キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

先日の不明虫

2006年04月28日 | バッタ目
数少ない手持ち資料の中、調べてみました。
「ドウナンヒラタクチキウマ」ではないだろうか?
と、あやふやな結論であります。
(詳しい人、見ていたら教えてください

確信が得られないのは、この個体が体長8mm程度の幼虫ってことです。
産卵管は短いし、判別のポイントを拡大してみてもハッキリしない・・・。
ん?こいつらって幼虫越冬なの?
今度は成虫探すしかないですね。


ようやく札幌も、春の陽射しが差し込むようになりました。
明日からGWになりますが、北海道のこの時期は、
「花も無ければ虫も無し。緑も無ければ雪も無し」
って感じで、いまいち行楽気分になれない、
タイミングの悪い時期です


それでも、世のお父さん達は、桜を見に函館まで行ったり、
旭山動物園に行ったり、普段はしない釣りに行ったりと、
まだまだ風が冷たい中、家族の為に頑張るのです。
まぁ、自分もそーなんですけど


毎年思うんですけど、北海道だけGWは6月にしてくれないかな~。


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写真整理

2006年04月27日 | 採集記・撮影記
今日は、撮りためた写真を整理してました。

ここで、自分が撮影した北海道らしい昆虫の一部をご紹介。



エゾシロチョウ(2005年7月 恵庭市)



コブスジアカガネオサムシ(2003年6月 北見市)



ハネナガキリギリス(2005年8月 旭川市)



ジャコウカミキリ(2005年7月 旭川市)



ベニモンマダラ北海道亜種(2005年8月 函館市)


早く、キキリ達に会いたいです!


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今年の目標(その5)

2006年04月26日 | ゲンゴロウ科
なかなか暖かくならない北海道です。
4月の北海道の平均気温は平年より1度以上も低いとか。
日照時間も平年の60~70%しかないらしく、山地では雪融けが進んでないらしい。
どうも昨年と同じ状況になりつつあります・・・

さて、外で活動が出来ないので、今日は「今年の目標」シリーズです。
昨年は道外の虫友のリクエストもありゲンゴロウを少しばかり採集しました。
写真の種は「ゲンゴロウモドキ」といい北方系の大型ゲンゴロウです。
特に標本交換では西日本の方に喜ばれます。

「ゲンゴロウモドキ」は特別珍しいものではなく、道東や道北では
一箇所で大量に採れることがあります。

北海道で「ゲンゴロウモドキ」よりも珍しい大型種といえば
「ナミゲンゴロウ」と「エゾゲンゴロウモドキ」があげられます。
この内、「エゾゲンゴロウモドキ」については、主に道南と道東に記録がありますが、札幌周辺ではまだ見つかってなく、自分も縁が無いです。
「エゾゲンモ」とただの「ゲンモ」の主な違いは腹面の模様です。
縞模様になっている方が、ただ「ゲンモ」、縞模様がなく全体的に黄褐色であれば「エゾゲンモ」です。
いずれも、水生植物が豊富な止水域に生息しています。

「エゾゲンゴロウモドキ」 これも今年の目標です


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札幌市内散策

2006年04月23日 | 採集記・撮影記
今日は今年初めて自分のフィールドに行って来ました。

日陰にはまだ雪が残るものの、札幌でも春植物が顔を出しはじめました。


ミズバショウ


エゾエンゴサク


フクジュソウ



水溜りや湿地には、エゾアカガエルとエゾサンショウウオの卵がありました。





ようやく北の大地に春が来たことを実感できました。


さて、昆虫の方ですが・・・
おもむろに朽木(フカフカの赤枯材)を割ってみると、





エゾマイマイカブリとマルガタナガゴミムシがでてきました。



誰かの落し物・・・をひっくり返すと、



マグソコガネもたくさん出てきました。


昨年、ルリボシカミキリなどをたくさん見つけた土場に行くと、
さすがにカミキリや他の甲虫には早かったのですが、
樹皮をめくると・・・


サシガメ類の幼虫


そして、ヒラタクチキウマの一種が出てきました。


ヒラタクチキウマをこんな低地で見たのは初めてです。
詳しい種名は後で調べてみます。


最後に、近くの遺跡 に行って来ました。





札幌にはこんな場所もあるんです。

外国人観光客も喜んで写真を撮ってました。


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今年の目標(その4)

2006年04月21日 | コガネムシ科など
なかなか、暖かくならないので、採集と撮影はオアズケ状態です。
なので、「今年の目標シリーズ」まだまだ、続きます。

さて、写真は何でしょう?

一見、外産カブトの♀のように見えますがクワガタの仲間です。
「マグソクワガタ」という大顎の無いクワガタです。
北海道でこいつがの採れる時期は5月中~下旬。
オサムシが本格化する6月前に、毎年、ある場所へ通っていたのですが、3年連続ヌルって、昨年ようやく1♀採れました。

これはその時の貴重な写真。

まだ朝早く、気温が低かったので流木の下でジッとしていました。
実際は♀よりも♂の方が多く採れるらしいですが、天気が良く風の弱い日に当たったことが無いので、飛んでいる姿も見たこと無いのです。

でもって、「今年の目標」の一つに「マグソクワガタの♂を採る」を上げておきます。

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