キキリ・キキリ・キキリ

-北海道の昆蟲と自然-

北海道の昆虫の写真を中心に、身近な生き物や自然を紹介しています。

あ~眠い・・・

2006年11月30日 | ハムシ科
11月も今日で終わり。

時が経つのが早すぎ!

仕事の〆切までの日数も残り僅か。

睡眠不足でフラフラです

あ~、採集に出かけたい! 

もう外は、雪ですけど・・・。




アカガネサルハムシ[Acrothinium gaschkevitchii]★★
2004年6月撮影 函館市

ヤマブドウにつく綺麗なハムシ。
北海道では南西部で見られる。

ニジイロクワガタの様な配色が、見かけるたびに見とれてしまいます。


まだまだ忙しいです・・・

2006年11月21日 | カミキリムシ科
毎日、覗きに来て頂いている方には申し訳なく思っております。

泣きそうなくらい仕事が込んでいます。

毎日残業、土日返上でフル回転です。

あと3週間はこんな状態が続きます

これ以上、ブログを放っておけないので、

久々にカミキリ写真貼ります。過去物ですが・・・




ジュウニキボシカミキリ[Paramenesia theaphia ]★★★
2003年7月 美唄市

奇主はセンノキ、シナノキなど。1cm前後の小型のカミキリだけど、黄色い斑紋がとても綺麗。
北海道では全域に分布するも、個体数は少ない・・・らしい。

実際、自分もこの時以来見ていない。
しかも、撮影後に逃げられてしまい、手元に標本がない。
貴重な1枚である。


明日から、再び寒くなるそうだ
あー、やだやだ



初雪

2006年11月12日 | その他
今日、札幌に初雪が降った。
今も猛吹雪です。


初雪は昨年より3日遅く、平年より16日も遅い記録。
初雪が遅かった冬は、次の春も遅い傾向があるような気がするが、
来年の昆虫シーズンが平年並みに幕開けすることを願います


これからの長い冬の間、このサイトのネタをどう探すか、
また、シーズンオフをどう過すか、悩みどころは結構多い。
キキリノートは月2回以上更新していきたいし、採集品の展足は年度内に全て終わらせたい。
そして、今年の反省を踏まえて、来年度の計画を早々に固めて準備したい。
これらの案件は、11月締め切りの仕事を頑張って乗り切ってから、ゆっくり考える事とする。


さてさて話は変わりますが、自分の出身大学に現在通っているKARATAKA君という蝶屋がいる。彼も自分と同じで、ブログの形で北海道の昆虫や風景を紹介しているが腕前は数段上だ。
被写体は蝶類が主体であるが、これからの時期は鳥類を撮るらしい。
いずれも、飛翔写真は素晴らしく見ごたえがある。北海道の期待の新人である。
同じ北海道の昆虫を撮り続ける虫屋さんのサイトとしてここに紹介したい。
是非、こちらも応援して欲しいと思います。

「昆虫が好き!北海道!」




原点の写真

2006年11月10日 | 採集記・撮影記
10月以降、仕事が大変な状況となり、食事と睡眠の為だけに家に帰って来ているようなものです
また、周りでカゼが流行りだし、遂に自分も引いてしまいました
衰えを感じる今日この頃・・・。


頑張って仕事している自分に、ご褒美って訳じゃないですが、先週末新しいプリンターを買ってしまいました。
これまで使っていたのはエプソンのPM-900Cという機種でしたが、遂にヘッドがダメになりました。
年賀状のシーズンですし、思い切ってエプソンPM-A970に買い換えました。

自宅でプリンターといえば、年賀状とマンション自治会の掲示物等を印刷していた程度だったのですが、プリンターの技術も日進月歩。5年も経てば、プリンターにコピー、スキャナー、CD/DVDドライブの機能が付いていました。これには正直、驚きました

これまで撮ってきた写真はPCに保存しているだけでしたが、これからはプリントアウトするのも楽しみになりました。


また、昔、ポジで撮影し現像しただけのものも結構あります。
そこで、新しいプリンターで初めてフィルムスキャンしてみました。



カクムネムツボシタマムシ[Chrysobothris chrysostigma yezostigma]★★★★
2001年8月 白糠町



ヤナギトラカミキリ[Xylotrechus salicis]★★★(特)
2001年8月 白糠町



ヒメギフチョウ北海道亜種[Luehdorfia puziloi yessoensis]★★★
2001年5月 占冠村

カメラもデジタル時代になって、誰もが気軽に綺麗な写真を残せるようになっています。
しかし以前は、フィルム代、現像代も高かったので、バシバシ撮るのが怖かったのを覚えています。
今となっては珍品に近い昆虫も写してあるのですが、ピントや露出がもの凄く甘いのが残念です。

今もそう変わらないけど・・・



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三寒四温

2006年11月04日 | 採集記・撮影記
3、4日前は最高気温10℃未満が続き、霜も降りた。しかし、昨日からは最高気温は15℃を超え、非常に温かく感じた。おまけに今日は快晴。 
暫く山に入っていなかったが、気分転換、チョイ山おやじをやってきた。


少しだけ紅葉を期待して出て行ったが、残念ながら落葉広葉樹のほとんどは葉を落としていた。しかし、目を奪われるほど輝いて見える林があった。
それは、カラマツ林である。



陽の角度によっては金色に見える。普段は昆虫採集のポイントにならないので、気に留めない林であるが、空の青さと西陽の加減が最後の紅葉を鮮やかに演出していた。





この西陽が当たる場所で虫の姿を探す。
まず、目に付いたのが斜面に止まっていたアキアカネ。



さすがに、アキアカネの以外のトンボに出会うのはもう難しい。
居るとしたらオツネントンボくらいかな?


地表を歩く虫を探す。
アリやクモが少し歩いているくらいで、甲虫の姿は見かけなかった。
シカとキツネの糞を見つけたが、糞虫は集まっていなかった。


草むらを歩いていると、ピョンと黒く小さめのコオロギが路上に跳び出した。



オカメコオロギの仲間である。
写真を撮り終わると、また、草むらの中に戻っていった。


続けて草むらを歩いていると、今度は大き目のバッタが跳び出した。



ミカドフキバッタである。

こいつが、こんな時期まで残っているとは思わなかった。
数回、霜が降りているのに、あらためて昆虫の生命力に驚かされた。


そろそろ初雪が降る。人々の生活は長い冬に備え慌ただしい。
多くの昆虫にとっては、残り短い寿命を全うする季節。
今日の様な温かい日は、人にとっても虫にとっても、ホッとする1日だったであろう。



今晩の月