昨日は撮影の時間が取れないと思いましたが、家族を山菜採りに連れ出すことに成功し2時間程でしたが春の山を楽しんできました。
今回、行った所は札幌市内の定山渓という地域です。
定山渓の山々は落葉広葉樹の展葉が目覚しい時期で、「紅葉」にも似た山々の彩りは、目を癒してくれます。
定山渓は支笏洞爺国立公園内に位置し、美しい渓谷と温泉で有名なところです。
定山渓に因んだ名前の昆虫は多く、ジョウザンシジミ、ジョウザンヒトリ、
ジョウザンナガハナアブ、ジョウザンエグリトビケラなどがあげられます。
そんな、定山渓のある山の麓へ行ってみました。
林道に入ると、最初にキビタキがさえずりで迎えてくれました。
黒地に黄色が眩しい、綺麗な小鳥です。
林道沿いの斜面には山菜の「ウド」が採り頃を迎えています。
山に入って1時間ほどで、30本近くのウドを採りました。
明日からの食卓はウドが続きそうです
山菜の多い場所は、自然環境が豊かです。
エゾエンゴサク
カタクリ
シラネアオイ
キバナノアマナ
春植物もまだまだ楽しめます。
一本の沢筋に差し掛かると、蝶が乱舞しています。
クジャクチョウ、シータテハ、アカマダラ、ルリタテハ。
他にキアゲハ、スジグロシロチョウ、オオモンシロチョウ。
その中でも、最も縄張り意識の強い蝶がいました。それは・・・
キベリタテハ[Nymphalis antiopa]★★
キベリタテハは山地のシラカンバやヤナギ類が生育する水辺付近でよく見られます。
相手が蝶であれば、一回り大きいキアゲハでさえもしつこく追い回しています。
特にキベリタテハルリタテハは激しくも美しいバトルでした。
林道沿いに目を向けるとアザミ、オオイタドリ、アキタブキが背比べをしています。
アザミの葉の中には
オオゴボウゾウムシ[Larinus meleagris]★★
(山地のゴボウ、アザミ類を食する)
ルリイクビハムシ[Lema cirsicola]★★★★
(春に山地のアザミ類に付く)
オオイタドリの周りでは、
イタドリハムシ[Gallerucida bifasciata]★
(低地から山地まで分布。オオイタドリを葉を食する。)
ナガメ[Eurydema rugosa]★
(低地から山地まで分布し、アブラナ科植物に集まる。)
スコットカメムシ[Menida scotti]★
(広葉樹林またはその周辺に見られる。)
カツオゾウムシ[Lixus impressiventris]★
(タデ科植物(特にオオイタドリ)に集まる。)
残雪が見られ、春植物の時期が遅れている山地においても、
昆虫相の方は確実に初夏へとシフトしているようです。
日当たりの良い場所には大好きなタラノキがあります。
手の届く範囲のタラの芽は殆ど採られてしまってますが、
手の届かない範囲のものはまだ十分に残ってます。
捕虫網の柄などを駆使して、今までに採れた事ない位の量が採れ、十分満足しました。
そして、そのタラノキには・・・
シロトラカミキリ[Paraclytus excultus]★
(各種の広葉樹や花に集まる。)
が、止まってました。
もう、カミキリシーズンに突入したようです
今回、行った所は札幌市内の定山渓という地域です。
定山渓の山々は落葉広葉樹の展葉が目覚しい時期で、「紅葉」にも似た山々の彩りは、目を癒してくれます。
定山渓は支笏洞爺国立公園内に位置し、美しい渓谷と温泉で有名なところです。
定山渓に因んだ名前の昆虫は多く、ジョウザンシジミ、ジョウザンヒトリ、
ジョウザンナガハナアブ、ジョウザンエグリトビケラなどがあげられます。
そんな、定山渓のある山の麓へ行ってみました。
林道に入ると、最初にキビタキがさえずりで迎えてくれました。
黒地に黄色が眩しい、綺麗な小鳥です。
林道沿いの斜面には山菜の「ウド」が採り頃を迎えています。
山に入って1時間ほどで、30本近くのウドを採りました。
明日からの食卓はウドが続きそうです
山菜の多い場所は、自然環境が豊かです。
エゾエンゴサク
カタクリ
シラネアオイ
キバナノアマナ
春植物もまだまだ楽しめます。
一本の沢筋に差し掛かると、蝶が乱舞しています。
クジャクチョウ、シータテハ、アカマダラ、ルリタテハ。
他にキアゲハ、スジグロシロチョウ、オオモンシロチョウ。
その中でも、最も縄張り意識の強い蝶がいました。それは・・・
キベリタテハ[Nymphalis antiopa]★★
キベリタテハは山地のシラカンバやヤナギ類が生育する水辺付近でよく見られます。
相手が蝶であれば、一回り大きいキアゲハでさえもしつこく追い回しています。
特にキベリタテハルリタテハは激しくも美しいバトルでした。
林道沿いに目を向けるとアザミ、オオイタドリ、アキタブキが背比べをしています。
アザミの葉の中には
オオゴボウゾウムシ[Larinus meleagris]★★
(山地のゴボウ、アザミ類を食する)
ルリイクビハムシ[Lema cirsicola]★★★★
(春に山地のアザミ類に付く)
オオイタドリの周りでは、
イタドリハムシ[Gallerucida bifasciata]★
(低地から山地まで分布。オオイタドリを葉を食する。)
ナガメ[Eurydema rugosa]★
(低地から山地まで分布し、アブラナ科植物に集まる。)
スコットカメムシ[Menida scotti]★
(広葉樹林またはその周辺に見られる。)
カツオゾウムシ[Lixus impressiventris]★
(タデ科植物(特にオオイタドリ)に集まる。)
残雪が見られ、春植物の時期が遅れている山地においても、
昆虫相の方は確実に初夏へとシフトしているようです。
日当たりの良い場所には大好きなタラノキがあります。
手の届く範囲のタラの芽は殆ど採られてしまってますが、
手の届かない範囲のものはまだ十分に残ってます。
捕虫網の柄などを駆使して、今までに採れた事ない位の量が採れ、十分満足しました。
そして、そのタラノキには・・・
シロトラカミキリ[Paraclytus excultus]★
(各種の広葉樹や花に集まる。)
が、止まってました。
もう、カミキリシーズンに突入したようです
本日の掲載の写真は、先日のマグソクワガタ採集の際に撮った虫たちです。
トガリフタモンアシナガバチ[Polistes riparius]★★★(特)
女王蜂が家族の為にせっせと巣を作ってました。北海道特産種です。
北海道ではアシナガバチ類よりスズメバチ類の方が種類も個体数も多いです。
クロモンハムシ[Gonioctena springlovae]★★(特)
河川敷のヤナギやドロノキを食するハムシです。北海道特産種です。
ドロノキハムシ[Chrysomela populi]★★
名前の通り、ドロノキを食べる大型のハムシです。真っ赤な背中が良く目立ち、大きさは1cm位あります。日本では北海道~九州まで、世界的にはヨーロッパまで分布しています。
クロマルエンマコガネ[Onthophagus ater]★
日本では北海道~屋久島まで分布し、生息環境も林内から草原まで、様々な動物の糞に集まります。
トガリフタモンアシナガバチ[Polistes riparius]★★★(特)
女王蜂が家族の為にせっせと巣を作ってました。北海道特産種です。
北海道ではアシナガバチ類よりスズメバチ類の方が種類も個体数も多いです。
クロモンハムシ[Gonioctena springlovae]★★(特)
河川敷のヤナギやドロノキを食するハムシです。北海道特産種です。
ドロノキハムシ[Chrysomela populi]★★
名前の通り、ドロノキを食べる大型のハムシです。真っ赤な背中が良く目立ち、大きさは1cm位あります。日本では北海道~九州まで、世界的にはヨーロッパまで分布しています。
クロマルエンマコガネ[Onthophagus ater]★
日本では北海道~屋久島まで分布し、生息環境も林内から草原まで、様々な動物の糞に集まります。