キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

エゾマツ倒木にいたカミキリ

2008年05月31日 | カミキリムシ科
昨日の夕方、札幌市内で見られたカミキリです。



エゾハイイロハナカミキリ[Rhagium heyrovskyi heyrovskyi]



オオマルクビヒラタカミキリ[Asemum striatum]



トドマツカミキリ[Tetropium castaneum]


トドマツカミキリに出会うのは約10年振り。
カミキリを狙うようになってからは初めてです。
北海道にはホソトドマツ、ツヤナシトドマツという近似の2種がいるのですが、
どちらも珍しく、採集も撮影も難しそうです。


エゾドウイロミズギワゴミムシ

2008年05月30日 | オサムシ科




エゾドウイロミズギワゴミムシ[Bembidion baikaloussuricum]
2008.5.14



今日は出張先から書いています。
もうすぐ6月だといういうのに、かなり寒いです


写真のゴミムシは一見ハンモドみたいでなかなか格好良いです。
でも、動きが早く小さいので撮影は難しいです

国内では北海道、国外ではサハリン、シベリアに分布している湿地性の種です。



キボシマダラカミキリ

2008年05月29日 | カミキリムシ科

(上の脱出孔は直径3㎜)


キボシマダラカミキリ[Saperda balsamifera]
2008.5.24 上川支庁南部(カワヤナギ材採) → 2008.5.27 羽脱


コイツを採るのに3年掛かりました!
一昨年は材を持ち帰り、1ヶ月経っても、2ヶ月経ってもヒメバチしか出てこず・・・。
昨年はビーティングで落とそうとするが時期遅れ?
今年も6月に入ったらビーティングで・・・と考えていたのに、
先週、たまたま発見したマグソクワガタのポイントで、
これまた、たまたま見つけた産卵痕の付いている枝を4本持ち帰り、
その内の1本から羽脱したもの。







材採とはいえ初物はやっぱり嬉しゅうございます



セミスジコブヒゲカミキリ

2008年05月28日 | カミキリムシ科




セミスジコブヒゲカミキリ[Rhodopina lewisii lewisii]
2008.4.18 渡島支庁南部(ブナ材採)→ 2008.5.23 羽脱


今度はブナ材からチャボ?・・・
ムムッ!よくよく見るとセミスジコブヒゲではないですか!
触角の特徴で同定しやすい雄は道南で2頭採集した事があるのですが、
雌は今回が初めてです。
本当の狙いはポエキラだったのですが、
これはこれで北海道においては少ない種ですから嬉しいです


PS:先程、嬉しい自己初カミキリが出てきました! 近日発表!

オビモンハナゾウムシ

2008年05月27日 | ゾウムシ科など


サクラの若い実に1㎜も無い小さい穴を見つけたとしたら、
それは彼らの仕業かも知れません・・・。







オビモンハナゾウムシ[Anthonomus rectirostris]
2008.5.26 札幌市

5㎜弱の小さなゾウムシですが、1匹で多くの果実に穴を開けます。
一生懸命、実に噛り付いている姿は可愛いのですが、
サクランボ農家には嫌われている虫です。