キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

サメハダハマキチョッキリ

2010年05月31日 | ゾウムシ科など

サメハダハマキチョッキリ[Byctiscus rugosus]
2010.5.29 札幌市内(室内撮影)

分布:北海道、本州北部
体長:5.0~7.5mm


憧れのチョッキリついにゲットである。
ホストはドロノキ、オオバヤナギ、ポプラ、リンゴなど。
一般的に北海道ではドロノキで採れる。


背面は青~緑の金属光沢があり、ドロハマキチョッキリと比べ点刻が深い。
腹面と脚は赤みがかる。

揺籃は葉を何枚か寄せ集めた葉巻型。
こんな風にね




まずはこの揺籃がぶら下がっているドロノキを見つけ、
後はひたすらスウィープ。

初めは下方を掬っていて全く採れなかったけど、
終いの方は7.8mの竿を伸ばして出来るだけ上方をスウィープ。
それでもって、念願の貴重な1頭をゲット!





前胸にトゲが無いからこれは♀。
出来れば♂も撮りたいですね。


コクロチビハナケシキスイ

2010年05月28日 | ケシキスイ科

コクロチビハナケシキスイ[Brachypterus urticae]
2010.5.22 空知南部


分布:北海道、本州、利尻島
体長:1.6~2.2mm


イラクサ科の花に集まる。



手持ち撮影の限界・・・。

虫の動き、風、手振れ、マクロ撮影の三難をクリアできるのは至難の業だ。

ここまで来ると、手ブレ補正機能も意味を成さない。

やはり三脚は必要なのか?



コブオトシブミ

2010年05月27日 | ゾウムシ科など

コブオトシブミ[Phymatapoderus latipennis]
2010.5.22 空知南部


分布:北海道、本州、四国、九州
体長:6.0~7.2mm


イラクサ科植物につく。

北海道産でオヒョウニレの葉を巻くものはオオコブオトシブミという説がある。

若干大きいらしいが、オヒョウで得たことは無いので違いは良くわからない。

今度、オヒョウニレをスウィープしてみたい。