昨日は、前回エオアを探した地域より、南の方に行ってきました。
目的は「お題」のとおりです。
自宅を出発して2時間後、地図上で良さそうだと判断した川に着いた。
河川敷は1週間前の大雨で派手に荒らされていた。
まずはこの川沿いの林道でヒメオオを探索してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/2d/15455fb80212fe3955df5df420a64a09.jpg)
林道と河川の間のヤナギ。
国道より数Km奥へ入ったところで、ヤナギの枝に黒い影が。
双眼鏡でじっくり観察するとアカアシっぽいが、周りの個体よりも一回り大きい。交尾中の雌もそこそこ大きい。
「もしや・・・」
早速、長竿を出しネット内に落としてみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/3b/d9f1b4a53f4e8024a57ce6676e7f2e98.jpg)
アカアシクワガタ[Dorcus rubrofemoratus]★★
なんだ、やっぱりアカアシか・・・。
平均的なサイズよりも一回り以上大きく、計測すると50mmあった。(採集後に撮影)
「もしかしてヒメオオ?」と思っても、細い枝先に止まっていたならば、やっぱりアカアシなのだ。
サイズ的には満足であるが、新産地ヒメじゃなくて残念![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
この後も、アカアシしか追加できなかった。
更に数km奥に行くと、林道の途中にゲートが。
施錠していたため、それより先には進めなかった。
帰り道はカミキリ探しをしてみることにした。
いろいろな樹木を叩いたりスイープしたりしても、落ちてくるのはハサミムシ、チャタテムシ、アリ、ザトウムシ・・・。
花を探しても、ノリウツギやエゾニュウなどの花は既に終わっている。
唯一、咲いている花といえば、道端のオオアワダチソウだ。
マルハナバチやボロボロになったチョウが沢山集まっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/62/51b0c3806f9a9200852a098943d25876.jpg)
モンキチョウ[Eurema hecabe]★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b1/73a734787c6b5a386747c1c398ed9790.jpg)
ギンボシヒョウモン[Speyeria aglaja]★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/8a/8efe0af4fb5639c08c1e3abeb9a3bc53.jpg)
ウラギンスジヒョウモン[Argyronome laodice japonica]★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a8/183b95ccb7c4976421f51a605efd69b0.jpg)
エゾオオマルハナバチ[Bombus hypocrita sapporoensis]★
これらを撮影していた時、赤黒い甲虫が目の前を飛翔する。
そして近くのオオアワダチソウに止まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/07/1ba686e3ad5220b64fbc79869ccb6510.jpg)
アオカミキリ[Schwarzerium quadricolle]★★★
2週間前に初採集したばかりであるが、ここでも採れるとは・・・。
2頭目を期待して、暫くこの辺で待っていたが、コイツがこの日見られた唯一のカミキリであった。
その後、国道まで戻り、お次はエオア探し。と、いうか環境探しをしてみた。
ここの川は川岸にドロノキがたくさん分布している。
そして、河原や中洲が所々で発達してる。
上流域では流木があまり見られなかったが、恐らく、先日の大水で流木は総ざらいなのであろう。
それならば、下流のどこかに溜まっているだろうと推測し、土手沿いを下流へ移動してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/9d/391a83e951de6f06d5ec7155e319d639.jpg)
読み通り流木が集まっている場所があった。
車を降り、近寄ってみると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d0/a295eadd8bc644b1a2f2a07b67874213.jpg)
ドロノキは混じってなさそうだが、周辺にはドロノキがたくさん生育している。
暫く、河川敷を歩いてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c0/fe92c7900902cbfcd59584bbf0601d60.jpg)
ようやく、ドロノキの流木を見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/cb/482f2dce78f953b310d932b399605f69.jpg)
結構、良い太さかも?根元は60cm、長さは20m弱。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/a2/e46f566e78f7895218bd40948d8a6b95.jpg)
こちらは河畔のドロノキ衰弱木。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/19/dbd8d59c43fea63b1bb4d44db8898937.jpg)
この穴は何だ?
扁平で縦長の穴だ。大きさは10×6㎜くらいである。
恐らく違うと思うが・・・。
エオアの最新記録は1980年代の支笏湖周辺らしいのだが、良さそうな環境は北海道の各地に点在していそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/54/d9a8a7073e86d7d4cdb943cff0996871.jpg)
燦燦と照りつける太陽の下、ドロノキを見上げるが、30分でクビが痛くなって来た![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
今日はヒメオオも広く探してみたかったので、いつかエオアが採れる事を夢見てこの場所を去った。
残り時間、他の地域でヒメオオ探しをするが、結局、個体も食痕も見当たらず。
唯一、見られたクワガタは・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/f1/3edbf00ffb9d533edc1d0d06d3eae5c1.jpg)
ノコギリクワガタ[Prosopocoilus inclinatus]★★
ノコの大歯型はいつ見ても格好良いものだ。
北海道のカミキリシーズンはほぼ終了。本当にさびしい限りである。
北海道にもコブヤハズが居たならなぁと、つくづく思う。
ヒメオオの石狩低地帯より、以東以北の新産地確認も行き詰っているし、エオア探しもゴールが見えない・・・。
まだまだ努力しないと、新たな発見は難しい。しかし、結果を出せなかった採集も次回に繋がるのなら、それもまた楽しいのである。
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目的は「お題」のとおりです。
自宅を出発して2時間後、地図上で良さそうだと判断した川に着いた。
河川敷は1週間前の大雨で派手に荒らされていた。
まずはこの川沿いの林道でヒメオオを探索してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/2d/15455fb80212fe3955df5df420a64a09.jpg)
林道と河川の間のヤナギ。
国道より数Km奥へ入ったところで、ヤナギの枝に黒い影が。
双眼鏡でじっくり観察するとアカアシっぽいが、周りの個体よりも一回り大きい。交尾中の雌もそこそこ大きい。
「もしや・・・」
早速、長竿を出しネット内に落としてみる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/3b/d9f1b4a53f4e8024a57ce6676e7f2e98.jpg)
アカアシクワガタ[Dorcus rubrofemoratus]★★
なんだ、やっぱりアカアシか・・・。
平均的なサイズよりも一回り以上大きく、計測すると50mmあった。(採集後に撮影)
「もしかしてヒメオオ?」と思っても、細い枝先に止まっていたならば、やっぱりアカアシなのだ。
サイズ的には満足であるが、新産地ヒメじゃなくて残念
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
この後も、アカアシしか追加できなかった。
更に数km奥に行くと、林道の途中にゲートが。
施錠していたため、それより先には進めなかった。
帰り道はカミキリ探しをしてみることにした。
いろいろな樹木を叩いたりスイープしたりしても、落ちてくるのはハサミムシ、チャタテムシ、アリ、ザトウムシ・・・。
花を探しても、ノリウツギやエゾニュウなどの花は既に終わっている。
唯一、咲いている花といえば、道端のオオアワダチソウだ。
マルハナバチやボロボロになったチョウが沢山集まっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/62/51b0c3806f9a9200852a098943d25876.jpg)
モンキチョウ[Eurema hecabe]★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b1/73a734787c6b5a386747c1c398ed9790.jpg)
ギンボシヒョウモン[Speyeria aglaja]★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/8a/8efe0af4fb5639c08c1e3abeb9a3bc53.jpg)
ウラギンスジヒョウモン[Argyronome laodice japonica]★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a8/183b95ccb7c4976421f51a605efd69b0.jpg)
エゾオオマルハナバチ[Bombus hypocrita sapporoensis]★
これらを撮影していた時、赤黒い甲虫が目の前を飛翔する。
そして近くのオオアワダチソウに止まった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/07/1ba686e3ad5220b64fbc79869ccb6510.jpg)
アオカミキリ[Schwarzerium quadricolle]★★★
2週間前に初採集したばかりであるが、ここでも採れるとは・・・。
2頭目を期待して、暫くこの辺で待っていたが、コイツがこの日見られた唯一のカミキリであった。
その後、国道まで戻り、お次はエオア探し。と、いうか環境探しをしてみた。
ここの川は川岸にドロノキがたくさん分布している。
そして、河原や中洲が所々で発達してる。
上流域では流木があまり見られなかったが、恐らく、先日の大水で流木は総ざらいなのであろう。
それならば、下流のどこかに溜まっているだろうと推測し、土手沿いを下流へ移動してみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/9d/391a83e951de6f06d5ec7155e319d639.jpg)
読み通り流木が集まっている場所があった。
車を降り、近寄ってみると・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/d0/a295eadd8bc644b1a2f2a07b67874213.jpg)
ドロノキは混じってなさそうだが、周辺にはドロノキがたくさん生育している。
暫く、河川敷を歩いてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c0/fe92c7900902cbfcd59584bbf0601d60.jpg)
ようやく、ドロノキの流木を見つけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/cb/482f2dce78f953b310d932b399605f69.jpg)
結構、良い太さかも?根元は60cm、長さは20m弱。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/a2/e46f566e78f7895218bd40948d8a6b95.jpg)
こちらは河畔のドロノキ衰弱木。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/19/dbd8d59c43fea63b1bb4d44db8898937.jpg)
この穴は何だ?
扁平で縦長の穴だ。大きさは10×6㎜くらいである。
恐らく違うと思うが・・・。
エオアの最新記録は1980年代の支笏湖周辺らしいのだが、良さそうな環境は北海道の各地に点在していそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/54/d9a8a7073e86d7d4cdb943cff0996871.jpg)
燦燦と照りつける太陽の下、ドロノキを見上げるが、30分でクビが痛くなって来た
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_acha.gif)
今日はヒメオオも広く探してみたかったので、いつかエオアが採れる事を夢見てこの場所を去った。
残り時間、他の地域でヒメオオ探しをするが、結局、個体も食痕も見当たらず。
唯一、見られたクワガタは・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/f1/3edbf00ffb9d533edc1d0d06d3eae5c1.jpg)
ノコギリクワガタ[Prosopocoilus inclinatus]★★
ノコの大歯型はいつ見ても格好良いものだ。
北海道のカミキリシーズンはほぼ終了。本当にさびしい限りである。
北海道にもコブヤハズが居たならなぁと、つくづく思う。
ヒメオオの石狩低地帯より、以東以北の新産地確認も行き詰っているし、エオア探しもゴールが見えない・・・。
まだまだ努力しないと、新たな発見は難しい。しかし、結果を出せなかった採集も次回に繋がるのなら、それもまた楽しいのである。
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