キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

ヒメゲンゴロウ

2010年04月21日 | ゲンゴロウ科

ヒメゲンゴロウ[Rhantus suturalis]
2010.4.18 石狩川河口


分布:北海道、本州、四国、九州
体長:10~12㎜


最も普通に見られるゲンゴロウ。
大きな沼でも川でも排水溝でも。
そして、ゴミの下でも。


お久しぶりです。

2007年10月18日 | ゲンゴロウ科
先週末は活動できず、平日も仕事が忙しく、夜は野球中継を観戦・・・。
しばらく虫から離れてしまいました。


札幌は初雪こそまだ降ってませんが、初霜は観測し、朝晩の冷え込みは結構キツイです。
既に各家庭ではストーブを使用している事と思いますが、我が家ではまだまだ我慢しております。
目標は10月一杯使わない事。
でも今年は無理だと思います


さて、野外では甲虫は全く見かけなくなりました。
石やゴミを引っくり返えし、やっとゴミムシを拝めるくらい。
山地では初冠雪を記録した箇所も多く、オサムシは既に越冬を始めたんじゃないでしょうか?


でもでも、水生昆虫は元気なのです!
今日、観察した池では水温が12度。結構冷たいですよ。
しかし、気温はもっと低くて9度・・・。水の方が温かく感じます。
そんな感じですが、網を持って池の水際でガシャガシャ、ジャブジャブとやってみたら、
一年振りにナミゲンの♂に会いました。




正面から顔を撮ってみましたが、優しそうで愛嬌のある顔です。
この顔からはとても食事中の荒々しい動きは想像できないです。



今年も10月はゲンゴロウ探し

2006年10月01日 | ゲンゴロウ科
昨年、探しても探しても採れなかった(ナミ)ゲンゴロウ。
某既産地で自作トラップを仕掛けてみました。




かつての石狩大湿原の面影が残る某沼。




昨晩、仕掛けたトラップ。
中身の方は・・・




おおっ!




(ナミ)ゲンゴロウ[Cybister japonicus]★★★★

北海道でもなかなか採れない種であるが、嬉しい事にダブルイン!
この自作トラップは問題なく使えそう。
しかし、昨晩、4個仕掛けたトラップのうち2個が陸に上げられ、フタが無くなり餌などが消えていた・・・。
動物だと信じたいが、残念である。








こんな光景を見ると、秋も深まってきたなぁと感じます。
撮影&採集は継続しますよ




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今年の目標(その5)

2006年04月26日 | ゲンゴロウ科
なかなか暖かくならない北海道です。
4月の北海道の平均気温は平年より1度以上も低いとか。
日照時間も平年の60~70%しかないらしく、山地では雪融けが進んでないらしい。
どうも昨年と同じ状況になりつつあります・・・

さて、外で活動が出来ないので、今日は「今年の目標」シリーズです。
昨年は道外の虫友のリクエストもありゲンゴロウを少しばかり採集しました。
写真の種は「ゲンゴロウモドキ」といい北方系の大型ゲンゴロウです。
特に標本交換では西日本の方に喜ばれます。

「ゲンゴロウモドキ」は特別珍しいものではなく、道東や道北では
一箇所で大量に採れることがあります。

北海道で「ゲンゴロウモドキ」よりも珍しい大型種といえば
「ナミゲンゴロウ」と「エゾゲンゴロウモドキ」があげられます。
この内、「エゾゲンゴロウモドキ」については、主に道南と道東に記録がありますが、札幌周辺ではまだ見つかってなく、自分も縁が無いです。
「エゾゲンモ」とただの「ゲンモ」の主な違いは腹面の模様です。
縞模様になっている方が、ただ「ゲンモ」、縞模様がなく全体的に黄褐色であれば「エゾゲンモ」です。
いずれも、水生植物が豊富な止水域に生息しています。

「エゾゲンゴロウモドキ」 これも今年の目標です


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