キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

辛うじて生きております・・・

2009年09月30日 | 動物
前回の更新から一月経過してしまいました。
すんごく忙しくて、最近は写真どころではなくなってしまった
年内はほとんど更新出来ないと思います。このまま冬篭りかも・・・残念!

昨年はこの時期に体調を崩してしまったのですが、今年は大丈夫です。
しかし、これからの時期は職場でのストレスが増えそう。

時々、虫仲間と語らってリフレッシュしてみたいのですが、
そんな時間あるかなぁ?


さてさて、話は変わりまして、
皆さん、この動物どう思われます?

先日、石狩川の土手を車で走っていたら遠くで黒くて変な動物が動いていたので、
コンデジの望遠で撮影してみたのですが、拡大してみてビックリ!
そこには、なんともフシギな動物の姿が

テンの様な、タヌキの様な、イヌの様な、キツネの様な・・・。








まぁ、キツネで間違いないとは思うのですが、普通ではない!
こういう体色のキタキツネっているのかどうかは良くわかりません。
キタキツネ×ギンギツネの交雑個体?
夏毛から冬毛への生え換わり時期?
とにかく、キタキツネは年中たくさん見ているけど、こんな個体は初めてです



月に雁

2008年04月26日 | 動物

2008.4.23 宮島沼


今から25年くらい前の話ですが、小学生の頃、切手収集をしていて、
お年玉やお小遣いで昔の記念切手を集めていました。
当時も高価でなかなか買えなかったのが安藤広重の絵画を切手にした『月と雁』。
結局、その切手は手にすることなく、いつしかファミコンの登場でお小遣いはカセット代に消えてしまったのでした。

今の時代、切手収集が趣味という小学生は居ないのでしょうね…。
あぁ、あの頃が懐かしい…


ぱくっ!ぱくっ!

2007年09月19日 | 動物

ニホントカゲ[Eumeces latiscutatus]
2007.7.29 札幌市


有名なネキポイントの石碑周辺に座っていたら、こちらの目の前を悠然と歩く大きなトカゲが居た。
そのトカゲはギガンティアが飛来する有名な木を登りだし、1.5m位の高さにある樹洞に潜り込んだ。
樹洞は根元まで繋がっており、約2分後、トカゲはカマドウマをくわえて下の方から出てきたのである。
結構大きなカマドウマだったのに、「ぱくっ!ぱくっ!」と2回くわえ直しただけでほぼ丸呑みした。
しかし、脚が一本、口からはみ出している。
少し苦しそうに舌を出していた姿が滑稽だったのでレンズを向けたら、
威嚇するかのように此方ににじり寄って来た。





「何、見てんだよ!」とでも言っているかのような表情。今見てもとても滑稽だ。
しかし、このトカゲがここの山神なのかも知れない。
このトカゲを笑った自分は、今年一年、ネキに全く縁がなかったのである・・・。
来年、このトカゲに出会っても、笑わずにいられたら、ネキに会わせてくれそうな気がする。


ラスカル一家?

2007年09月15日 | 動物

アライグマ[Procyon lotor]
2007.8.14 支笏湖周辺


3連休だというのに、今日、明日は雨模様。
明後日は幼稚園の運動会。
本当は空知でヒメオオでも探したいところだが・・・


虫ネタも尽きてきたところで、今日は、今年見られた動物を一枚。

気合の入っていない写真で申し訳ないです。



ニホンザリガニ

2007年09月12日 | 動物

ザリガニ(ニホンザリガニ)[Cambaroides japonicus]★★★

国内では北海道、青森県、秋田県、岩手県にのみ生息する在来ザリガニ。
落葉広葉樹に囲まれ、冷たくて綺麗な水が緩やかに流れる沢や池に生息している。
特に砂礫と泥が混じる様な底質の環境を好み、餌は主に落葉や小動物。
日中は石や倒木の下に掘った巣穴に潜んでいる。


以外にも市街地のすぐそばでも生息している。
しかし、水質の汚染や樹林伐採の影響を受けやすく、
チョッとした改変でもそこの個体群は居なくなってしまう。
非常にデリケートな生き物である。




最近は外来種「ウチダザリガニ」の分布拡大によって、
ニホンザリガニの分布域が徐々に狭められてきた。
特に早くからウチダザリガニが見られる摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖、釧路川などでは、
ニホンザリガニは見られなくなってきているという。
ウチダザリガニはニホンザリガニの約2倍の大きさまで成長し、頭から尾ひれまでは15cm程になる。
もともと主な生息環境は異なるが、ウチダザリガニがニホンザリガニの生息域に入り込めばたちまち追いやられてしまう。
ウチダザリガニが持っている伝染病による感染被害も大きいと思われる。
外来種の拡散を防止しないとニホンザリガニの未来はない。

人の手がほとんど加わっていない山地の沢では、
ニホンザリガニの楽園と呼べるような場所が時々見つかる。
小さななんでもない沢なのに、時には3桁ぐらいの数が見られる。
石を引っくり返すと、「いたいた!オッここも!あれ?こっちも!」てな具合で。
そんな楽園には写真のような1000に1つと言われる青いザリガニも少なからず生きている。