する。
ハネナガキリギリス[Gampsocleis ussuriensis]★(特)
枯れ草と緑の草がほど良く混じった草原で「ギー・チョン、ギー・チョン」と鳴いている。
声は良く聞こえるが、捕まえるのは非常に困難。近づくとすぐに草むらにすぐに潜ってしまう。
当然、写真に収めるのは非常に難しい。今回は片脚のない個体が居たので容易に近づけた。
北海道特産種。
エゾエンマコオロギ[Teleogryllus yezoemma]★
北海道にはもう一種エンマコオロギ[T.emma]も生息する。
違いは眉の様に見える白い模様の長さ。小さい方がエゾエンマだ。
鳴き声は「リィー、コロコロ・・・」
枯れ草の中や、ゴミの下、地面の割れ目などに生息している。
面白いことに和名と学名の種小名が同じである。
カンタン[Oecanthus longicauda]★
草原の普通種であるが、鳴き声はとても美しい。「ルルルルルルルル・・・」
真似してもキタキツネは来ませんよ
秋の森を歩くと、セミの抜け殻が良く目立つようになっていた。
エゾハルゼミ[Terpnosia nigricosta]★
「ミョーキン、ミョーキン、ミョーケケケケケ・・・」と6月から7月まで賑やかに鳴いていたのが思い出される。
あの頃はうるさかったなぁ。
しかし、エゾハルゼミの初鳴きは本格的な採集シーズン到来の号令のようなもの。
今となっては懐かしい・・・。
エゾゼミ[Tibicen japonicus]★★
珍しく土つきの脱け殻である。
「ギーーー」とつい最近までよく鳴いていた。
場所によってはまだ生き残っているだろう。
セミの脱け殻というのは、何か訴えかける力がある。
と、思うのは自分だけ?
北海道の草原でこれらが鳴き始めるということは、夏の終わりを意味する。
ハネナガキリギリス[Gampsocleis ussuriensis]★(特)
枯れ草と緑の草がほど良く混じった草原で「ギー・チョン、ギー・チョン」と鳴いている。
声は良く聞こえるが、捕まえるのは非常に困難。近づくとすぐに草むらにすぐに潜ってしまう。
当然、写真に収めるのは非常に難しい。今回は片脚のない個体が居たので容易に近づけた。
北海道特産種。
エゾエンマコオロギ[Teleogryllus yezoemma]★
北海道にはもう一種エンマコオロギ[T.emma]も生息する。
違いは眉の様に見える白い模様の長さ。小さい方がエゾエンマだ。
鳴き声は「リィー、コロコロ・・・」
枯れ草の中や、ゴミの下、地面の割れ目などに生息している。
面白いことに和名と学名の種小名が同じである。
カンタン[Oecanthus longicauda]★
草原の普通種であるが、鳴き声はとても美しい。「ルルルルルルルル・・・」
真似してもキタキツネは来ませんよ
秋の森を歩くと、セミの抜け殻が良く目立つようになっていた。
エゾハルゼミ[Terpnosia nigricosta]★
「ミョーキン、ミョーキン、ミョーケケケケケ・・・」と6月から7月まで賑やかに鳴いていたのが思い出される。
あの頃はうるさかったなぁ。
しかし、エゾハルゼミの初鳴きは本格的な採集シーズン到来の号令のようなもの。
今となっては懐かしい・・・。
エゾゼミ[Tibicen japonicus]★★
珍しく土つきの脱け殻である。
「ギーーー」とつい最近までよく鳴いていた。
場所によってはまだ生き残っているだろう。
セミの脱け殻というのは、何か訴えかける力がある。
と、思うのは自分だけ?
今日はナミゲンゴロウ狙いで近場に行ってきました。
実績のある池で、掬っても掬っても何一つゲンゴロウ類は出てきませんでした。
周辺で目に付いた池は、概ね手を出したのですが、やっと採れたゲンゴロウは・・・
マルガタゲンゴロウ[Graphoderus adamsii]★★
だけでした。
採集から、撮影に切り替えトンボの飛翔写真にも挑戦してみました。
オオルリボシヤンマ[Aeshna nigroflava]★
深めで水生植物の繁茂した池をウロウロしている。
写真の個体はメス。北海道で最も普通なヤンマ。
枝に産卵中
それに産卵はヤバいでしょ?
ノシメトンボ[Sympetrum infuscatum]★
何時でも、何処でも多いトンボ。
記録メディアの容量が一杯になったところで撮影も終了。
早々と帰宅してきました。
もう真夏日はないんだろうなぁ。
やっぱり、夏が短いのは寂しいです
実績のある池で、掬っても掬っても何一つゲンゴロウ類は出てきませんでした。
周辺で目に付いた池は、概ね手を出したのですが、やっと採れたゲンゴロウは・・・
マルガタゲンゴロウ[Graphoderus adamsii]★★
だけでした。
採集から、撮影に切り替えトンボの飛翔写真にも挑戦してみました。
オオルリボシヤンマ[Aeshna nigroflava]★
深めで水生植物の繁茂した池をウロウロしている。
写真の個体はメス。北海道で最も普通なヤンマ。
枝に産卵中
それに産卵はヤバいでしょ?
ノシメトンボ[Sympetrum infuscatum]★
何時でも、何処でも多いトンボ。
記録メディアの容量が一杯になったところで撮影も終了。
早々と帰宅してきました。
もう真夏日はないんだろうなぁ。
やっぱり、夏が短いのは寂しいです