キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

アイヌヨモギハムシ

2009年11月30日 | ハムシ科

アイヌヨモギハムシ[Chrysolina aino]
2009.8.13 函館市


分布:北海道。
体長:6.5~9mm。
平地~山地に生息。

雌の腹部先端に角状の突起があるオオヨモギ種群は、
本種のほかにオオヨモギハムシ、ミヤマヨモギハムシ(高地)がいる。
同じく、平地で見ることができるオオヨモギハムシとの違いは、
雌の背面が艶消しなのがオオヨモギ、光沢があるのが本種である。

最も確実な同定は、雄の交尾器を見ることである。



ヤブキリ

2009年11月26日 | バッタ目

ヤブキリ属の一種[Tettigonia sp.]
2009.8.11 渡島支庁西部






「北海道・東北地方の草原性個体群」の分布は
北海道(南西部)、本州(東北地方)。
北海道では特に渡島半島の日本海側で普通です。
海岸草原、林道脇、耕作地周辺で鳴いているの良く聞きます。

これと同一かどうか判らないですが、札幌市南区の某公園では、
お盆過ぎになると街路樹の高い場所で良く鳴いている。

私の住んでいる厚別区でも河川敷のヤナギ樹冠や
屋敷林で鳴き声を聞いたことがあります。
ただし採った事はまだ無いです。


ハンノキが大好きなハムシ

2009年11月25日 | ハムシ科
今年のお盆休みの頃、
道南の山中で、札幌付近では見かけない樹の群落を見つけた。




この樹の名前はヒメヤシャブシ[Alnus pendula](カバノキ科)。
北海道と本州の日本海側に生育するハンノキの仲間である。


見慣れない樹を見たら、取り合えず叩く。
自己初、運が良ければ北海道初の出会いを期待して・・・



しか~し、落ちてきたのは、
どこでもよく見る、特にケヤマハンノキでは常連のぉ



チャイロサルハムシ[Basilepta balyi]
別名ハンノキサルハムシ。
2009.8.11 渡島支庁西部


どうせなら、色変わり個体撮影したかったなぁ・・・

リンゴヒゲナガゾウムシ

2009年11月23日 | ゾウムシ科など

リンゴヒゲナガゾウムシ[Phyllobius longicornis]
2009.6.24 留萌支庁南部


分布は北海道、本州。
体長は8㎜前後。
広葉樹をビーティングすると良く落ちてくるゾウムシ。
近似種が多い。



ネタ作りに一苦労・・・

昆虫の普通種写真は溜まってますので、
まずはこちらから出していきます