キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

フタオタマムシ

2010年06月28日 | タマムシ科

フタオタマムシ[Dicerc furcata aino]
2010.6.26 空知管内北部


昨年と同じケヤマハンノキで再び出会う。


ヒメハンミョウモドキ

2010年06月27日 | オサムシ科

ヒメハンミョウモドキ[Elaphrus comatus]
2010.6.26 留萌管内北部


エトロフハナカミキリ探しに疲れ、
周辺の内陸部で山の虫を探そうと適当に見付けた林道を入ってみた。
その林道沿いに、小さな川周辺の砂泥地を見つける。
2年前、東大雪周辺で見つけたエゾハンミョウモドキを思い出す。
あの小さなエメラルドにもう一度会いたい!


実際そこに居たのは、道内に分布するハンモド3種の中で、
最も良く見られるヒメハンミョウモドキであった。

目を凝らすと実に多くの個体が泥の上を歩いているた。
最も多いのが一番上の銅色のタイプであったが、
下記に示す緑色と赤色タイプも少なくない。

目視確認による出現比率は銅:緑:赤=7:2:1といった感じだろうか?







エトロフハナカミキリ

2010年06月26日 | カミキリムシ科

エトロフハナカミキリ[Etorofus circaocularis]
2010.6.26 留萌管内北部


分布:北海道(日本海側北部、オホーツク海側など)
体長:12.5~14㎜
ホスト:海浜に打ち上げられたトドマツ、モミ属の流木


セリ科やハマナスに訪花するが、
もっぱら流木やゴミの下から採集されることが多いハナカミキリ。

昨年は2度失敗しているので、
今年こそクリアしたいと思っていた種の一つであった。

今日の北海道各地の気温は軒並み30℃を超え、
オホーツク地方では37℃になった所も出たらしい。
今回の訪問地は海岸で風が強いといえど26℃近くあり、
砂地の照り返しで、肌の露出部分はムラ無くコンガリ日焼けした。

なかなか厳しい気象条件と砂地での流木返しという肉体労働で、
だいぶ足腰に負担がかかったが、
何とかこの1頭をモノにでき嬉しかった。





発生地の環境