今日は「おしりから虫」です。
子供たちに人気の「おしりかじり虫」ではありません。
幼虫系が弱い方は見るのをやめましょう。
もしご覧になって気持ち悪くなっても自己責任ですよ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d0/dc9a535cff50872c275a5e46087c53d7.jpg)
2007.5.16 日高支庁
北海道の山中では良く見かける地味なゾウムシ。吻を除いた大きさは7.5㎜程。
これがチシマゾウムシ[Kurilio monachus]かな?と思って撮影したのだが、
まだちゃんと調べたことがない・・・。誰か正体教えて~
この後、ウロウロして、十数分経って戻ってきたらビックリ仰天!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f9/065f31efd395503086414c8d42cf7693.jpg)
「おしりから虫」が、頭?をクネクネさせながら
ゾウムシのお尻からゆっくり出てきたのであった。
良く見たら、1枚目の写真の時点で少し頭が出ています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/18/ee34a3b215d8fe1d5658d3aac21f7f0c.jpg)
このゾウムシに対して「おしりから虫」の比率は結構なものである。
人間に例えてみたら実に恐ろしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hekomu.gif)
このゾウムシは雄なのか雌なのか判らないが、
産みの苦しみは相当なものであったに違いない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b0/28537d284efedf8b98d3ff8dd5c5cbeb.jpg)
「おしりから虫」は恐らく寄生バエの幼虫。
チョウやガの幼虫を複数飼育すると、かなりの数が寄生バエや寄生バチに
犯されているという話も聞くが、甲虫類も寄生率は結構高いのかも知れない。
そうそう、キボシマダラカミキリの材を採ってきた時も、
材からはヒメバチしか出てこなかったなぁ
本家「おしりかじり虫」のHPを見てみると、かじられた人は、
「すごく楽しくなる とても歌いたくなる さらに踊りたくなる」とあるのだが、
「おしりから虫」が出て行ったゾウムシは、その後、微動だにしなかった。
自然って奥が深いなぁ・・・と、改めて思った出来事であった。